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感想 『なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか? 運命の剣』 世界系ミステリー


世界系ミステリー

バトルファンタジーなのに世界全体巻き込む謎に巻き込まれる主人公という立て付け.

世界観が独特で少し全体像が複雑ですがあっさりとした読み心地なので全然気になりませんでした.

主人公が努力タイプで牙をずっと研いでいるタイプ.ヒロインは元気系で王道スタイル.

敵も魅力あるので今巻で退場したキャラも再登場してほしいですね.

今のところ本当の歴史を知っているのが主人公だけで,バトルも魅力ですが,なぜこんなことが世界に起きてしまったのかというミステリーこそ追いかけたいとしっかり思わせる,そんな作品でした.


感想 『ソードアート・オンライン20 ムーン・クレイドル』 ミステリーも相性いいです


ミステリーも相性いいです

超人気作.

全巻から引き続きミステリー風味の展開でルールの中で同抜け道をすり抜けたのかを考える楽しみがあります.

色々な謎はそのままにして今巻で一区切りになるのは残念ですが,時系列がまた戻っていつもの面々に会えるのもまた楽しみですね.


感想 『ソードアート・オンライン 19 ムーン・クレイドル』 悲劇と希望は続いていく


悲劇と希望は続いていく

あらすじ・内容

《アリシゼーション編》最後を飾るエピソード!

アンダーワールドは、三百年に及ぶ争乱の果てに、ついに一つになった。どこからともなく現れた、たった一人の《ベクタの迷い子》が暗黒の神を倒し、この世界に平和をもたらしたのだ。しかし、そんな人界の中枢、白亜の塔《セントラル・カセドラル》にて――。《整合騎士見習い》へと昇進したロニエ・アラベルは、人界の最高意志決定者《代表剣士》キリトから、衝撃的な言葉を耳にする。「――いずれもう一度戦争が起きる」 《アンダーワールド大戦》のその後を描いた《アリシゼーション編》最後を飾るエピソード!

結末のさらにその後にはまだまだ問題があって……という感じの巻.

キャラクターのその後が描かれるのが純粋に嬉しかったですし,またミステリー風になっているのでトリックを想像して楽しめる点も良かったです.

主人公はとんでもない力を持っていますが一人の力ではなんともならないことを皆で考え,苦悩しながら進むさまが見ていてハラハラドキドキを生んでいて素晴らしいですね.

陰謀を暴き新たな謎が次々に現れ,そして次なる陰謀が見え隠れしています.

彼らがどのようにそれに挑み,失敗し,それでも何かをつかむのかを楽しもうと思います.


感想 『コップクラフト 6』  捜査とアクションの攻防自在!


捜査とアクションの攻防自在!

あらすじ・内容

ポリスアクションの金字塔がここに!

『レト・セマーニ』と呼ばれる異世界と、地球世界との玄関口であるサンテレサ市。地球人の刑事マトバと、異世界人の騎士ティラナの二人は、いがみあいながらも数々の難事件に取り組んできた。
そのおり、市長選挙の有力候補が射殺される事件が発生する。それにより崩れていくパワーバランス。対立を深める地球人とセマーニ人の両勢力。融和を求める人々と、暴動を起こす人々。
混沌がサンテレサ市を覆い、ティラナとマトバの溝が深まっていく。
だがその事件の背後には、醜悪な陰謀がうずまいていた――。

『フルメタル・パニック!』『甘城ブリリアントパーク』の賀東招二が送る、大人気ポリスアクションシリーズ第六弾!

怒涛の展開の連続で息をつく暇もない話の展開でした.

次々に巻き起こる事件と民族対立が争点の選挙,男と女,暴力と知略.

ありとあらゆるものが神がかったバランスで押し寄せてそれを乗り越えていく爽快さも担保されています.

どのキャラクターも本当に愛おしくて,時折見せるヒロインの凛々しさもスパイス.

マトバの精悍さの中にあるハードボイルドも光ります.

今回もかなりの大規模な事件ですがこんなことが日常茶飯事に起きているサンテレサシティは今日も陰謀渦巻く中,高級スーツのおっさんとロリが暗躍しています.

づいていますね.


感想 『呪術法律家ミカヤ』 ファンタジー法廷、ここに開廷


ファンタジー法廷,ここに開廷.

あらすじ・内容

十七歳で呪術法律家の資格を取った天才少女ミカヤ。そんな彼 女の初仕事は史上最悪の暗殺者、アイスフェルドの弁護だった。 絶対に精霊呪術を通さない完全密室の“精霊殺しの箱”。その中で死んでいた人権活動家サラ サンテ。彼を殺した容疑で捕まったアイスフェルドだが、ミカヤには冤罪を主張するのだった。初めは半信半疑のミカヤだったが、皮肉屋で、つかみ所のないア イスフェルドのアドバイスに触発されながら、次第に彼の無罪を確信し、ある真実へと辿り着く。 真犯人は誰なのか? サラサンテはなぜ殺されたのか? 大 陸史上最大の法廷劇が幕を開け、アイスフェルドへの判決が下される時が来る――!!

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ライトノベルで法廷劇というのもいくつか今までありましたが,この作品の特筆すべきはやはりキャラクターがここでもかというくらいタっていることでしょう!

唯我独尊なアイスフェルドをはじめ,検事,騎士といった脇キャラ含めてみんな愛くるしいキャラクターです.

特にヒロインのミカヤがまっすぐ芯の通った女の子なので読んでいて爽快ですし,苦悩して苦悩して前に進む姿がいいですよね.

かなりの大舞台で大事件な1巻目ですが,また舞台を変えてドタバタな法廷劇もぜひ見たいものです.


感想 『アルカナ・ナラティブ』 学園異能力ミステリー風


学園異能力ミステリー風.

あらすじ・内容

心に疵を抱えし子供達【アルカナ使い】は、救いの光を見つけだす――。

かつて天才詐欺師だった少年、翔馬。過去を悔いる彼は嘘を封 印し、これから始まる普通の高校生活に思いを馳せていた。ところが入学初日、額に【I】の痣が浮かび、他者に自分の姿を偽って見せる能力が発現してしま う。同じように【II】の痣を持つ少女氷華梨と出会った翔馬は、この学校に『アルカナ使い』と呼ばれる能力者達がいる事を知り、さらに学内で巻き起こる 様々な諍いへと巻き込まれてしまう――!? 過去に囚われた子供達の贖罪と救済の物語。

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タロットにちなんだ様々な能力を持った青春な方々がいろいろな問題に相対して自分を見つめ直して解決していくお話です.

NTRに近い展開が何回かあります.大好物です.

核になる謎解きや展開も結構面白かったですし,何よりテンポが良かったです.

一つ一つ地味な能力ですが,たまにあっと驚くすごいものや,使い方が出てくるので油断ならないです.

ヒロインが幸薄めの可愛さで気に入りました.

主人公のトラウマ乗り越えもひとつの見どころなので今後のしっかりとした展開に期待します.


感想 『されど僕らの幕は上がる。Scene.1』


ミステリアス青春活劇.

あらすじ・内容

人生に『台本』なんて存在しない。だから、俺たちの今を、××と呼ぶんだ。

憧れのアイドルひなたに会うため、リアリティーTV「シェアハウス」に参加した涼太。苛烈なひなたの素に戸惑いながら慣れ始めたのも束の間、サポートしてくれていた琴の卒業で『台本のない青春』は崩れていき…!?

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テレビ番組として集められた少年少女たちキャストがその生活を通して自分自身を見つめ直していく正道な路線と,番組そのものが抱えている不思議な雰囲気の謎がだんだん紐解かれていく裏の路線がすごくいい感じのバランスで良かったです.

キャラクターも一クセある造形で魅力的に感じました.

主人公力高いなぁなぁ主人公がキラキラしていく中で見つけた真実が気になっていくでしょう.


ウィッチハント・カーテンコール 感想


ファンタジーでバトルでミステリー.まさにその通りでした.

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六花の勇者という偉大なる先駆者がいてもなお色褪せない素晴らしい筆致で,最後までワクワクしたまま息もつかせない展開でどぎまぎしました.
キャラもいきいきしていたのが良かったし,思ったよりも魔法ミステリの部分が本格的で大満足の作品です.
特にトリックに使われる魔法が固定されていてフェアだし,一つ一つのモチーフが丁寧で納得感がありました.
これ,校正作業は半端ない労力だったのではないでしょうか……とにかく素晴らしかったです.
新人さんということなので今後が楽しみだし続きもぜひ書いて欲しいです.
ただ売れ筋とは少しずれていますね……後半難解なところが特に.