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感想 『命がけのゲームに巻き込まれたので嫌いな奴をノリノリで片っ端から殺してやることにした 2』 最凶最悪のクズコンビ


最凶最悪のクズコンビ

あらすじ・内容

電脳ランドでのデスゲーム後、様々な人に傷痕を残しながらも 平然と過ごしていた新井和馬。そんなある日、彼は鉄山徹子に孤島で行われるギャンブルゲームへと誘われる。人間の人生をいともたやすく壊す大金を賭け、和 馬と徹子はチーム『クズ』として島へと乗り込むのであった。あの最凶のクズコンビが帰ってきた!! 爽快頭脳バトルサスペンス第2回戦!

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あいも変わらず,二転三転する展開についていったと思いきやゲーム盤そのものをひっくり返された感じの独特な異彩を放つ作品です.

主人公もさることながら,ヒロインの刺すところでは刺す性格が物語のスパイスとして完全に機能している点も見逃せませんね.

単純なルールのゲームを人間に,それもクズ人間にやらせるとここまでドラマが生まれるのかという驚きと,いいぞもっとやれという気持ちに溢れます.

前巻とは違って気になる引き続きのヒキなので,最後まで見届けたいです.


感想 『されど僕らの幕は上がる。 Scene.2』


キラキラが見つかる青春活劇

あらすじ・内容

『台本』の謎が明かされるとき、すれ違った彼らの行く末は――?

リアリティ番組に隠された過去の事件を探るうちに、涼太は自らの不自然な記憶に気づく。事件の鍵が見え始めた矢先、ひなたが突然「卒業する」と言いだして――!? 「本当の自分」を探す少年少女のビターな青春譚。

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活劇型青春ドキュメンタリー,ここで閉幕.

読めば読むほど明かされる謎とそれに伴って揺れ動く少年少女達の生き生きとした様が印象的でした.

時には鬱々としながら,時には無理をしながら,それでも前を向いて明日をつかもうとする彼らにグイグイ引き寄せられました.

どこかひねくれながらも,なぜか身近にいそうなキャラクターの作る空気が独特で良い物を読みました.

物語の謎は読んでいくうちに予想出来るのですが,それでもなお色褪せない青春の輝きが確かに描かれていました.

今日もどこかで彼らは悩みながらもがいて明日を生きている,そんな後味の残る作品です.


感想 『されど僕らの幕は上がる。Scene.1』


ミステリアス青春活劇.

あらすじ・内容

人生に『台本』なんて存在しない。だから、俺たちの今を、××と呼ぶんだ。

憧れのアイドルひなたに会うため、リアリティーTV「シェアハウス」に参加した涼太。苛烈なひなたの素に戸惑いながら慣れ始めたのも束の間、サポートしてくれていた琴の卒業で『台本のない青春』は崩れていき…!?

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テレビ番組として集められた少年少女たちキャストがその生活を通して自分自身を見つめ直していく正道な路線と,番組そのものが抱えている不思議な雰囲気の謎がだんだん紐解かれていく裏の路線がすごくいい感じのバランスで良かったです.

キャラクターも一クセある造形で魅力的に感じました.

主人公力高いなぁなぁ主人公がキラキラしていく中で見つけた真実が気になっていくでしょう.