国と国で展開される兄弟譚
剣と魔法の国とそれぞれの文明が織りなす正統派ハイファンタジー風味の作品でした.
それぞれの視点と世界そのものに相対したときの考え方みたいなところが本当に作り込んでいて飽きないですし,どんどんこの世界のことをもっと知りたくなりました.
キャラクターも独自の世界観をもったものばかりでいい意味で人間味のないキャラクターもかなり映えてます.
激動の時代の幕開け……といった感じなのでどのようにそれぞれの物語が交わっていくのかが今後のストーリーのポイントになりそうです.
国と国で展開される兄弟譚
剣と魔法の国とそれぞれの文明が織りなす正統派ハイファンタジー風味の作品でした.
それぞれの視点と世界そのものに相対したときの考え方みたいなところが本当に作り込んでいて飽きないですし,どんどんこの世界のことをもっと知りたくなりました.
キャラクターも独自の世界観をもったものばかりでいい意味で人間味のないキャラクターもかなり映えてます.
激動の時代の幕開け……といった感じなのでどのようにそれぞれの物語が交わっていくのかが今後のストーリーのポイントになりそうです.
スペクタクル建国ファンタジー開幕
あらすじ・内容
英雄と勇者二人の旅が織りなす帝国創建への物語知略の英雄、 カーヴェル王国のルシード王子。勇猛な聖剣の姫、パルミア王国 ファルシェーラ王女。大陸に名を知られる二人が率いた軍は、リスティオンの野で激突し、か つての幼なじみである二人は死闘を繰り広げていた。ファルシェーラの軍勢は着々とカーヴェル軍の陣容を切り崩し、ルシードが首級を上げるべく剣姫ファル シェーラが突入、ついに互いを強敵と認めていた二人は戦場であいまみえる。時を同じくして二人の英雄不在のときを狙ったかのように両国で政変が発生。二人 は帰るべき祖国を失う。かくして同じ立場となった王子と王女の二人は居場所を求め世界を旅することになるのだが、その最初の行く手にはかつての勇者が封印 した巨大な竜が待ち受けていた。ルシードとファルシェーラ、二人に最初の試練が訪れる。
戦争から幼馴染から一騎打ちから兄妹,家族,陰謀……お腹いっぱい楽しめました.
特に主人公とヒロインの過去と現在の立場の対比も面白いですし,その関係の変化しているところと,変わらないところがしっかり物語にいい味つけていました.
また後半部の怒涛の冒険と発見.
そして開放,自由!
ファンタジーの良い所を見事に活かして壮大な,でも何処か等身大な感覚が心地よかったです.
オーソドックスながらもしっかりまとまっているのも良かった.安心して読める作品ですね.
前巻の混戦のテイストが更に色濃くなってどんどん面白さを増しています!
内容紹介
帝国領ファウラス城市攻略!立ちはだかるは、サクラの妹ナズナ!「本日付で第八公軍第一連隊に着任いたしました、ハイジ・バラン少尉であります!」
サクラにひと目も会えないままハイジ・バランの日々は飛ぶように過ぎてゆく。
帝国の防衛網を切り裂きながら進む第八公軍が目指すは帝国領ファウラス城市。
サクラの下に増援として派遣されたのは、サクラの妹、ナズナ率いる七六旅団。
血が滾って心も躍る本格ファンタジー戦記、待望の二巻!
明らかにされた主人公の異能ですが,そうはいっても戦争なのでうまくことは運びません.
一騎当千の能力が出たり,キャラが出たりしているのに事態が色々と斜め方向に突き抜けたりして驚かされるし,飽きない作りになっています.
またヒロインの可愛さとその鋭さが更に際立って,その上ひと癖もふた癖もあるキャラがバンバン投下されるのでドキドキが続いて素晴らしいです.
心情描写だけでなく,セリフからも登場人物の息遣いが聞こえてくるようなそんな感覚も得ました.
どんでん返しに次ぐどんでん返し.
戦士たちの混戦の中で異能の力がどう活用され,攻略されていくのか.
続きが楽しみな作品です.
思ったよりも本格ファンタジー,と誰もが印象をいだきそうですね.
-あらすじ-
魔法を操る竜人が現れたことで大陸の人類は滅亡寸前にまで追いやられていた。とある村を守る剣聖女・メルシオーネは、ある日ヒノモトから来た“シノビ”サ ビトと出逢う。常識外れの剣の技量と魔法にしか見えない奇妙な術―ニンポウ―を操り、強大な豚人と妖人の群れを容易く蹴散らしたその腕を見込み、メルは彼 を村へ招くが……。「大体お前って、胸に重りつけて戦ってるようなモンだし」「ひ、酷い! エッチ! もう荷物を持ってあげませんから!」寡黙(のフリし て内心饒舌)なニンジャと清楚(だけど天然)銀髪巨乳女騎士。凸凹な2人の相性は、だけどなかなか悪くないようで……? ニンジャとドラゴンが雌雄を決す る人類反抗バトラブ活劇ここに見参!
タイトルが奇抜なのもさることながら,ファンタジーで行きましょう→ニンジャを混ぜようと何故なったのか.
忍法とファンタジー要素が見事にマッチしていて,しかもちゃんと説得力を持たせる設定がしっかり出ていたのが印象的だったので良かったです.
ヒロインの無防備なエロスからの主人公のしっかりツッコミがいい味出してて独特の雰囲気.
バトルも少し大味でしたが概ね迫力があって楽しめました.
とりあえず次もニンジャとドラゴン,雌雄を決してほしいところですね.