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感想 『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』 アイデア勝負の暗殺術


アイデア勝負の暗殺術

作者の作風をこれでもかと活かしきった作品でした.

典型的なスキル性俺つえーな作品なのにもかかわらず,アイデアだったり演出だったりが独特でそれが作品の魅力アップに大きな貢献をしています.

そして苦戦の演出がうますぎです.手に汗握る戦いが面白かったですね.

主人公は生まれ変わっても暗殺一家という立場を十全に解った上でうまく立ち回っているので,ここに勇者がキャラクターとして登場したときにどんな科学反応が起きるのか,次巻も楽しみです.


感想 『ソードアート・オンライン21 ユナイタル・リングI』 いきなりサバイバル伝説


いきなりサバイバル伝説

大掛かりな仕掛けが終わって一段落すると思いきやまたとんでもない仕掛けの引き出しが披露されて脱帽しました.

典型的なMMORPGの文脈から一気にサバイバルオンラインゲーへのスイッチでキャラクターたちと読者の“混乱”とも呼べる戸惑いが共有されてとても新鮮な読書体験でした.

ヒロインたち含めて長い間かけて成長した彼らの軌跡が見事に結実して物語が進んでいる感覚と,各キャラクター平等に展開が進む中で知恵と勇気と機転で突き進む冒険感が言いしれぬハラハラドキドキ感となって心地よかったですね.

まだまだ物語は序章とのことなので超人気作ですがしっかり追いかけたいと思います.


感想 『暗黒騎士の俺ですが最強の聖騎士をめざします』暗黒と神聖,そのバランス


暗黒と神聖,そのバランス

聖なる属性に耐性のない主人公が苦しみながらも最強を目指し,誰かを守っていく物語.

主人公のバカ真っ直ぐなところが気持ち良い上にヒロインの気高いかっこよさもそそりますね.

全体的に面白かったのですが,途中に出てくる強さとは?という主人公とその父親の問答がとても興味深かったです.良いものを読みました.

ますます激化していく陰謀や主人公たちの成長.

バトルも激アツで進行しそうですね.


感想 『<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラムー 4.フランクリンのゲーム』


曲のある敵

ついに火蓋が切って落とされた絶望的な状況に主人公達がどう相対するのかがまっすぐ描かれていました.

それぞれがリアルで抱え持つ矜持や想いをどっさりゲームに持ち込んで大激突するこの展開は爽快です.

敵が良い.

曲モノ揃いでそらには背景があって……と掘り下げてくれるのでハラハラドキドキ感が増しますね.

女っ気というかヒロイン力の支援がない中でここまでテンション高く読ませてくれるのはこの作品の特徴ですね.

まだまだ続く限られたルールの中ですすむ絶望的な状況をどうやって打開していくのか,目が離せなさそうです.


感想 『とんでもスキルで異世界放浪メシ 1 豚の生姜焼き×伝説の魔獣』


何でもありの通販

あらすじ・内容

――その男、異世界の胃袋を鷲掴み!!

現代日本から剣と魔法の異世界へと召喚された向田剛志。どんな大冒険が待っているのかと思えば、実はムコーダは「勇者召喚」に巻き込まれただけの一般人だった! そんなムコーダの初期ステータスは正規の勇者(3人もいる!)に比べてかなりしょぼい……。さらにムコーダたちを召喚した王国がうさん臭く、「あ、これ勇者を利用しようとするやつだ」と察して一人城を出るムコーダ。この異世界でムコーダが唯一頼りにできるのは固有スキル『ネットスーパー』――現代の商品を異世界に取り寄せられるというものだけ。戦闘には向かないが、うまく使えば生活には困らないかも? と軽く考えていたムコーダだったが――? 実はこのスキルで取り寄せた現代の「食品」を食べるととんでもない効果を発揮してしまうことが発覚! さらに、異世界の食べ物に釣られてとんでもない連中が集まってきて……!?
「小説家になろう」年間1位のとんでも異世界冒険譚、ついに登場!

とんでもスキルで異世界放浪メシ 1 豚の生姜焼き×伝説の魔獣
異世界の通貨でネット通販が使えておまけに食材にバフが乗るというチートモノ.

料理描写がクドくないバランスでちゃんと美味しそうに感じる点が良かったです.

キャラクターもさっぱりしてますが神狼と女神がコロッと食べ物で陥落するあたりがコミカルで面白いですね.

経済的にも能力的にもかなりやばい能力なんですがお気楽な主人公が全能感を和らげていて良い塩梅です.

改めて思う日本のネット通販ほんとヤバすぎる.

またいろんなキャラクターが食べ物で陥落するさまが見れそうなのでそこが楽しみな作品です.


感想 『<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラムー 1.可能性の始まり』 


可能性への道標

あらすじ・内容

各プレイヤーの行動や性格、プレイスタイルによって独自に能力が進化するシステム<エンブリオ>。人と間違うような、確かにその世界に息づくNPCたち<ティアン>。そんな夢のようなシステムを備えたダイブ型VRMMO<Infinite Dendrogram>は、瞬く間に一大ムーブメントとなって世界を席巻し、数多くのユーザーがこのゲームを楽しんでいた。大学受験を終えて東京で一人暮らしを始めた青年・椋鳥玲二もまた、受験勉強の終了を記念して、かねてより兄に誘われていた<Infinite Dendrogram>を起動する――。

レベル,スキル,アイテムボックスにアイテムドロップ……オーソドックスなスキル性システムに理解のし易いシンプルな説明ですっと世界に入りやすかったです.

自分の可能性を目に見える形で示してくれるVRMMOの世界で待ち受ける利己的な,どこまでも人間らしい陰謀や無邪気なイベントの数々.

裏側にある設定がしっかりしているので特に違和感も感じずに読むことができました.

キャラクターは1巻にしては多いと感じたものの,一人一人の個性が面白いので見ていて気持ち良いです.

まだまだ戦闘シーンも見足りないので次巻からはどんどん事態が深刻化していくことを求めます.


感想 『黒の召喚士 1』 古今東西気苦労の絶えない召喚士


古今東西気苦労の絶えない召喚士

あらすじ・内容

この男――戦闘狂にして最強!!!
クセになる爽快感! 痛快“成り上がり”バトルファンタジー

見 知らぬ場所で目を覚ました男には、ここがどこなのか、自分が誰なのか、全く記憶がなかった。ガイド役に尋ねてみると、異世界へ転生する権利を得た自分が、 前世の記憶をすべて引き換えにしてレアスキルを獲得、“召喚士ケルヴィン”として転生を果たしたらしい。しかも、この世界の女神メルフィーナまで配下に従 えており――!?
そして、始まる冒険者ライフ。『古城の悪霊騎士』『潜窟の悪魔』――次々に現れる強敵を前に自然とこぼれる笑みは、まさにバトルジャンキーの証だった!!
黒のローブを身に纏った重度のバトルジャンキーが、仲間と共に“英雄”へと成り上がる爽快バトルストーリー、堂々の開幕!!

戦っては仲間を増やし,ワイワイやっていくスタイル,嫌いではないです.

戦闘描写もしっかりしているしヒロインたちも可愛いです.

ただやはりスキル性の世界観だとそのスキルそのものがわちゃわちゃしてしまって頭に入ってこないですね……いろいろ気にしてしまうとダメかもしれません.

ジェラールという騎士の幽霊?がお気に入りです.もっと見せ場があってもいいかと.

今後はどんなモンスターやキャラクターが出てくるのかというところにも注目したいですね.


感想 『NO FATIGUE 〜24時間戦える男の転生譚〜 3』


精神と信仰の関係性

あらすじ・内容

0歳からの24時間無双ファンタジー、第三弾!

女神アトラゼネクより“24時間疲れない”能力【不易不労(ふえきふろう)】を授かった加木智紀(かぎとものり)。悪神の力で転生した通り魔を倒すため、彼は子爵家の四男エドガーとして、異世界で第二の人生を歩み出した。
悪神の息が掛かった暗殺教団<八咫烏(ヤタガラス)>。わずか1歳足らずにしてその首領ガゼインに見込まれたエドガーは、教団への潜入を果たす。
そこで出会ったのは、ダークエルフの少女エレミアをはじめ、暗殺任務をこなさせるために洗脳され、労働と戦闘訓練を課せられている子どもたちだった。
彼女たちを助け出すことを心に誓ったエドガーは、次々と明らかになる教団の真実を前に、ついに反撃の狼煙を上げるが……!?
「俺はサンタマナを潰し、俺のための王国を打ち立てる。――一緒に来ねーか?」
逆転に次ぐ逆転、先行き予測一切不能! 激動のクライマックスを迎える暗殺教団編の他、書き下ろしエピソード満載の第3巻登場!!

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今回は何故か各キャラクターの内面の深堀とその信仰するものの不安定さにかなり踏み込んでいました.

大きな区切りのクライマックスだったのですが,バトルがかなり盛り上がって迫力がありましたね.

スキル性の醍醐味でもある豊富な選択肢のどれで裏をかくか……といったところも見どころでした.

ヒロインだけでなく,各女性キャラクターの強かったり怖かったりするところが強調されていて,また深く読み応えがありました.

いよいよ現世とライバルの動きが徐々に明らかになり,陰謀感が増したので,次回はぜひそこら辺のハラハラドキドキを楽しみたいと思います.


感想 『NO FATIGUE 〜24時間戦える男の転生譚〜 2』


テンプレなスキルアップの心地よさ.

あらすじ・内容

エドガー、暗殺教団<八咫烏(ヤタガラス)>に潜入――!

悪神の力で転生した通り魔を追い、異世界にて再び生を受けたエドガー。女神アトラゼネクより“24時間疲れない”能力【不易不老(ふえきふろう)】を授かった彼は、不眠不休でスキルを磨き、襲い来る悪神の使徒を次々に打ち倒す。
ようやく訪れた、両親と過ごす安息のひと時――と思ったのも束の間、何者かにより屋敷が襲撃されてしまう!
「エドガー・キュレベル。お前を誘拐する!」
襲撃してきたのは、悪神を崇める暗殺教団<八咫烏(ヤタガラス)>の首領ガゼインと、その子飼いの暗殺者たちだった。エドガーはあえて誘拐されることを選 択し、教団への潜入を果たす。そこにはダークエルフの少女エレミアを始め、多くの少年少女が集められていた。さらに彼らは、労働や聖務と称した暗殺を強い られており――!?
闇の中に一筋の光を放て! 暗殺教団編、開幕!!

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相変わらずの王道スキル制異世界召喚モノなんですが小気味よい感じで進むので限りなくノーストレス.

また新キャラが一気に追加され,かつそれぞれに魅せ場があるのでそれが程よいテンポにつながっています.

最後のショートエピソードで世界がグッと広がり,さらに陰謀渦巻くさまでドキドキワクワクしました.

主人公の企みと敵の陰謀がガチでぶつかり合う様が早く読みたいですね.


感想 『NO FATIGUE 1』 果てる疲労と飽くなき精神


果てる疲労と飽くなき精神

あらすじ・内容

異世界で得た能力(ちから)は“24時間疲れない”!?

「……たしかに、これはあんまりね」
通り魔から女子高生を庇い、不慮の事故で殺され、加木智紀(かぎとものり)の人生は幕を閉じた……はずだったのだが、気がつくと目の前には女神と名乗る美女が。
彼女は智紀を異世界に転生させてくれると言う。
「――その代わり、あなたがこれから行く異世界に例の通り魔も転生しているから、この力を使って彼を倒してほしいの」
そう、事の発端の通り魔――杵崎亨(きざきとおる)は悪神の力によって異世界で再び生を受けていたのだ。
智紀は心身共に“24時間疲れない”能力(ちから)を得て、通り魔を追い異世界へ。
子爵家の四男エドガーとしての第二の人生が幕を開けた。
【不易不労(ふえきふろう)】の力を活かし、四六時中修行に励む0歳児、赤ん坊のエドガーは常人ではあり得ない速度で次々にスキルを磨き上げていった。
そんなある日、父親が司令官を務める軍の砦が敵組織<黒狼の牙>に襲撃され、エドガーも敵に遭遇してしまう。
その特徴は智紀の仇敵である通り魔のそれと酷似していて……!?

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個人的にスキル制,レベル制はかなり苦手なのですがこれはさっくり読めました.面白かったです.

疲れないし飽きないということがうまくチートに盛り込まれているんですが,どちらかというとメインはその土台でどれだけスキルを習得できるかというところが焦点なのであまり他と変わらない印象です.

キャラクターもバランスのいい塩梅だったので読みやすかったです.

あまりエロイベントが起きないのもメリハリのある展開に活かせている気がします.

こうなるとダークサイド側の視点も気になりますね.楽しみです.