「ライトノベル」カテゴリーアーカイブ

死線世界の追放者 感想


あらすじの異世界?でピンとこなかったですがすごい搦手で来ましたね.

内容紹介

暴虐の破戒王が討伐され、平和が訪れたエストラント。賊に追われる少女シアリーは逃げ込んだ洞窟で、巨大な氷の塊を見つける。砕けた氷の中から紅蓮の髪の男が現れて――その出会いは平和を揺るがす波乱の始まり!?

 

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蘇ったかつての四天王と現在の大きな謎を秘めた少女のボーイミーツガールになっているとともに,個性的なキャラの濃い脇役でしっかり丁寧にファンタジーを織り込んでいる印象です.
確かに異世界ものであり,よくある解決後の英雄譚でもあり,また一人の男と少女の克服の物語にもなってます.
最後の風呂敷の広げ方がやや強引に感じられたものの,この主人公ならガンガン突き進んで色々と爽快に壊していってくれるんじゃないかと期待しています.


『サクラ×サク 02 ボクノ願イ叶ヱ給ヘ』 感想 混戦のテイストが更に色濃くなって…


前巻の混戦のテイストが更に色濃くなってどんどん面白さを増しています!

内容紹介

帝国領ファウラス城市攻略!立ちはだかるは、サクラの妹ナズナ!

「本日付で第八公軍第一連隊に着任いたしました、ハイジ・バラン少尉であります!」
サクラにひと目も会えないままハイジ・バランの日々は飛ぶように過ぎてゆく。
帝国の防衛網を切り裂きながら進む第八公軍が目指すは帝国領ファウラス城市。
サクラの下に増援として派遣されたのは、サクラの妹、ナズナ率いる七六旅団。
血が滾って心も躍る本格ファンタジー戦記、待望の二巻!

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明らかにされた主人公の異能ですが,そうはいっても戦争なのでうまくことは運びません.
一騎当千の能力が出たり,キャラが出たりしているのに事態が色々と斜め方向に突き抜けたりして驚かされるし,飽きない作りになっています.
またヒロインの可愛さとその鋭さが更に際立って,その上ひと癖もふた癖もあるキャラがバンバン投下されるのでドキドキが続いて素晴らしいです.
心情描写だけでなく,セリフからも登場人物の息遣いが聞こえてくるようなそんな感覚も得ました.
どんでん返しに次ぐどんでん返し.
戦士たちの混戦の中で異能の力がどう活用され,攻略されていくのか.
続きが楽しみな作品です.


『エイルン・ラストコード』 1 感想 至高で嗜好な珠玉の一品


至高で嗜好な珠玉の一品.

内容紹介

これは嘘を真実に、空想を現実に変える、いや変えていった人間達の魂の物語である。
西暦2070年。人類が謎の生命体マリスから襲撃を受けて半世紀以上の時が流れた。
「闘うの……ヤなの。痛いのイヤ……もう全部……ヤなのイヤ……助けて、誰か……」
だがマリスに唯一対抗できる巨大兵器 <黒き魔女> デストブルムのパイロット・セレンは絶望的な戦いに精神を疲弊しきっていた。そんなある日戦場に奇跡が舞い降りる。
国籍不明の謎の戦闘機が出現、この世界に存在し得ない超兵器で、マリスを一掃する。
盛り上がる人類。だが、戦闘機から出てきたのはこの世界での大人気アニメ「ドール・ワルツ・レクイエム」のパイロット、エイルン・バザットそっくりの少年で――。

 

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かつて巨大ロボットテーマでこんなにも大満足な構成で正攻法でパンチを打ってきた作品があっただろうか.
ヒロインたちと主人公,サブキャラに至るまでとにかく良い.
憎めず,それでいて魅力的でイキイキしているのが良い.
そして極限まで研ぎ澄まされたお約束とも言える爽快感はまさに小さい頃に見たロボットアニメそのもののワクワクで,そういう意味では大人にも若い世代にも読んでもらいたい作品です.
挿絵の演出もネタバレになるので言えないが諸々卑怯なレベルです.
ロボットモノに対して特に真摯に向き合った結果の作品とするならば納得のクオリティーです.ずるい.
絶賛したものの,やはり敵が無機的なのが目立ってしまっているのが気になってしまいます.
しかし心配はしていません.作者なら読者が満足する最高のおもてなしを用意してくれていると信じられる,そんな作品でした.


『ライフアライヴ! 4』 感想 大団円の劇場型青春ラブコメでした!


大団円の劇場型青春ラブコメでした!

内容紹介

いよいよ最終決戦の舞台、瀬海学園文化祭が始まった。初日に行われた討論会で千夏陣営、愛梨陣営のマニフェストが出揃い、残すイベントは三日目のミスコ ン、そして五日目、生徒会総選挙の最終投票だけに。「そんなに抱きつかなくていいんじゃないか?」「私たちは恋人なんですから、こうするのが自然なんです よ」支持率を得るための追い込みとして恋人を演じ続けながらも文化祭を楽しんでいた北斗と愛梨だったが、愛梨の様子がどこかおかしい? そして、生徒会総 選挙の行方は――? あさのハジメ×ゆーげんが放つ劇場型青春ラブコメディ、運命の刻が迫る……!

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間違っている女の子に正論を言うことの気持ちよさってありますよね.
この作品はキャラの掘り下げが物凄くてどのキャラでもジーンとくるようになっているのが本当に凄いです.
青春だし,まっすぐ進める奴もいれば,回り道したり,がんじがらめになったり,立ち止まったりする.それでいいんだよなと肯定してくれるような優しい作品です.
激しく命を燃やしながら一生懸命なキャラ達に励まされるし,素直にこんな青春送ってみたい!と思えました.
そしてゆーげん先生のイラストは本当に素晴らしいですね.今回は口絵も挿絵もかなりのクオリティーでまさに最終巻に相応しい彩りを添えてくれました.
彼と彼女の生活はまだまだ作品の中で続くでしょうが,我々読者はここでリタイヤです.『そこに立ち続ける強さ』を教訓にしたいですね.
お疲れ様でした!


たまらん! 感想


個人的には非常に楽しめたんですが,万人にオススメできるかといえば唸ってしまいます.

内容紹介

高校に入って最初の春休み。余命一週間と宣告された“たまらん”こと玉木走太。幼馴染の親友三人から「生まれてきてよかったと思えることをしまくろう」と 提案され、みんなでがむしゃらに遊びまくる。そして七日目、三人が連れてきたのはたまらんの憧れる学校一の美少女・月形嬉々。気を利かせて二人きりにされ てしまい、思わず緊張するたまらん。夢のようなひとときは瞬く間に過ぎ、たまらんは嬉々と最期のキスをする――――――。だが誤診!! 再びみんなと、何 より嬉々と会える!と喜ぶたまらんを、しかし嬉々は超過激に冷たくあしらうのだった。えっ? なんで!? そして始まるたまらんの多角関係青春ラブコメ 『たまらん!』お待たせ!!

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くじびきアンバランスを思い出しました.登場人物全員の恋路が一方通行で,しかも同じ方向を向いていないからこんがらがってすごいことになってます.
すべてを俯瞰できる立場のはずの主人公も,当然蚊帳の外に入れるはずもなく……と非常に練られた構成になっていて素直に感心しました.
その恋愛模様が楽しめることもさることながら,コミカルなキャラクターたちの日常が全体の雰囲気を作っていて面白いです.
しかしながら恋愛的カタルシスと言いますか,ストレス展開ではないだけにストレス展開と言いますか,言いしれぬモヤモヤがずっとつきまとう宿命の作品のはずなので,恋愛無双を期待している方は注意が必要ですね.私は大好物でした.


新米社長のパーフェクトゲーム 3 感想


パーフェクトであることこそが,この作品のアイデンティティーですね.

内容紹介

合衆国の腐敗した州議会をぶっ潰せ!!

ラウドリア王国での一件を経て、さらに経営規模を拡大させた《ROL》。
必然的に 扱うリキッドの量が増えたため、アレックスはリキッドを輸送する大型タンカー の建造を急ぐが、政治的な圧力により計画は暗礁に乗り上げてしまう。
そこでア レックスは諸悪の根源である合衆国の州知事を、手下の議員80人もろとも失脚さ せるべく、反転攻勢へ打って出る!!

 

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今回も新キャラがしっちゃかめっちゃかで,単純にまともなキャラが主人公含めて一人もいないんですが,それでもまさにパーフェクトにまとまってますね.
派手な銃撃戦,レギオンフレームによる戦闘,そしてなんといっても情報戦や陰謀同士の駆け引きが冴え渡ってて心地よいです.
一つ一つ丁寧に調整されたピースが見事に調和している感じ.次もこの騒ぎを楽しみたいですね.


ウィッチハント・カーテンコール 感想


ファンタジーでバトルでミステリー.まさにその通りでした.

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六花の勇者という偉大なる先駆者がいてもなお色褪せない素晴らしい筆致で,最後までワクワクしたまま息もつかせない展開でどぎまぎしました.
キャラもいきいきしていたのが良かったし,思ったよりも魔法ミステリの部分が本格的で大満足の作品です.
特にトリックに使われる魔法が固定されていてフェアだし,一つ一つのモチーフが丁寧で納得感がありました.
これ,校正作業は半端ない労力だったのではないでしょうか……とにかく素晴らしかったです.
新人さんということなので今後が楽しみだし続きもぜひ書いて欲しいです.
ただ売れ筋とは少しずれていますね……後半難解なところが特に.


オレと彼女の萌えよペン 3 感想


とにかく読みやすく,理解しやすく,ドキドキで,楽しいラブコメです.

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今一番推しているかもしれません.
キャラがイキイキしていてヒロインが可愛い.そして主人公もウザくなく,ちょうどいい感じで等身大.これ以上求めるべくもないですね.
今回は修学旅行ですが,作中でも強調されているようにお約束満載のお届けでした.
なんていうか,自分の灰色の学生時代を思い出して死にたくなりますね.あぁ青春は愛おしいです.
創作系ネタは控えめだったものの,まだまだ主軸として息づいていますので,また二人(もっと?)の紡ぎ出す物語に二重に期待しています.


結局、ニンジャとドラゴンはどっちが強いの? 感想


思ったよりも本格ファンタジー,と誰もが印象をいだきそうですね.

-あらすじ-
魔法を操る竜人が現れたことで大陸の人類は滅亡寸前にまで追いやられていた。とある村を守る剣聖女・メルシオーネは、ある日ヒノモトから来た“シノビ”サ ビトと出逢う。常識外れの剣の技量と魔法にしか見えない奇妙な術―ニンポウ―を操り、強大な豚人と妖人の群れを容易く蹴散らしたその腕を見込み、メルは彼 を村へ招くが……。「大体お前って、胸に重りつけて戦ってるようなモンだし」「ひ、酷い! エッチ! もう荷物を持ってあげませんから!」寡黙(のフリし て内心饒舌)なニンジャと清楚(だけど天然)銀髪巨乳女騎士。凸凹な2人の相性は、だけどなかなか悪くないようで……? ニンジャとドラゴンが雌雄を決す る人類反抗バトラブ活劇ここに見参!

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タイトルが奇抜なのもさることながら,ファンタジーで行きましょう→ニンジャを混ぜようと何故なったのか.
忍法とファンタジー要素が見事にマッチしていて,しかもちゃんと説得力を持たせる設定がしっかり出ていたのが印象的だったので良かったです.
ヒロインの無防備なエロスからの主人公のしっかりツッコミがいい味出してて独特の雰囲気.
バトルも少し大味でしたが概ね迫力があって楽しめました.
とりあえず次もニンジャとドラゴン,雌雄を決してほしいところですね.


吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる 3 感想


めまぐるしく変わる展開に淡い恋模様.盛り上がりすぎて始終ドキドキしっぱなしでした.

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毎回前半の演技練習シーンとそれに折り重なる伏線が次々に回収される後半の本番演劇シーンで最高にカタルシスが得られるのが素晴らしいですね.
徐々に明らかになる雫ちゃんの気持ちや,すれ違うヒロインと主人公の想いがスパイスになって目が離せないですね.
あと不遇ヒロインも.私は好きですよ!
他のキャラクターもどんどん掘り下げてほしいですね.