「ライトノベル」カテゴリーアーカイブ

感想 『青春ブタ野郎はプチデビル後輩の夢を見ない』 甘酸っぱさと達観した芯の強さの化学反応


素晴らしい!甘酸っぱさと達観した芯の強さが最高の化学反応起こして魅力へと昇華しています.

あらすじ・内容

バニーガール先輩と恋人同士のはずが、プチデビル後輩と恋人ごっこ!?

タレント活動に復帰した麻衣先輩と、念願の彼氏彼女になり浮 かれる咲太。──のはずが、翌朝起きたら付き合う前に戻っていた!? これは僕がブタ野郎だからなのか? 青春のバカ野郎! 原因は“思春期症候群”だと 考えた咲太は、事象を起こしている人物を探すことに。 そんな咲太の前に、尻を蹴り合った仲の後輩・朋絵が現れる。彼女は友達の憧れの先輩からの告白を回 避すべく、逃げ回っているらしい。 その最中、ふとしたことで「咲太と朋絵がつきあっている」と周囲に誤解されてしまう。しかも朋絵はこれ幸いと、咲太に 「嘘の彼氏」になってほしいと頼んでくるのだった。 ち、違うんだ麻衣さ~ん! 咲太の心の声もむなしく、二人は「恋人のふり」をすることになり──!?  シリーズ第2弾登場!

 

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今回のヒロインの後輩ちゃんが理想の造形すぎてもうドキドキしました.
切ない気持ちと,世界の謎と,ブレない主人公と,変わりゆく状況が最高のバランスで配合されていてまさにラブコメとして完成されていました.
モチーフもいいんですよねぇ……かわいい後輩と先輩と良い感じの奴らに囲まれて主人公が羨ましくてしょうがないです.
これだけ等身大でかつ尊敬するほどブレない主人公は稀有ですよホント.


感想 『侵蝕レコンキスタ』 異界モノです


可もなく不可もなくな異界モノでした.

あらすじ・内容

少年少女たちの世界奪還(レコンキスタ)が始まる――

僕たちは、救いのない世界で今日も生きていた――
生物を異形の怪物へと変貌させる特殊領域『侵蝕世界』に地表全土を覆われ二十年。
わずかに生き残った人類は先の見えぬ未来に怯える日々を過ごしていた。
侵蝕世界の変異現象に耐性のある新世代『横断者』の誕生を見るも、そこに蔓延る不死身の存在『レグス』に行く手を阻まれ内部調査は難航する。
そんなある日、横断者の少年トール・カスガは侵蝕世界での活動中に一人の不思議な少女と邂逅を果たす。
彼女との出会いは停滞していた情勢に思わぬ形で波紋を投じてゆく。
命を懸ける価値がこの世界にあるのか――少年少女たちの世界奪還が始まる。

 

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セカイ系に近い構造なんですが周りが混在としているので随分印象が変わりました.
チームで危険な地に潜入するヒヤヒヤ感が良かったものの,後半からは敵が味方にもいる雰囲気で少しそれが弱まり,主人公とヒロインが強くなったのもあって結果的緊張感が弱まったのが少し残念です.


感想『異世界料理道 3』 恋愛方面にも進捗


料理道だけでなく恋愛道も気になってきましたね.

あらすじ・内容

ルウ家との騒動もひと段落つき平穏を取り戻したファ家。備蓄 していた食材を補充するため、二人は連れ立って宿場町へと降りることに。異世界で初めての町ということでテンションの上がるアスタだが、そこで彼は今後の 運命を大きく左右する人物と出会うことになる。果たして、新たな土地はアスタに何をもたらすのか――。

 

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相変わらずの世界観作りが素晴らしく,キャラクターたちの存在感がありありと感じられました.

恋愛方面にも進捗がありましたが,今時清々しいほどにヒロイン一直線な主人公なのでフラグがあらん方向に向かいそうでドギマギしますね笑

森辺だけでなくついに現れた石の都の影,またスン家との確執がさらに広がった今,彼らの行き先にさらに注目したいです.


感想 『アオイハルノスベテ 3 』 オールデイズ青春グラフティの本気


オールデイズ青春グラフティの本気,ようやく垣間見えましたね.

内容紹介

夏休みは、水着とBBQと宿泊! そして……

高校を卒業しても『輪月症候群』を継続する方法がある。
その情報を探るべく、浩人は柳沼と二人で【スタンプ】の能力を持つ卒業生に会いに行く……はずだったのだが、
葵やまひる、美帆も参加を申し出て、いつの間にか大所帯の旅行に発展!
男女で海にバーベキュー、さらには宿泊まで、一度目の世界では考えられない夏休みを過ごす浩人。
メンバーの誰もがハメを外して、その時間を満喫していたはずだったのだが――
「お前が、世界をやり直したのか?」。オールデイズ青春グラフィティ、孤独と再生の第三巻。

 

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相変わらずのストレス展開からの走り出しがスムーズで,決着の感触が素晴らしい作品です.
この作品の女子のイキイキさは他の作品で類を見ないもので凄いですね.生々しくもあり,魅力的でもあるというか.
いろいろな事態が進行した今回のお話ですが謎がどんどん紐解かれる中でいろいろな立場のキャラクターたちが自分自身が進むための選択をどんどんします.
それこそが青春!と言わんばかりの演出.
悪い面,怖い面はあるけど進めないことはない.
青春賛美です!


感想 『英雄教室』 ほのぼの俺つえーハートフル


可もなく不可もない,ほのぼの俺つえーハートフルストーリーといったテイストです.

内容紹介

「GJ部」の新木伸が贈る、”超生物”ファンタジーコメディ開幕! !

とある”元”勇者の独りゴト

おっす。俺。勇者。魔王を倒した俺は、同時に勇者の力もすべて失ってしまった。
代わりに生まれてからずっと欲しかった「戦いとも冒険とも無縁な安息の日々」を得られたはずだった。
だが国王のやつが、なんと「勇者学校」なんてものを作っちまいやがった。 魔王もいないっつーのに、勇者作ってどーすんだよ。
俺はそんな学校で普通に過ごしたいのに、俺の常識はどうやら普通レベルから大きくかけ離れているようなのだ。

知らんかった。木の棒で神鉄切っちゃ、あかんかったのね。
知らんかった。素手でベビードラゴンをボコることが、そんなエラいことだったとは。だってあれ赤ん坊だよ? 成体でも古種でもないんだぜ?
知らんかった。魔法結界って破っちゃいかんかったのね。てゆうか。あれ魔法結界だったのね。張ってあったことさえ気づいてなかった。
堪忍してくれ。堪忍してくれ。俺は「普通」を知らなかっただけなんだ。俺は普通に生きたいんだ。
だから、俺を、そんな「超生物」を見るような目で見るなーー!

 

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あえて不満を言うならバトルがもう少し濃いほうが好みではありますが,それはそれでこの作品のいいところが死んでします気がするので勝手にジレンマです笑
ヒロインズでは青クール担当のソフィちゃんがお気に入りですがクーちゃんも愛でたいですね.
ヘリウムみたいに軽いノリの主人公が肌に合う人ならかなりハマりそうです.


感想 『勇者イサギの魔王譚 3』 拳と剣と,そして想いのぶつかり合い!


素晴らしかったです.

内容紹介

交わる戦火は、誰にも止められない。

いよいよ魔王が確定する日、レンゾウは魔族の重鎮を殺めた。
冒険者と共存を望む魔族たちの声を無視し、
レンゾウは仲間を引き連れて街へ奇襲をかける。
その裏には、権威を持った魔族たちの陰謀が渦巻いているとも知らずに……

イサギは暴走した彼らを止めるため、
たった一人で戦火へと飛び込むが――!?

 

男と男の闘い.拳と剣と,そして想いのぶつかり合いの果て.

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過酷な運命に囚われたキャラクターたちがそれを反射してなお強烈に輝くさまに魅了されました.

一人の人間の夢や想いはとんでもない原動力を生み,世界を巻き込んでいく.

明らかになった黒幕,離れ離れになった友の行く先.

過去の因縁と愛情が追いかけてくる中,少年たちが何を見つけてどうやって前へ進んでいくのか.

まさに大王道にして最高のスペクタルの様相を呈してきました.

とにかく続きが楽しみなのですが,ここは我慢してネットではなく刊行を待ちたいと思います.


ザ・異世界再召喚!『神話伝説の英雄の異世界譚 1』 感想


ザ・異世界再召喚!といった感じでテンプレートな展開が心地よかったです.

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一筋縄じゃ行かなそうな敵と情勢.バリエーション豊かなキャラクターたちとシチュエーション.
戦記モノ要素もいきいきと描けていて読んでいてストレスなかったのが好印象です.
あとは,過去の因縁だったりがうまーく現在と交差したり,ヒロインが恋を覚えて更に輝いたり,恋のライバルが出てきたりとか.
いろいろと個人的に期待しちゃいますね!


吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる 4 感想


ため息しか出ないですね.甘酸っぱくてほろ苦い,青春のきらめきをひしひしと感じる作品です.

内容紹介

綾音と距離をおくことを選んだ詩也。
“素直な後輩”を演じる彼に綾音が動揺を隠しきれずにいるところへ、
さらにいち子が、クリスマス公演は「チーム・デネブ」を脱退したカレナを客演に迎え、
ダブルヒロインで行うと発表!
演目は『エロスとプシケー』、神と人間の恋物語。謎を秘めた詩也と正体を隠す愛の神エロスが重なり、
綾音は演技が出来なくなってしまい――!?
互いを想いながらすれ違う二人、それを見つめる赤い瞳の少女。
彼らの想いが交錯する第4弾!!

 

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主人公とヒロインのじれったい恋模様の裏ではしっかり今回の演劇の題材がモチーフ化されていて終盤見事にシナジーというか,シンクロするのがとても気持ちよかったです.

また脇役がとっても良い味出してます!
今回特に良かったのはカレナ様の取り巻きです.グッと身近に感じれました.

ずっと焦がれたシーンがようやくお披露目になった今,主人公とヒロインがどんな選択をこれからとっていくのか.
次回は短編集らしいですが,またどんないちゃいちゃを見せてくれるのか.楽しみですね.


災厄戦線のオーバーロード 感想


俺つえーと教官モノのエッセンスを踏襲しつつ,丁寧に異能力バトルに仕上げたという印象.

内容紹介

異次元の扉が開き、人間の想像力が生んだ怪物〈グラフ〉が現れる日本。その防衛組織で図抜けた戦闘異能を持つ笹宮銀は、とある少女を見出す。それは「物を3センチだけ動かせる」というショボい能力の女の子で――

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ただ主人公の掘り下げが不十分な点と,全体的に予定調和な雰囲気があって少し苦手でした.
世界観など設定は面白いんですが納得できるほどわかりやすいわけでもなくモヤモヤ.
キャラクターそれぞれがしっかり座組を組んでからが本番といった印象の作品でした.


甘く優しい世界で生きるには 2 感想


前巻の雰囲気はそのままに,よりキャラクターを掘り下げた巻と言った印象.

内容紹介

「――俺と勝負しろ! ドイル・フォン・アギニス! 」
不本意ながらも牧場内トップクラスの馬を手に入れたドイルは、リュートから勝負を迫られることに。
ドイルがグレイと同じ班に選ばれたことが納得できない、宣誓の役を奪われさえしなければ自分こそが選ばれていた、とリュートはまくし立てる。
班分けの基準は経歴ではなく、模擬戦での結果であることを説明され沈むリュートだが、つい口から出た本音にドイルの顔色が変わる。
「――ってやる。お前の言う勝負を受けてやる! 」
グレイの制止をふりきり勝負を受けたドイルは、白馬『ブラン』とともに乗馬の練習を開始するのであった。
乗馬の手並みも常人以上のドイルだが、スピードと高さによる恐怖がブランを鈍らせる。
克服のため日々練習に励むドイルに、果たして勝機はあるのか――。
甘く優しい世界で、再起を誓う若者の奮闘劇、第二幕です。

 

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正直読むのが少しきつかったです.
わりとバトルに重点を置いてみていた分,今回は少し拍子抜けしてしまいました.
あと女性向けかと見紛うばかりの男性陣のからみが少し濃い目で満腹度が高すぎです.
しかしコンセプトがちゃんと固まってる分,まとまりはすごいと思いました.