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感想 『<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラムー 3.超級激突』


怒涛の強者大激突

数十万人がプレイするオンラインゲームで陰謀やらなにやらが入り乱れるとそれはこうなるだろうという密度の物語ですね.

表の派手なイベントを中心に盛り上がる感じとは対比的に,裏の水面下の陰謀やら工作やらも同時に描かれていて楽しいです.

前回の戦闘で得られたアイテムや経験が確かに主人公の成長につながっているのもポイントですね.

後半についている別視点のサイドストーリーもグッと深く物語を理解する手助けになりました.

次巻はさらなる状況の混乱と今回地味だった主人公の活躍が描かれそうなのでそこが楽しみです.


感想 『ソードアート・オンライン18 アリシゼーション・ラスティング』


集結し決着することの意味

長大な章の一つの終焉を見ました.

リアルと仮想世界,目まぐるしく変わる状況と戦いの最中にふと訪れる人間味の深さ.

すべてが合流して流れていく大きなうねりの展開できれいに着地してエンターテイメントを感じる幸せな時間を過ごせました.

キャラクターも新旧勢揃いでとても嬉しかったですし,敵側もとにかく濃くて飽きなかったです.

アリシゼーションの1巻目のシーンが最後にはありありと思い浮かべることができたのでジーンとなりました.

願わくば新たな希望と永久に続く冒険に乾杯を……キリトくんには安らかなお休みを……


感想 『ソードアート・オンライン 17』 群雄割拠 乱闘乱舞


群雄割拠 乱闘乱舞

ライトノベル最高峰のこの作品.

ヒロインたちが続々と投下されてかなりの豪華な顔ぶれのサービス無双と思いきや,蓋を開けたらストレス展開の連発でなんともいえない展開に.

助走が長いほうが高く飛べますが続きはどんな感じになるのか,前巻と同じく混乱が続いているので全く予想がつきません.

賛否両論別れる中国と韓国の登場ですが個人的には非常にニュートラルな気持ちで読めました.逆にこの程度の煽りで心動かされるのもどうかなと.

ヒロインたちだけでなく今までの脇キャラクターたち誰もが信念のかたまりで,確かに息づいていて,そこであがき苦しみもがき掴み取ろうとするその空気感が相変わらずすごいですね.

きれいな着地を期待する次巻ではそれぞれ個々の物語もしっかりした決着を求ていきたいですね.


感想 『<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラムー2.不死の獣たち』


想いは死なず

あらすじ・内容

決闘都市ギデオンへと辿り着いたレイは、手に入れた特典防具の性能実験をしたり、ガチャを引いたりしながら自らの能力向上に努めていた。そんな中彼は、ギデオン周辺で最近子供を攫う非道な組織『ゴゥズメイズ山賊団』がはびこっていることを知る。偶然知り合ったプレイヤー・ユーゴー、キューコと共に、子供の救出と山賊団の討伐へと向かうレイ。そこにはまたしてもイレギュラーな事態が待ち受けていて――!! 超人気VRMMOファンタジー、待望の第2巻!!

子供を攫い,喰らい,身銭を稼ぐという極悪非道を絵に書いたような敵とふとしたきっかけで出来た友情の絆が印象的な巻でした.

世界の広がりを無限に感じるほか,制約やルールも多く工夫が楽しそうな世界ですね.

新キャラクターも個性的なのですが敵のいい感じの強敵感とアイテムのフレーバーの香ばしさがわくわくを増大させます.

次回からぐぐっと物語が加速しそうなので大混戦みたいなものも読みたいと期待しつつ待ちたいと思います.


感想 『<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラムー 1.可能性の始まり』 


可能性への道標

あらすじ・内容

各プレイヤーの行動や性格、プレイスタイルによって独自に能力が進化するシステム<エンブリオ>。人と間違うような、確かにその世界に息づくNPCたち<ティアン>。そんな夢のようなシステムを備えたダイブ型VRMMO<Infinite Dendrogram>は、瞬く間に一大ムーブメントとなって世界を席巻し、数多くのユーザーがこのゲームを楽しんでいた。大学受験を終えて東京で一人暮らしを始めた青年・椋鳥玲二もまた、受験勉強の終了を記念して、かねてより兄に誘われていた<Infinite Dendrogram>を起動する――。

レベル,スキル,アイテムボックスにアイテムドロップ……オーソドックスなスキル性システムに理解のし易いシンプルな説明ですっと世界に入りやすかったです.

自分の可能性を目に見える形で示してくれるVRMMOの世界で待ち受ける利己的な,どこまでも人間らしい陰謀や無邪気なイベントの数々.

裏側にある設定がしっかりしているので特に違和感も感じずに読むことができました.

キャラクターは1巻にしては多いと感じたものの,一人一人の個性が面白いので見ていて気持ち良いです.

まだまだ戦闘シーンも見足りないので次巻からはどんどん事態が深刻化していくことを求めます.


感想 『フェアリーテイル・クロニクル 4』 エルフの里でえろえるふ


エルフの里でえろえるふ

あらすじ・内容

待望の新章突入。エルフの森へ向かう宏達を待つものは!?

異世界に飛ばされてすでに半年以上が経過していた。宏達は元の世界に帰る手段を探るべくウルスを離れることに。目指すは森の神・アランウェンの神殿があるエルフの森。そこで待つのは波乱の物語? お宝素材!?

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うってかわって本格冒険本格ダンジョン!な巻でした.

それっぽいお色気担当のエルフちゃんが投入されたおかげで恋のバトルにもいろいろと波紋があったのが微笑ましいです.

また本格的なダンジョン攻略とあって,バトルよりもどちらかというと進行上の工夫みたいなところに焦点があたっていたのが嬉しかったです.

かなり気になるヒキかなと思いますがしっかりとした着地点を熱望です.


感想 『フェアリーテイル・クロニクル 3』 ひとつの終わりと新たな出会い


ひとつの終わりと新たな出会い

あらすじ・内容

大ヒット御礼。今をときめく「生産系」ファンタジー、第三弾!

VRMMO『フェアリーテイル・クロニクル』によく似た異世界に飛ばされてきた東宏(あずまひろし)と藤堂春菜(とうどう・はるな)。至高の職人・宏の空気読まない異世界ライフは今日も続く!

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大トリのボスもマイペースに撃破して,ゆるゆる生産異世界ライフは変わらずといったところ.

ファンタジー要素とそれをぶち壊す生産要素がマッチすると解説も楽しい要素が生まれるところに個性があって素敵です.

主人公の女嫌いが思った以上に恐ろしいほど足を引っ張るのでびっくり.

綺麗な着地を期待しつつ,またゆるゆるな進行を見せて欲しいですね.


感想 『フェアリーテイル・クロニクル 2』 スキル性の相性の良さ


スキル性の相性の良さ

あらすじ・内容

モノづくり系ファンタジー第2弾! 宏の異世界ライフは続く…

異世界に飛ばされて以来、厄介事続きの宏と春菜。ファーレー ン王国の王太子から依頼を受け、王女エレーナの治療を請け負う。まさかそれが王国の一大事に発展するとは思いもよらず……!? まったりモノづくり系異世 界ファンタジー、待望の第二弾! 至高のクラフト職人・宏の空気読まない異世界ライフは今日も続く!

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典型的なスキル性の物語なのに設定開陳にストレスがないのは重要ですよね.

前回ちら見せした敵側の傀儡系女子キャラが思ったよりもどうしようもなくて逆に燃えますね.

戦闘シーンは派手ではなく設定の折り合い合戦なのですが,そうと割り切れば非常にわかりやすいのでそこもストレスない感じでした.

いよいよ敵の暗躍が本格化しそうなので主人公達の持ち前ののらりくらりでどうやってやり過ごすのかがみものです.


感想 『フェアリーテイル・クロニクル 1』 MMOモノづくり系


MMOモノづくり系

あらすじ・内容

ヘタレ男と美少女が綴る「モノづくり系」異世界ファンタジー!

《電子版限定オリジナルショートストーリー収録!》不慮の事 故で飛ばされた異世界は、人気VRMMO『フェアリーテイル・クロニクル』そっくりの世界だった。ゲーム内で生産職人として高いスキルを保持していた宏 は、そこで再会したクラスメイトの春菜と共に自給自足の生活を開始することになるのだが……!? 「モノづくり系」異世界ファンタジーの始まり始まり。

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MMOへの異世界召喚物では珍しく,主人公の戦闘能力ではなくクリエイティビティで勝負するタイプ.

この手の話で重要なのは1巻目でやるゲームのシステムや世界のルール,主人公の適正などの説明シーンなんですが,この作品ではストレスなく必要十分な量を適度な頻度のバランスで渡してくれる感じです.

そのバランス感覚が自分に合っていたのと,起こるイベントをのらりくらりとしながらも自分の考えでガンガン進むさまが心地よかったです.

キャラクターの個性としてはそこまで強烈じゃないのですが,これから掘り下げられると思いますので今後に期待です!


感想 『ログ・ホライズン 10 ノウアスフィアの開墾』 わがままで救うということ


わがままで救うということ.

あらすじ・内容

シロエが苦悩の果てに出した決断は――!!

ロエ2の手紙が示唆した〈航海種〉という第三の存在、〈典 災〉を名乗るモンスターによる〈大地人〉への危害など、クラスティを欠いた円卓会議は紛糾していた。元の世界への帰還か、大地人の救命か? シロエは己に 問い続けながらも、次の一手となる「月」への交信方法を探るべく、大規模戦闘シブヤダンジョンへ挑む!!

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腹黒メガネがたどり着いた境地にやっぱりジーンとしますね.

レイドコンテンツの醍醐味でもある集団戦闘と主人公(達)の葛藤がシンクロする綺麗な作りでクライマックスへの演出がされていてかなり盛り上がりました.

一人ひとりのキャラクターがそれぞれに不完全で,補い合いながら自分の大切な何かを切磋琢磨する.

そんなドラマをバックに,世界の謎と選択が進行していく.

ようやく明らかにされつつある設定と伏線がいくつか開示されたのでそこも魅力になりそうなのですが,やっぱりドラマ部分とそれ以外のバランスが素晴らしい作品ですね!