宇宙の広さと狭さの饗宴
大スペクタクル架空スポーツの祭りがここに開演と思わんばかりの盛り上がりが何回も出てきてとても興奮した巻になりました.
主人公が等身大通り越してとても子供っぽい猪突猛進なところが気になる人もいるでしょうけど,そのまっすぐさを垂直線として他のキャラクターたちの魅力が対比的に描かれているのでとてもいきいきと感じました.
女性陣も,大人っぽいところと少女なところが共存していたので前回と比べて彼女たちの魅力の輪郭がはっきりした気がしますね.
そして……ようやく全貌が描かれたストライクフォールという名のスポーツ.
読者としては初めて通しで読むわけですが,試合中こんなにドラママティックで盛り上がるシーンが何回も出てくると圧倒されます.
ジーンとくるシーンが何度もありました.
しかもスピード感のある競技で何度も交差するキャラクター達の戦いは読んでて本当に爽快です.
時代が変わったばかりを描いた今巻ですが,本当の意味での戦いはこれからでしょう.期待したいですね.
「感想 『ストライクフォール 3』 宇宙の広さと狭さの饗宴」への1件のフィードバック