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『天空監獄の魔術画廊』 感想 完璧なものより,矛盾こそが愛しい


ヒロインが可愛い.主人公に完全同意で,完璧なものより,矛盾こそが愛しいんですよ.

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絵画がキーになるファンタジーなのですが,ちゃんと最後までそのモチーフが貫かれてたのがまず良かった点です.
その後は特殊な状況下の脱獄王道展開でわくわくしたし,ヒロインの折檻シーンが完全に趣味まるだしで最高でした.
主人公の能力のデメリットが少し気になりますが,概ね設定の割にストレス展開がなく読みやすいと思います.
天然たらしな感じでガンガンヒロイン増やして欲しいですね.


『ラスト・フェニックス』 感想 本格ファンタジーで王道路線


本格ファンタジーで王道路線なのに工夫も感じられる小気味良い作品でした.

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確かにドラゴンと比べてフェニックスって能力が特異でしかも強力なので敵でも味方でも扱いにくいことこの上ないですよね.
その点この作品はうまーく解釈というか,工夫で描いていて,それがうまくカッツリハマっているのが好印象です.
さらにヒロインが良い!
不幸可愛い……?うまく言えないのですがとにかく可愛いし主人公との関係性もいじらしくていいですね.


『魔剣の軍師と虹の兵団』 感想 正統派な下克上戦記ものなのに掛け合いが完全にギャグ


やってる大筋は正統派な下克上戦記ものなんですが,掛け合いが完全にギャグラノベのそれで不思議な作品でした.

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そういう感じなので,コメディシーンのツボがクリーンヒットする人はかなりハマる作品なのではないでしょうか.
個人的にはガチガチのものが好みなので少し合わなかった印象です.
人もバンバン死ぬんですがやり取りのコミカルさで大分印象が変わりますね.


軍オタが魔法世界に転生したら、現代兵器で軍隊ハーレムを作っちゃいました!? 1 感想


想像以上に軍オタ要素が強かったんですが,想像以上に他の要素がしっかりしてたので問題なく楽しめました.

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と言っても軍オタ属性ゼロなので詳細描写はチンプンカンプンです.
ヒロインは可愛いけど人間味ゼロのなかなかワイている感じで逆にそれがいいのかも笑
主人公は過去引きずっている割には思慮深いわけではないですが軽さご嫌な感じがしないのが結構好感持てます.
早く次のハーレム要員がみたいです.


『妹さえいればいい。 1』 感想 笑いながら読んでると急に真顔になる瞬間がある


笑いながら読んでると急に真顔になる瞬間がある……言えて妙ですね.

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ラノベ作家の話,なんですが一つ一つのシーンを切り取ってもいつものバカバカしい感じ,かと思いきや急に鋭い角度の変化球がきてそれがクリーンヒットする感じなんですよね.
キャラの可愛さはさすがの一言だし伝えたいこともなんとなく伝わった不思議な雰囲気の作品でした.
こっからまたハイテンション+ドロドロすることを考えると楽しみです.


異世界混浴物語 1 感想


おそらく「あ、この能力ってこんなに便利だったんだ」って感想で溢れそうな感じ.

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ただ,いつでもどこでもお風呂に入れるというのは文化的,展開的に見ても非常に深い意味を持つと考えさせられました.
あと否応なくエロくなるのが素晴らしいんですが,ヒロインがもう少しくせがあれば最高だなと思いましたね.
読み終わってもキャラ感がなかなか頭に残らなかったのが個人的に残念なところでした.


東京侵域:クローズドエデン 01 感想


大きなミスも力に変えて.

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利害関係から始まって,すこし歪んだパートナーという二人が絆を深める話を期待したい!
外敵が隔離空間にいてそこに突入するペアがいて……という展開は結構あるんですがそれをドキドキする筆致でまとめ上げているのがいいですね.
世界の謎,それぞれの立場の目的も気になるところですし,人間模様も刻々と変化するさまが今後も楽しめそうです.
あと浮気!浮気っていいものですね.


リーングラードの学び舎より 感想


俺つえーの勢いにもまれた読者に訪れるオアシスのような作品.

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想定以上に本格的なまさに教育的な内容にソウルフルになりました.
キャラがどの娘も可愛く,また読者の立場だからこそ一緒になって成長を見守りたいと本気で思った作品です.
ひとりひとりの掘り下げもまだですし,それぞれのエピソードでしっかりほっこりできそうなので本当に続きが楽しみですね.

ただ,やはり1巻でこの分量はハードルがものすごく高い……


ソード&ウィザーズ 感想


なんて言うかこれ,フォロワーですよね.

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ただ戦闘シーンとラブコメのバランスが自分にとってはちょうど良い配分でした.
とりあえずヒロインには炎属性とツンデレ,幼馴染は不器用,妹は極度のブラコン.
主人公は普通女性しかできないことを唯一できる男性としてえがいて,いろいろな他属性なヒロインと組むとシナジーが出る能力.
押さえるべきところを全部押さえた感じで逆に清々しいですね.


ディアヴロの茶飯事 感想


デザインと文章が相余ってものすごい雰囲気を醸し出していました.

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口絵捲って1ページ目でかなりのカルチャーショックを受けます.
凄い情報圧です!
なんて言うかもはや脳が痛いレベルです
しかしその感覚こそがこの作品のアイデンティティーな訳で,尖っているところという訳です.
とりあえず2015年に読んだ最初の魔道書に認定です.