「戦記」タグアーカイブ

感想 『クロニクル・レギオン 6 覇権のゆくえ』


群雄割拠,ただではやられぬ!


ますます混沌と情勢が変化していく偉人系ロボットバトル現代戦記……もはやジャンルがわかりません.

照姫ちゃんという最高の愚かロリが主導した東京全域を巻き込んだ内戦バトルもいよいよクライマックス.

平将門率いる亡霊軍団もいろいろな役割をさせられて大活躍し,味方側というかいろいろなステークホルダーがところ狭しと知略と暴力で暴れまわるという豪華な巻でした.

照姫がほんと愚か可愛いくてツボです.いいぞもっとやれ.

サービスシーンもしっとり入ってしかもまさかのあのキャラも……けしからん限りです!

いよいよ最大の敵との戦いが始まるわけですがはたまた第三勢力が勃興するのか正面衝突するのか知略陰謀が入り乱れるのか……楽しみです.


感想 『やがて恋するヴィヴィ・レイン 3』 裏切りと恋の夜


裏切りと恋の夜

あらすじ・内容

ルカは皇位継承を巡る闘争へと巻き込まれ…。

ウルキオラ暴動から三年……。神聖リヴァノヴァ帝国においてルカはジェミニらと共に帝国最強の独立混成連隊として勇名を馳せていた。ルカの編み出した新戦術は三次に及ぶ「ドル・ドラム戦役」においてその威力を発揮し、帝国軍総司令官ヴラドレン皇太子はルカに作戦会議への参加を許可する。
だが皇帝の血を引くジェミニも皇太子を排除すべく暗躍を開始、ルカは皇位継承を巡る闘争へと巻き込まれる……。

「子どもだった。見た夢が幼すぎた。あの約束は世界を破壊してしまう」

「飛空士シリーズ以上!」との声も上がってきた、魅力的なキャラクター設定で圧倒的話題の一大軍事戦記。さらにさらに加速する恋と会戦の物語、第三巻。

戦術は兵力を凌駕するのが常ですね.快進撃が止まりません.

戦争で活躍することで中央に入り込めたルカとジェミニですがそこはとんでもなくクセの強いキャラクターたちがひしめく魑魅魍魎の巣です.

再開の約束,現場にいるキャラクターたちの想い,そして裏切り……大胆な構図と駆け引きが見事な演出になっていて大きな大局のうねりとしても素晴らしいです.

主人公のルカは優秀なのですが決定的に運命に翻弄される宿命にあるので周りがほっとかずこれからも激動の人生を歩みそうですね.

そして王女との約束.

次巻も時代の大きな転換点で少年少女たちがどんな波乱を巻き起こして相対するのか見届けたいと思います.


感想 『我が驍勇にふるえよ天地2 〜アレクシス帝国興隆記〜』 局地戦も大決戦も映える


局地戦も大決戦も映える

あらすじ・内容

「戦は伝説伝承≪ドラマ≫で決まるのです」

第1巻が大反響につき発売直後に重版決定!!
『ワルブレ』のあわむら赤光が放つ、痛快にして本格なるファンタジー戦記です!

第2巻はますますスケールアップ!
敵も味方も魅力的なキャラクターがどんどん登場し、驍勇の舞台はさらに広がります。
いま最も熱く胸焦がす、痛快戦記をお楽しみください。

ボロロロスでの激戦を制し、吸血皇子の呼び名を名誉あるものへと変えつつあるアレクシス侯レオナート。
時を同じくして、大陸南部より憎き四公家の一角・グレンキースが挙兵したとの報せが届く。
その大軍は名だたるブレアデト“教導”傭兵団に鍛え抜かれ、まさしく精強無比。
レオ達はこの強敵を迎え討つべく南征を決意する。

だが、その先で出会ったのは、四公家の手から逃れてきた幼い姫と白銀の騎士。
二人がレオに求めた、唯一つの願いとは――?

集えよ! 誇れよ! レオナートの御旗と共にある栄光を!
痛快にして本格なるファンタジー戦記、英雄女傑入り乱れる第2弾!!

豪傑の豪傑による豪傑のための英雄譚!

反乱軍を無事に平定した主人公達を待ち受けたのはさらなる反乱と美女率いる凄腕の傭兵団.

殺し殺され,謀り謀られながらも英傑たちをひきつけてやまないカリスマの戦いが気持ちの良いくらいの大きなスケールで描かれています.

キャラクターも1巻と同じく皆ブレずに確固たる個性を放っていますし,なにより敵がいいですね!ゲスな敵や勇敢な敵などそれぞれがイキイキしていました.

大手柄を経てさらなる高みへ向かう主人公達.
その先にはまたとんでもない巨悪が待ち構えていそうなので,期待して待ちたいと思います.


感想 『我が驍勇にふるえよ天地』 武勇と采配とぶつかり合い


武勇と采配とぶつかり合い

あらすじ・内容

「さあ、あなた様の帝国を創りましょう」

天下無双――アレクシス大帝、レオナート一世の驍勇は真実そう評される。
しかし、後に大陸統一を果たす彼も、若き日には“吸血皇子”の汚名を着せられ、故郷を奪われた、武骨で不器用な青年でしかなかった。
これは、大反撃の物語である。
再起を誓ったレオナートはまさに一騎当千!
そして一本気な彼に惹かれて集うは、神とも魔物とも例えられる数多の名将、賢者、才媛、奇才。
やがて彼らは腐敗した祖国を呑みこむ一大勢力となり、群雄する大国全てと渡り合っていく!
痛快にして本格――多士済々の英雄女傑、武勇と軍略が熱く胸を焦がすファンタジー戦記、堂々開幕!!

各地域の才能たちが互いに切磋琢磨してぶつかり合う群雄割拠のスペクタクル.

割とリアル志向な展開でしかしどんでん返しや意外な展開もあるので目が離せないストーリーになってます.

この第1巻は恋愛要素が少なめになっていますが,とあるカップルのとあるシーンがかなり衝撃的でした.何それヤバイ.

キャラクターひとりひとりがそれぞれの野心をもって相対するので手に汗握りますし,それでいて清々しいほどの真っ直ぐさを兼ね備えている作品なので読後感が本当にスッキリです.

次回は少し日常パートも読みたいなと思いつつ,覇道の行く末を見守りたいですね.


感想 『はみ出し妖精旅団征戦記』 気ままな妖精のロンド


気ままな妖精のロンド

あらすじ・内容

七人の軍団が世界を滅ぼす兵器を持つ国々相手に戦場を翔る――!

かつて世界を支配し滅びた超文明。その兵器「世界装置」を巡り国々が争う戦場を、たった六人で無双する集団があった。妖精旅団と仇名される彼らと、戦争を止めたい王女レッチが出会った時、一大戦記が幕を開ける!

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妖精達のキャラクターがいいバランスでバトルあり駆け引きありの正統派戦記ストーリーといった印象です.

ただそのキャラクター自体はすこし等身大感が足りないなと個人的に思った点と,ヒロインのヒロイン力にもう一声欲しかったのは正直なところです.

国を巻き込んだ大規模な話が1巻からバンバン進んでいる点は良かったです.スカッとするスケール感.

またドタバタな彼らが風土を見出しつつもろもろ奪っていく物語が続いていきそうです.


感想 『獣娘小隊にやる気なし司令官が着任しました。』 昼行灯主人公×獣耳少女な戦記モノ


昼行灯主人公×獣耳少女な戦記モノ.

あらすじ・内容

砦は山奥。部下はケモミミな娘たち――最高の左遷先を守るため、怠け者は采配を振るう!

暇すぎて出世ができない最悪の左遷先『アリ地獄基地』。そこ こそが怠惰を愛する男・リオンにとって最高の勤務地だった! しかし意気揚々と着任するも獣人種の兵を束ねる人狼族の少女ルガルが彼のやる気のない態度に 猛反発。さらに獣人と人間が対立し、砦には不穏な空気が漂っていた。そんなある日、リオンがルガル達と外出している間に、砦が敵国によって占拠されてしま う! 嘆くルガルのためリオンが打ち出した秘策とは!? 獣娘ファンタジー軍記、開幕!

 

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非常にオーソドックスないい感じの琴線を攻めてきていて全くストレスのない展開.
クセはあるけど可愛いヒロインたち.
バランスが良くてサラッと読めました.

ただ不満を言うならもう少しヒロインたちにガンガンスポットを当ててくれたほうが好みですね.

これから過去などを素材にして展開していくのでしょうが,キャラクターの魅力を最大限楽しみたいと思います.


感想 『ソードアート・オンライン 16 アリシゼーション・エクスプローディング』


圧倒的スケールの大戦争でソードアートで戦記ものっぽいテイストが大満足の巻ですね.

内容紹介

アリシゼーション編≪アンダーワールド大戦≫、ついに開幕!
キリトを想うアスナの行方は……?

人界暦三八〇年十一月。
アンダーワールド全土を混沌に巻き込む≪最終負荷実験≫の幕が上がる。
暗黒神ベクタことガブリエル・ミラー率いる侵略軍50,000に対するは、整合騎士ベルクーリ率いる人界守備軍3,000。
≪霜鱗鞭≫のエルドリエ、≪熾焔弓≫のデュソルバート、の副団長・≪天穿剣≫のファナティオら整合騎士は、数的劣勢を跳ね返すべく奮闘を続けるが、敵軍の 尖兵たる山ゴブリン族は奸計を用いて防衛線をすり抜け、後方の補給部隊を狙う。心神喪失状態のキリトを守る少女練士ロニエとティーゼに危機が迫る。
更に、侵略軍一の奸智を誇る暗黒術師ギルド総長ディー・アイ・エルもまた、恐るべき大規模術式によって守備軍の殲滅を図る。対する守備軍の総指揮官、整合騎士長ベルクーリがとった作戦とは……。そして、現実世界からアンダーワールドへログインしたアスナの行方は――!

 

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キリトのお休み具合は相変わらずですがやはり帯の煽りにもあるように,アスナの降臨が一番の見どころでしょうか.

特に良かったと思ったのが,敵である相手にも知性と工夫と人間性が垣間見えている点で,今回退場したキャラもとても魅力的な描かれ方をしていて豪華の一言.
またまだまだ残っている人もいるので彼らがどのような軌跡をたどるのかがわくわくです!
またクライマックスの持って行き方が卑怯ですね.
嫌でも盛り上がること間違いなしです.

個の力と集団の力がぶつかり合って相乗効果で盛り上がるさまをまざまざと見せつけられているので,次巻も人間ドラマだったり勧善懲悪だったりを楽しみにしておます.


感想 『フォルセス公国戦記 3』 戦争に次ぐ戦争で迫力満点


満腹度が高過ぎな戦記ファンタジーのド直球王道作品であることを再確認しました.

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今回も戦争に次ぐ戦争で迫力満点でしたが,改めて政治や策謀家たちにスポットライトが当たることで,一層物語に深みがましたように感じられました.

適材適所に加えて,全体を見通す鋭さとカリスマの物語なんでしょうね.

一難去ってまた一難,ということが次々に,それも大スケールで訪れるのが今作の見どころでもあるわけですが,果たして次回はどんな戦いとドラマを見せてくれるのか楽しみです.

新キャラもクセがあってかわいい.


ザ・異世界再召喚!『神話伝説の英雄の異世界譚 1』 感想


ザ・異世界再召喚!といった感じでテンプレートな展開が心地よかったです.

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一筋縄じゃ行かなそうな敵と情勢.バリエーション豊かなキャラクターたちとシチュエーション.
戦記モノ要素もいきいきと描けていて読んでいてストレスなかったのが好印象です.
あとは,過去の因縁だったりがうまーく現在と交差したり,ヒロインが恋を覚えて更に輝いたり,恋のライバルが出てきたりとか.
いろいろと個人的に期待しちゃいますね!


『クロニクル・レギオン 2』 感想 今巻もかなり大きなスケールで描かれていて大満足


今巻もかなり大きなスケールで描かれた半現代戦記で大満足でした!

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一手一手の緊張感もさることながら可愛らしい女性陣に油切ったおっさん,冷静沈着な敵総大将,動じない主人公などかなりお腹いっぱいですよ.
登場人物ゆかりの展開かと思えば歴史をなぞることなくあえて崩して異種格闘させる展開も新鮮ですし,雑多な中でもキラリと光る戦略なども楽しめます.
主人公の正体がだんだんと明らかになるのも楽しみですし,今後も目が離せない作品になりそうです.