最強の敵との頭脳戦
裏と裏の裏の読み合いが基本のマクロとミクロの頭脳戦が見どころですね.
強大な力を持った主人公とヒロインたちですが敵も常軌を逸した力と頭脳を持っていて手に汗握る演出がニクいですね.
力と力のぶつかり合い,あとはクライマックスまで一直線でしょう.
最強の敵との頭脳戦
裏と裏の裏の読み合いが基本のマクロとミクロの頭脳戦が見どころですね.
強大な力を持った主人公とヒロインたちですが敵も常軌を逸した力と頭脳を持っていて手に汗握る演出がニクいですね.
力と力のぶつかり合い,あとはクライマックスまで一直線でしょう.
新世界での新体験
怒涛の展開から新章までのつなぎといった風情の巻でした.
異世界だけでも新鮮な出会いの連続ですが,その中でまたさらに新しい見識を広めるシーンを描くのは難しいなかで,この作品は真っ直ぐ描いてくれた印象です.
ここに来て株と魅力が急上昇するキャラクターもいて伸びしろが楽しみですね.
次回は料理だけではない大きな展開もありそうなのでそれにも期待です.
痛快蠢動そして騒乱
安心して読める戦記モノな作品でしたがここに来て主人公陣営だけでなく敵側の役者も続々と揃ってきました.
英雄に次ぐ英雄がバシバシ出てきてとにかくやばい雰囲気になってきました.
女性キャラクターたちのたくましさと豪胆さ,そして魅力がいいんですよね.戦場は決して男たちだけでなく女の戦いもある,と.
激突に次ぐ激突必至の次巻も見逃せなさそうです.
同じレベルで見える視点
食料庫の開陳でまだまだこの世界には底力があると感じられたこの巻.
特に相手料理人との宴での直接対決がザ・料理モノ!って感じでとても盛り上がりましたね.
美味しいにもいろいろ種類があって,その一つを極めている相手と相対することで主人公も成長していく.いいサイクルですよね.
毎度恒例の書き下ろし短編も女性陣のそれぞれの個性が出ていてとても良かったです.
次回はついに街を離れた遠征話ということでまた世界の広がりに期待したいと思います.
大戦は続く 否応なしに
帝国を陥落させた主人達が国内安定のため政治に神経を注いでいる裏で遠く離れた場所では因縁と陰謀が渦巻いていました.
前回メインのキャラクター達は過去の因縁含めた精算は済ませたという終わり方なのに,この一冊でここまで話が広がったのは驚くべき演出ですね.
河を挟んでのど派手な三つ巴バトルも激アツですが,相手の裏をかき騙し騙され出し抜かれの軍師バトルも,要チェックですね.
ラスト数ページの衝撃もあり早く続刊が読みたいですね.
香辛料の匂いにつられて
ついに庶民食の王様,カレーの気配が見え隠れする中で,街のキャラクターと森部のキャラクターたちにも次々に新しい関係が生まれています.
前回のマイムというキャラクターは主人公といい塩梅の対比的な構造を生みましたが,今回のレム=ドムはヒロインとの対比になっています.
また半分くらいは掌編になっていて本編の補足に使うという珍しい構成でした.
ただ本編の続きが読みたい気持ちも強くジレンマがありますね.
貴族のロリちゃんにまた登場してほしい今日この頃です.
これだけ一定して面白さが持続している作品もないと思うのでずっと楽しめそうな作品だなと再確認しました.
恋をすることの難しさ
人生ハードモードを見事なロジックで攻略する青春活劇の第6弾.
前回とんでもない人間離れした動きを魅せたヒロインの凄さはそのままにどこまでも等身大の視点で人生の攻略法を進めていく手腕は流石です.
今回主人公は本気で自分の恋や想い,そして他人の想いをも踏み込んで向き合うことになりました.
キャラクターたちは誰しもが特別でキラキラした想いを持っていて,その輝きを文化祭という特大青春ドラマ装置が何倍にも増幅させています.
成長とか恋とか不器用さとかそんな不安定な要素を抱えながらもちゃんと前を向いて進んだり後退したりする主人公が応援したくなりますね.
最後にとんでもない爆弾を落としていったヒロインもいるのでそれを考えつつ次回はスッキリ魅せてくれることを大期待です.
一難去って
前回の大イベントから一点,また新しい起承転結がスタートです.
それぞれの関係値も前回からを踏襲しつつ,新しい一歩を踏み出している様子も描かれていてホクホクです.
キャラクターの関係だけでなく料理道にも新しい展開が.
新しいキャラクターのおかげで従来のところにも新鮮さが生まれてますし,そのおかげで早く続きが読みたいという気持ちも生まれました.
章中に本編に関係のある短編を入れるのも面白い試みです.
今後の展開にも期待したいですね.
生存競争エンタメ
限られたルールで少年少女がバトルロワイヤル,知略と策謀が入り乱れる中,主人公の規格外な頭脳が光ります.
殺し合いなのに独特なルール設定によって全く雰囲気が不思議でそこが最高にエンターテイメントを補強しています.
主人公は極度の臆病者で生きるためにはどんな石橋でもブルドーザーしていくタイプ.等身大なようで,ぶっ飛んでるバランスがいいですよね.
時間のループやポイントで獲得する能力,想像力を試されるアイテムの活用とオリジナル能力達……この先も何が起きるかわからないドキドキと幼馴染たちのやり取りが本当にワクワクします.
この何処か懐かしく緩やかで暖かな殺し合いの果てに少年少女が何を見出して行くのかにも注目ですね.
人の夢とは儚いモノ.
幼馴染同士で繰り広げられる無慈悲な社会人政治の戦いと番外で進行する人と人と人の夢の話.
前編通してジーンとする雰囲気に包まれていて切なさが炸裂です.
学生読者が置いてけぼりになってないか心配になるくらい社会人の辛さや前を向く強さが賛美されていて力強いエールを貰ったような気がします.
若いキャラクターたちもそれぞれがそれぞれ輝く場所を持っていてしっかり純粋に足掻いているのも対比があっていいですね.
まさかの続くからの今巻も続くだったのでじれったいです.
親友と,恋と夢の後先がどうなるのか早く見届けたいですね.