「新作」カテゴリーアーカイブ

感想 『スコップ無双 「スコップ波動砲!」( `・ω・´)♂〓〓〓〓★(゜Д ゜ ;;;).:∴ドゴォォ』


掘り進められる既存観念

まさか最初から最後まで一辺倒でスコップで1本本を書くとは思いませんでした…….すごいです.

主人公の理不尽ともいえるとんでもスコップパワーで様々な問題をザクザク解決する中で,時折挟まれるヒロインのとんでも理論がなんとも言えない雑味となって渾然一体の料理になってます.すごいです(2回目)

スコップ1本でこの勢いで進むのですから続巻も全く心配せずスコップで掘り進められていくんでしょうね…….

ハイテンションギャグ故に読者を選びそうでしたが何を読まされたのかと放心するくらいの作品であることは間違いないです.


感想 『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』 アイデア勝負の暗殺術


アイデア勝負の暗殺術

作者の作風をこれでもかと活かしきった作品でした.

典型的なスキル性俺つえーな作品なのにもかかわらず,アイデアだったり演出だったりが独特でそれが作品の魅力アップに大きな貢献をしています.

そして苦戦の演出がうますぎです.手に汗握る戦いが面白かったですね.

主人公は生まれ変わっても暗殺一家という立場を十全に解った上でうまく立ち回っているので,ここに勇者がキャラクターとして登場したときにどんな科学反応が起きるのか,次巻も楽しみです.


感想 『同棲から始まるオタク彼女の作りかた』 共闘ラブコメの良い文脈感


共闘ラブコメの良い文脈感

お互いの目標のためにドタバタ共闘するんだけど徐々に距離が近づいたり離れたりするのをやきもきしながら見るライトノベルにそろそろ名前がほしいですね.

序盤の展開でちょっとどうかなと思いましたが徐々にエンジンがかかっていつものノリで最高に清々しく読めました.

村上先生の本ってホント読みやすいんですよね.今回もいつもの二倍くらい早く読めました…….
二人の関係が今後どう進展するのか純粋に応援しながら見守りたい,とにかく気になりますね.


感想 『精霊幻想記 12.戦場の交響曲』 少女の淡い後悔


少女の淡い後悔

展開がゆっくりな前半と打って変わって後半の怒涛の盛り上がり.気持ち良いですね.

ストーリーの展開が進む中でたまに挿入される少女の後悔と強い憧れの念がなんともいじらしく描かれていてこの巻全体のコントラストになっていました.

ヒロインたちも今回は個性的なところは抑えられていて,だけど活躍はしていてとバランスがよかったです.

そして主人公の強さが爽快!敵もいい具合に小賢しくてページめくるのが進む進む.

少女の後悔と憧れがどんな結末に着地するのかとても楽しみでありながらも,いろいろなキャラクターの心の揺れ動きに着目しつつ続きを早く読みたいです.


感想 『暗黒騎士の俺ですが最強の聖騎士をめざします』暗黒と神聖,そのバランス


暗黒と神聖,そのバランス

聖なる属性に耐性のない主人公が苦しみながらも最強を目指し,誰かを守っていく物語.

主人公のバカ真っ直ぐなところが気持ち良い上にヒロインの気高いかっこよさもそそりますね.

全体的に面白かったのですが,途中に出てくる強さとは?という主人公とその父親の問答がとても興味深かったです.良いものを読みました.

ますます激化していく陰謀や主人公たちの成長.

バトルも激アツで進行しそうですね.


感想 『君死にたもう流星群』高校生は努力のコスパの夢を見るか?


高校生は努力のコスパの夢を見るか?

うだつの上がらない状態で成人になった主人公.その背景にはとある同級生の事故死が絡んでいて……というどんより空気から始まるストーリーから想像もつかないほど鮮やかに展開される青春巨編でした.

イラストの雰囲気も話の展開とベストマッチしていてページをめくる手が止まりませんでした.

作品全体に流れる,夢(特に若いときにみるアレ)と努力(コスト)の考え方.

誰しもが妄想して決めて決めて決めてそれでも迷ってきたのが人生で,それに賛美歌を浴びせるような鮮烈な読書体験でした.

ヒロイン達もまたいいですね.天才だけど達観しすぎず等身大でくどすぎずでも真っすぐで……みたいな.

ただ,この作品の魅力が最大限になるためには今後はやはり主人公にかかってるんじゃないかなと思います.

彼がまだまだ助走段階にいる限り,やきもきしたり見守ったりハラハラしたりとそういう気持ちにさせるはずなのでそこでうまくストレスコントロールしてくれたらな切に願います.

読後感も良くてこれは自分が高校生のときに読みたかった一冊でしたね.

作品全体で見てもまだまだ助走段階の1巻目なので今後の展開を楽しみにしつつ早く次の巻を読みたいと思います.


感想 『ヒトよ、最弱なる牙を以て世界を灯す剣となれ グラファリア叙事詩』


人間とモンスターの関係

独特の世界観とハイファンタジーが織りなす軍師バトル.

逆転の一手と起点が心地よい頭脳戦もそうですが天才と憚れない能力と性格がいかんなく発揮されている主人公が本当に爽快に描かれている作品です.

男性陣が癖があって面白いんですが女性陣がヒロインとメイド,内務長官くらいしか目立っていないので少しテコ入れがほしいなと思っちゃうのは贅沢ですかね.

種族生存のこだわりもなくただ思うがままに理想へと突き進む主人公とポップで爽快なそれでいて残酷な描写がとても魅力的な作品でした.


感想 『精霊幻想記 11』 贖罪の意味とは


贖罪の意味とは

とんでもプランからの阻止からの後始末.様々な思惑と嫉妬とすれ違いからそれぞれのキャラクターの立場での悩みが描かれました.

個人的には相変わらずバトルシーンが少なめで物足りなさを感じました.しかしながらキャラクターたちの心情はどれも共感できて,かつ相変わらず主人公のかっこよさや賢さをうまく魅力に昇華させていましたね.

ヒロインたちのそれぞれの身の振り方や敵の狡猾な動きなど次巻でうまく作用しそうなことも多いのでそれがとても楽しみです.


感想 『アクセル・ワールド23 -黒雪姫の告白ー』


明かされた出生の秘密

現実世界での絆が一層強化されて加速世界での戦いが更に引き締まる……この作品の醍醐味が詰まった展開になりましたね.

味方も敵もそれぞれの信念に従って動き,そして駆け引きしているのでシンプルな全体の流れと細かいところでの複雑な思惑の絡みがなんとも言えない絶妙なバランスで成り立っていると感じました.

今巻ではヒロインの黒雪姫と主人公の距離がグッと更に近づき一歩リードという感じですが,明かされた彼女の過去は決して軽くはなく,今後も色濃く付きまといそうな設定でドキドキしますね.

かなりの長期シリーズですが,作者の考える世界観の輪郭が徐々に明らかになるに連れて更に新しい一面も出てきました.続きが本当に楽しみです.


感想 『百神百年大戦』 昼行灯おっさんとツンデレ王女


昼行灯おっさんとツンデレ王女

一昔前の心地よいお約束ラブコメとど派手なバトル,スケールの大きい展開と作者の強みを活かした構成であると感じました.

ツンデレかわいいのと主人公のおっさん感が意外とマッチしていて名コンビな予感です.

キャラクターたちのクセがいい意味で強く魅力があり,行動原理も特徴あるので見せ場の印象も深くて面白かったです.

今後もいろいろな神が出てきては盛り上げてくれそうなので楽しく続きを読ませていただければと思います.