「幼馴染」タグアーカイブ

感想 『異世界料理道 15』 香辛料の匂いにつられて


香辛料の匂いにつられて

ついに庶民食の王様,カレーの気配が見え隠れする中で,街のキャラクターと森部のキャラクターたちにも次々に新しい関係が生まれています.

前回のマイムというキャラクターは主人公といい塩梅の対比的な構造を生みましたが,今回のレム=ドムはヒロインとの対比になっています.

また半分くらいは掌編になっていて本編の補足に使うという珍しい構成でした.

ただ本編の続きが読みたい気持ちも強くジレンマがありますね.
貴族のロリちゃんにまた登場してほしい今日この頃です.

これだけ一定して面白さが持続している作品もないと思うのでずっと楽しめそうな作品だなと再確認しました.


感想 『精霊幻想記 11』 贖罪の意味とは


贖罪の意味とは

とんでもプランからの阻止からの後始末.様々な思惑と嫉妬とすれ違いからそれぞれのキャラクターの立場での悩みが描かれました.

個人的には相変わらずバトルシーンが少なめで物足りなさを感じました.しかしながらキャラクターたちの心情はどれも共感できて,かつ相変わらず主人公のかっこよさや賢さをうまく魅力に昇華させていましたね.

ヒロインたちのそれぞれの身の振り方や敵の狡猾な動きなど次巻でうまく作用しそうなことも多いのでそれがとても楽しみです.


感想 『ちょっぴり年上でも彼女にしてくれますか?〜好きになったJKは27でした〜』


大きいことはいいことです

ひと回り近く年の差カップルのラブコメ攻撃.

いま高校生の読者も,アラサーの読者も巻き込んでいきたいという作者の貪欲な姿勢が見えました.

ヒロインと主人公の尽きず離れずという距離感が絶妙でそこがいちゃいちゃへの説得力だったり臨場感だったりのベースになっています.

ヒロインは文句なしに可愛いのですがいざ三十超えてもこのテンションなのかなと想像したら負けな薄氷の上のヒロインでもあるので今後はそこのバランス感覚が大事になってくる気がしますね.

恋愛は波乱がスパイスだと思うので,今後どのような展開になっていくのか,性癖的な意味でも注視して行きたいと思います.


感想 『ウォーター&ビスケットのテーマ1 コンビニを巡る戦争』


生存競争エンタメ

限られたルールで少年少女がバトルロワイヤル,知略と策謀が入り乱れる中,主人公の規格外な頭脳が光ります.

殺し合いなのに独特なルール設定によって全く雰囲気が不思議でそこが最高にエンターテイメントを補強しています.

主人公は極度の臆病者で生きるためにはどんな石橋でもブルドーザーしていくタイプ.等身大なようで,ぶっ飛んでるバランスがいいですよね.

時間のループやポイントで獲得する能力,想像力を試されるアイテムの活用とオリジナル能力達……この先も何が起きるかわからないドキドキと幼馴染たちのやり取りが本当にワクワクします.

この何処か懐かしく緩やかで暖かな殺し合いの果てに少年少女が何を見出して行くのかにも注目ですね.


感想 『29とJK 4 ~夢のあとさき~』 人の夢とは儚いモノ


人の夢とは儚いモノ.

幼馴染同士で繰り広げられる無慈悲な社会人政治の戦いと番外で進行する人と人と人の夢の話.

前編通してジーンとする雰囲気に包まれていて切なさが炸裂です.

学生読者が置いてけぼりになってないか心配になるくらい社会人の辛さや前を向く強さが賛美されていて力強いエールを貰ったような気がします.

若いキャラクターたちもそれぞれがそれぞれ輝く場所を持っていてしっかり純粋に足掻いているのも対比があっていいですね.

まさかの続くからの今巻も続くだったのでじれったいです.

親友と,恋と夢の後先がどうなるのか早く見届けたいですね.


感想 『精霊幻想記 9』 夜会での攻防


夜会での攻防


丁寧な描写で貴族たちの社交界を描いた今巻.

空ぞれの立場の違いからくる駆け引きが見どころでした.

女性陣が誰もかしこも可愛く美人でいじらしい,それでいて芯がしっかりしています.

それでいて男性陣の中では主人公が飛び抜けて落ち着いているので勝負になりません……こういう際立たせ方もあるのかと感心しました.

最後の最後でいい感じのヒキになっているので次巻が楽しみです.


感想  『29とJK3 ~社畜のいやしはJK~』 宿命は終わらず 社畜に休息なし


宿命は終わらず 社畜に休息なし


前巻から打って変わって箸休めのような助走のような巻と思いきや100メートルを全速力で走るようなスピードで助走してますこれ.

ヒロインたちと主人公の関係が変化する中で変わらないことと貫くことの大切さをどこかで伝えてくれるような印象を受けました.

大人になって社会人になってようやくわかる社会の仕組みと理不尽と子供の時の夢だったり純粋な気持ちが若さあふれるキャラクターと大人,現在と過去の対比で見事に描かれています.

ヒロインたちの成長も見どころなのですがそれに引っ張られる形で主人公も少しずつ何かと向き合えるひたむきさを出していくのがほっこりします.

エピソード的には助走なのですがとんでもない展開になってきました.

恋と夢,理想と現実.

宿命の“対決”がどのような結末を迎えるのかをしっかり追いかけたいと思います.


感想 『精霊幻想記 8.追憶の彼方』 激闘その後、それぞれの思い出


激闘その後、それぞれの思い出


ググっと進行した前巻とは対象的にそれぞれの過去の精算を行った巻になりました.

かつての学院組もそれぞれの過去に縛られていて,他のヒロインたちの過去もしっかりフォーカスが当たってそれぞれが悩みながらも進んでいる様子が描かれていましたね.

バトル控えめでそれぞれの心情にスポットライトが当たった展開なので少し物足りないですが箸休み回としてはかなり満足です.

敵も次の巻からは動き出しそうですし,また大物の新キャラが登場しそうなので色々事態が動いていきそうです.

後半の展開も怒涛でいいところで毎回終わってますね.続きが気になります.


感想 『りゅうおうのおしごと! 6』 焦りは禁物


焦りは禁物


それぞれがそれぞれの想いを抱えながら将棋道を真っ直ぐ突っ走る今作.

前巻の大一番から打って変わって複雑に絡み合うキャラクターたちの関係性模様も楽しいですし,将棋うんちくも磨きがかかっていました.

神様や魂といったモチーフとともに目に見えない気合いとか想いとかが溢れ出して止まらない感じの表現が相変わらず素晴らしいです.

AIが台頭してコンピューター将棋が隆盛してきた中で一歩踏み込んだ描写も印象的です.

小学生の娘さん達もいろいろな初体験をしながら踏みとどまらずに前向きに頑張っているのも微笑ましいです.
次巻へのヒキは強くはないですが,またアニメ化や昨今の将棋情勢によって盛り上がること間違いなしなので,引き続き注目していきたいですね.


感想 『無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜 13』


バトル少なめでも十分楽しい


新妻登場で修羅場が起きるとおもいきや独特な雰囲気は健在.

他の作品ではカットしそうな日常の一コマをしっかり描写するスタイルはこの作品のウリでもありますね.

卒業式の描写も紙幅は少ないもののしんみりせずしっかり文化を感じました.

ハーレムのようには進まないで過去に出てきたキャラクターとかが縦横無尽に動いて登場するエコシステムが強いですね.

エリスの話が飛び道具のように挟まっているんですがこれがまた面白いです.これだけ読みたいくらいですね.