感想 『百神百年大戦』 昼行灯おっさんとツンデレ王女


昼行灯おっさんとツンデレ王女

一昔前の心地よいお約束ラブコメとど派手なバトル,スケールの大きい展開と作者の強みを活かした構成であると感じました.

ツンデレかわいいのと主人公のおっさん感が意外とマッチしていて名コンビな予感です.

キャラクターたちのクセがいい意味で強く魅力があり,行動原理も特徴あるので見せ場の印象も深くて面白かったです.

今後もいろいろな神が出てきては盛り上げてくれそうなので楽しく続きを読ませていただければと思います.


感想 『ちょっぴり年上でも彼女にしてくれますか?〜好きになったJKは27でした〜』


大きいことはいいことです

ひと回り近く年の差カップルのラブコメ攻撃.

いま高校生の読者も,アラサーの読者も巻き込んでいきたいという作者の貪欲な姿勢が見えました.

ヒロインと主人公の尽きず離れずという距離感が絶妙でそこがいちゃいちゃへの説得力だったり臨場感だったりのベースになっています.

ヒロインは文句なしに可愛いのですがいざ三十超えてもこのテンションなのかなと想像したら負けな薄氷の上のヒロインでもあるので今後はそこのバランス感覚が大事になってくる気がしますね.

恋愛は波乱がスパイスだと思うので,今後どのような展開になっていくのか,性癖的な意味でも注視して行きたいと思います.


感想 『やがて恋するヴィヴィ・レイン 6』 世界の引き金を引く手は何本?


世界の引き金を引く手は何本?

壮絶な最後で幕を閉じた前巻から一転.

とんでもないスピードで世界が広がってい来ましたね.

世界観が文字通り地に足ついているのでどんな風呂敷の広げ方でも全てワクワクに変換できるのがこの作品の本当に素晴らしいところだと再確認しました.

主人公とヒロイン,他のキャラクター全てが絶妙な立場での立ち回りを強いられていてそこがハラハラするし,世界の細かい様々なガジェットたち一つ一つがとんでもなく広がりを見せてくれてどこまでも広くて深い懐が垣間見えました.

ど派手なバトルあり,世界規模の謎解きがあり,キャラクターたちの一喜一憂が見ていて本当に楽しいです.

次が最終巻ということで大変寂しいですが,あまり待たずに読めるということで今から本当に待ち遠しいですね.