「ハーレム」タグアーカイブ

感想 『龍と狐のジャイアント・キリング  2.空飛ぶ機兵の大胆な墜とし方』


下克上ほっこりバトル

あらすじ・内容

龍一郎の指揮のもと、狐貂を筆頭とした神霊種たちの活躍により、敗戦寸前から一転、息を吹き返した日ノ本共和国。一方、この事態を重く見た帝国側は、これまで数々の戦果を上げてきた最強の切り札を関東戦線へと送り込む。これに対抗すべく龍一郎は、カラス天狗たちの隠れ里を訪ねるのだが、そこに居たのは峰葉心と名乗る美少女ただ一人だけで!?一騎当千の力を持つ神霊種たちを導き、大帝国の巨大鋼鉄機兵を撃滅する激熱必至のファンタジー戦記、第二幕!!

今回も強大な敵をいかに工夫して倒すか……という背景の骨子はそのままに新キャラのポジティブな感じと既存キャラのしっかりした掘り下げが丁寧に描写されていて満足です.

作品に出てくる神霊種のキャラクターたちは誰も彼も可愛く強くそして何処か不器用に表現されていて読んでいてほっこりする要素満載です.

新キャラのカラス天狗ちゃんも愛くるしくなかなかピーキーな動きをしますね.恋のバトルにも波乱を起こしてくれそうです.

関東の戦線が一旦落ち着いたので他の地方や帝国のさらなる動きが気になる続きです.

次巻にも爽快な下克上を期待です.


感想 『精霊幻想記 7.夜明けの輪舞曲』 復讐の邂逅


復讐の邂逅

あらすじ・内容

レイスが操る魔物の大群に襲われていたリーゼロッテたちの一団を発見し、その戦闘へと加勢したリオ。圧倒的な力でもって次々と魔物を屠ってみせた彼に対し、その場に居た誰もが強い興味と関心を示す。またリオも更なる勇者召喚の情報を求め、貴族たる彼らと友好的な関係を築こうと動き出すが――「どうだ? 俺はお前にとって、お望みの人間だったか?」「……ああ、ずっと探していた」その過程でリオは、追い続けてきた憎き男との邂逅を果たす!!

一難去ってまた一難.森の魔物を退けたあとは街での休息と思いきや,やはりそうそう平穏は訪れないですね.

過去に登場した人物が前巻で再登場して今巻でもしっかり活躍するということがサービスっぽく感じて嬉しかったですし,勇者のウザさや女性キャラクターたちの可愛さなどがますます増してパワーアップを感じました.

思惑がたくさんある以上大人の考え方はたくさんあるもの.この作品は謝罪や貸し借りなどの機微が丁寧に描かれているのでそれがしっかり異世界での生活や文化の魅力を増しています.

因縁の敵との邂逅でますます深みが増した物語の行方も気になりますね.

あくまで冷静にそれでいて愛らしいキャラクターたちの行く末を見守りたいと思います.


感想  『楽園への清く正しき道程 3(庶民出身の国王様がまたご愛妾を)』 淡い恋心が結ぶ縁


淡い恋心が結ぶ縁

あらすじ・内容

野村美月のファンタジー・ハーレム(予定)コメディ、錯綜する第3弾!!

可 愛いお嫁さんを迎えたのに、王妃との間に世継ぎの男児が誕生するまではいちゃいちゃ禁止と申し渡されてしまったルドヴィーク。そんな中、国王を敬愛する女 騎士エヴァリーンに縁談が持ち上がる。結婚したら国王様の騎士ではいられないと思い詰めた彼女は、フロリンという強力な助っ人を得て、思いを伝えるべく大 奮闘! また幼なじみのエヴァリーンの結婚話に焦った公爵令嬢のテレーゼも暴走し――!?

それぞれのキャラクターが秘めていた想いが,発散するところはされて,拗れるところは拗れて,また更に溜め込まれたものは濃くなっていった今巻でした.

メインヒロインの暗躍とも言える活躍で展開が進んでいたこのシリーズですが,主人公もしっかり成長し,また周りに恵まれることによってかなり積極的に行動していけるようになった様が見れた巻でもありましたね.

貴族平民といった理解しやすい要素と,女心や陰謀などといった要素が絡んで物語に深みが増していました.

そして女性キャラクターが本当に魅力的でたまりません.
あのキャラクターが今回こんなに可愛くなるとは!

後半の急展開には驚きましたがそれもまたスパイスととらえたいですね.


感想 『楽園への清く正しき道程(1番目はお嫁さんにしたい系薄幸)』


いじらしいハーレムコメディ

あらすじ・内容

野村美月のファンタジー・ハーレム(予定)コメディ、第2弾!!

「すごくいいことを考えちゃった!」王妃のひと言を発端に、 城内で”お嫁さんにしたい子番付レース”が大々的に開催される。優勝した娘は国王様の寵姫として迎えられるという噂が広がり、城中がヒートアップ! そん な中、ルドヴィークはいじめに遭っている内気な侍女と知り合い、王妃の協力も得つつ、地味な彼女を勇気づけるため魅力的に変身させることに。だが一方で、 レースに不正の疑惑が持ち上がり……!? ファンタジー・ハーレム(予定)コメディ第2弾!

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女の子で一喜一憂している主人公とそれを支えつつもいじらしく自分の気持ちを抱えて気づかないヒロインがたまりませんね.

ボンドガールのように次々に新しい女の子が出てくるのが特徴な今作ですが,今回は大人しい小動物系のメイドさん.その道のお兄さんにはたまらない感じじゃないでしょうか.

ただどんなキャラクターにも一本芯みたいなのが通っていて,過去だったりが背中に乗っていて……そこがキュートでした.

何人かすでに顔見せは終わっているので,次はどんな女の子が素敵な表情を魅せてくれるのかが楽しみですね.


感想 『楽園への清く正しき道程(0番目は北国産のツンドラ王妃?)』


本当に求めていたハーレムもの来てしまいました.

あらすじ・内容

野村美月のファンタジー・ハーレム(予定)コメディ、開幕!!

庶民から一転、玉座を継ぐことになってしまったルドヴィー ク。さっそく「国王の一番大切なお仕事」として告げられたのは、「大陸で一番高貴な血筋のお妃様を迎えること」! ところが現れた美しい花嫁は、彼の顔を 見るなり呟いた。「キモイ……」そのまま王妃となった彼女と冷戦状態に突入するルドヴィークだったが、実は王妃にはある秘密があり、それを知った彼は、彼 女とひとつの契約を交わすことに……。ファンタジー・ハーレム(予定)コメディ、開幕!!

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最強タッグがハーレムものの金字塔になりそうな新シリーズを始めたという印象です.

主人公が素敵で頭も回るし,ヒロインは正統派なツンドラで,二人のやきもきするやり取りが微笑ましくもドキドキしました.

いい人,と言われることの男子の切なさも詰まってます.

これから陰謀だったりほれたはれたが次々に待っている予感を考えるとかなりわくわくします!

願わくば長く続くシリーズになりますように……


感想 『クロニクル・レギオン 3』 このシチュエーション、燃えるしかない


正面衝突で大激戦なこのシチュエーション.燃えるしかない.

あらすじ・内容

皇国の若き志士たち、ついに歴史の表舞台に立つ! 獅子心王 リチャード一世の襲撃から辛くも駿河を守り切った征継(まさつぐ)たち。だが息つく暇もなく、大英帝国軍が東海道地方の州都・名古屋を陥落させてしまう!  壊滅状態の東海道州を立て直すため、東海道総督の座を立夏(りっか)が継承し、駿河を臨時州都とした新東海道将家が成立。さらに皇女志緒理(しおり)は 歴史の表舞台に立つため、東方ローマ帝国の大元帥カエサルをも巻き込んだ大胆な賭けに出る! ついに軍の中心に躍り出た志緒理。腹心の将として、新東海道 軍特務騎士団「新撰組」の副長に就任した征継。そしてローマが呼び寄せた謎めいた新たな復活者(リザレクト)……。 大英帝国軍指揮官・黒王子(ブラック プリンス)エドワードが本陣を構える箱根にて、ついに両陣営が全面衝突する!

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またラブコメ路線もしっかりとそれも着々と進展していてドキドキの展開に.
特に印象的だったのが今回本格的に恋のバトルに参戦してきた立夏さんで,出遅れた自覚もありながら積極性を見せてグッと魅力が上がった気がします.

三大ヒロインのスポットライトの浴び方も素晴らしかったのですが,男連中の策略と暴力のぶつかり合いもとにかくド派手で面白かったです.

軍略のぶつかり合いと巨大兵士たちの派手なバトルが更に磨きかかって作品全体が華やいでいる印象ですね.

また作品最大の謎である主人公の招待もかなりヒントが出された印象.

盛り上がっています.


感想 『スカイ・ワールド11』 ハーレムヘイト管理MMORPGの金字塔


ハーレムヘイト管理MMORPGの金字塔,堂々完結ですね.

あらすじ・内容

共闘の末、開かれた第一軌道への扉!

第一軌道島アイオーンにたどり着いたジュンたちは、サクヤのために残された希望をついに掴んだ! 願いが叶うと歓喜するメンバーにアイオーンの主・コノハは告げる――「サクヤという冒険者は、このままでいい」と。

 

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この作品は自分も思い入れがあって,MMOにおける楽しさだったりキャラクターの魅力だったりクエストのモチーフの旨さだったりを再発見するきっかけだったので寂しいですが全体通してかなり満足な作品でした.

オチや世界の真相は結構意外だったのですが,まぁこういう因果も納得できなくもないと腑に落ちました.

バトルも一杯でこってりでもあったのですが,リアルな世界が薄い描写なのに思ったよりもしっかり影響濃く描かれているのが印象的でしたね.

ベテラン作家の安定したエンディングと言ったところでしょうか.お疲れ様でした.


感想 『デート・ア・ライブ 12』いつかやって欲しかった逆攻略路線


主人公ピン表紙が冴え渡る最新刊.

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恋愛攻略+バトルでガンガン進むのがこの作品のミソですが,いつかやって欲しかった逆攻略路線をこんなにガッツリやってくれたのが素晴らしいですね.

ハーレムの一つの到達点でしょうか.
色々な経緯を持って集まったメンツなので総集編のような豪華さがありますし,一人ひとりのヒロインの可愛さと個性が更に相対的に引き出されて満足です.

ストーリーの方は佳境の一歩手前と言った感じで中々の盛り上がりです.
この巻数にして新たな問題と明らかになる真実に今後も目が離せないと思います.


ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた 5 感想


大乱戦をこの淡々とした筆致で描けちゃうのが逆に新鮮でした.

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ヒロインはそれぞれ可愛いんだけど主人公が相変わらずの没個性……なのに、割りといい味出してます.ただあまりの大量殺戮によるレベルアップでまた異常にパーティが強化されてしまうことが予想されるので,今後のパワーインフレが心配です.
エルフの姫はいいけど正直薄かったので時間に期待するしかないですね.
これだけ乱戦なのも俺つえーでは珍しい気がするのでつえーが際立ってて逆に良かったです.


『スカイ・ワールド 10』 感想 複雑極まる陰謀劇に,思い思いの恋愛模様


徐々に明かされる世界の秘密.複雑極まる陰謀劇に,思い思いの恋愛模様.クライマックスに相応しい様相を呈してしましたね!

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急展開がバンバン出てきて,キャラクター達がこれでもかってくらいイキイキしていて風呂敷を閉じつつも広がりを忘れない作りが流石だなと感じています.
世界の真実とは.主人公の選択,ヒロインの選択.収束する物語にまだまだ目が離せなさそうです.