教師の矜持.生命の価値
あらすじ・内容
教師が生徒を守るため、『本気』を出した時、術式の嵐が吹き荒れる!!
「教師らしく帝国相手に教鞭を振るってきます。全力で物理的な方向に」
前代未聞の計画「義務教育」を進めるリーングラード学園では今日もトラブルが続いていた。資金不足、外部からの妨害、生徒たちの思わぬ行動などに振り回さ れる教師ヨシュアンだったが、忍び込んでいた密偵の殺害という事件が起こり、学園を不穏な空気が包んでいた。元凶の排除に動いていたヨシュアンだったが、 解決の前に生徒の一人、マッフルが、学園外部からの策略に巻き込まれてしまう。マッフルを救うため、王国最強の術式師【輝く青銅】がその真価を発揮する!
新米教師と生徒たちが紡ぐ異世界の学園物語、三時間目は隣国に殴りこみ!?
田舎系中世義務教育ファンタジー第三弾ですが早々に波乱の展開です.
個人的に気になったのは,主人公や諸々のプライドだったりトラウマだったりが確かに現在を形作っていて,それが周囲やいろいろなところに伝染していくさまです.
いや伝染とは少し違うかもしれません.
確かに過去があり,それで今がある.そして信念が生まれた……とどのキャラクターにも背景があると感じられて深いですね.
信念が,芯があるからこそ本気で激昂したり命をかけて動けると.
生徒たちの成長も見どころな作品なのですが,行動哲学だったりバトルシーンの読み応えがしっかり作品に色濃く浮かんでおるのが素晴らしいですよね.