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感想 『我が驍勇にふるえよ天地 8 ~アレクシス帝国興隆記~』


大戦は続く 否応なしに

帝国を陥落させた主人達が国内安定のため政治に神経を注いでいる裏で遠く離れた場所では因縁と陰謀が渦巻いていました.

前回メインのキャラクター達は過去の因縁含めた精算は済ませたという終わり方なのに,この一冊でここまで話が広がったのは驚くべき演出ですね.

河を挟んでのど派手な三つ巴バトルも激アツですが,相手の裏をかき騙し騙され出し抜かれの軍師バトルも,要チェックですね.
ラスト数ページの衝撃もあり早く続刊が読みたいですね.


感想 『やがて恋するヴィヴィ・レイン 3』 裏切りと恋の夜


裏切りと恋の夜

あらすじ・内容

ルカは皇位継承を巡る闘争へと巻き込まれ…。

ウルキオラ暴動から三年……。神聖リヴァノヴァ帝国においてルカはジェミニらと共に帝国最強の独立混成連隊として勇名を馳せていた。ルカの編み出した新戦術は三次に及ぶ「ドル・ドラム戦役」においてその威力を発揮し、帝国軍総司令官ヴラドレン皇太子はルカに作戦会議への参加を許可する。
だが皇帝の血を引くジェミニも皇太子を排除すべく暗躍を開始、ルカは皇位継承を巡る闘争へと巻き込まれる……。

「子どもだった。見た夢が幼すぎた。あの約束は世界を破壊してしまう」

「飛空士シリーズ以上!」との声も上がってきた、魅力的なキャラクター設定で圧倒的話題の一大軍事戦記。さらにさらに加速する恋と会戦の物語、第三巻。

戦術は兵力を凌駕するのが常ですね.快進撃が止まりません.

戦争で活躍することで中央に入り込めたルカとジェミニですがそこはとんでもなくクセの強いキャラクターたちがひしめく魑魅魍魎の巣です.

再開の約束,現場にいるキャラクターたちの想い,そして裏切り……大胆な構図と駆け引きが見事な演出になっていて大きな大局のうねりとしても素晴らしいです.

主人公のルカは優秀なのですが決定的に運命に翻弄される宿命にあるので周りがほっとかずこれからも激動の人生を歩みそうですね.

そして王女との約束.

次巻も時代の大きな転換点で少年少女たちがどんな波乱を巻き起こして相対するのか見届けたいと思います.


感想 『我が驍勇にふるえよ天地2 〜アレクシス帝国興隆記〜』 局地戦も大決戦も映える


局地戦も大決戦も映える

あらすじ・内容

「戦は伝説伝承≪ドラマ≫で決まるのです」

第1巻が大反響につき発売直後に重版決定!!
『ワルブレ』のあわむら赤光が放つ、痛快にして本格なるファンタジー戦記です!

第2巻はますますスケールアップ!
敵も味方も魅力的なキャラクターがどんどん登場し、驍勇の舞台はさらに広がります。
いま最も熱く胸焦がす、痛快戦記をお楽しみください。

ボロロロスでの激戦を制し、吸血皇子の呼び名を名誉あるものへと変えつつあるアレクシス侯レオナート。
時を同じくして、大陸南部より憎き四公家の一角・グレンキースが挙兵したとの報せが届く。
その大軍は名だたるブレアデト“教導”傭兵団に鍛え抜かれ、まさしく精強無比。
レオ達はこの強敵を迎え討つべく南征を決意する。

だが、その先で出会ったのは、四公家の手から逃れてきた幼い姫と白銀の騎士。
二人がレオに求めた、唯一つの願いとは――?

集えよ! 誇れよ! レオナートの御旗と共にある栄光を!
痛快にして本格なるファンタジー戦記、英雄女傑入り乱れる第2弾!!

豪傑の豪傑による豪傑のための英雄譚!

反乱軍を無事に平定した主人公達を待ち受けたのはさらなる反乱と美女率いる凄腕の傭兵団.

殺し殺され,謀り謀られながらも英傑たちをひきつけてやまないカリスマの戦いが気持ちの良いくらいの大きなスケールで描かれています.

キャラクターも1巻と同じく皆ブレずに確固たる個性を放っていますし,なにより敵がいいですね!ゲスな敵や勇敢な敵などそれぞれがイキイキしていました.

大手柄を経てさらなる高みへ向かう主人公達.
その先にはまたとんでもない巨悪が待ち構えていそうなので,期待して待ちたいと思います.


感想 『我が驍勇にふるえよ天地』 武勇と采配とぶつかり合い


武勇と采配とぶつかり合い

あらすじ・内容

「さあ、あなた様の帝国を創りましょう」

天下無双――アレクシス大帝、レオナート一世の驍勇は真実そう評される。
しかし、後に大陸統一を果たす彼も、若き日には“吸血皇子”の汚名を着せられ、故郷を奪われた、武骨で不器用な青年でしかなかった。
これは、大反撃の物語である。
再起を誓ったレオナートはまさに一騎当千!
そして一本気な彼に惹かれて集うは、神とも魔物とも例えられる数多の名将、賢者、才媛、奇才。
やがて彼らは腐敗した祖国を呑みこむ一大勢力となり、群雄する大国全てと渡り合っていく!
痛快にして本格――多士済々の英雄女傑、武勇と軍略が熱く胸を焦がすファンタジー戦記、堂々開幕!!

各地域の才能たちが互いに切磋琢磨してぶつかり合う群雄割拠のスペクタクル.

割とリアル志向な展開でしかしどんでん返しや意外な展開もあるので目が離せないストーリーになってます.

この第1巻は恋愛要素が少なめになっていますが,とあるカップルのとあるシーンがかなり衝撃的でした.何それヤバイ.

キャラクターひとりひとりがそれぞれの野心をもって相対するので手に汗握りますし,それでいて清々しいほどの真っ直ぐさを兼ね備えている作品なので読後感が本当にスッキリです.

次回は少し日常パートも読みたいなと思いつつ,覇道の行く末を見守りたいですね.