「陰謀」タグアーカイブ

感想 『異世界料理道 11』 トラブルは成長のもと


トラブルは成長のもと


穏やかに進むかと思った事態がここに来て急転直下.

主人公誘拐されたりロリ登場したり美味そうな料理がオンパレードで登場したりと今回見どころが多すぎです!

離れることで絆を再確認する巻でもあります.

ここまで築き上げてきた主人公の縁が見事に結実し,穏やかながらも最後のシーンの感動が増しています.

陰謀の中にある無垢で純粋な気持ちが今回トラブルを産んだわけですが,精算が次回行われるということで早く続きが読みたいですね.


感想 『骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中 6』 天騎士の畏怖


天騎士の畏怖

あらすじ・内容

スキル発動――天騎士の本領が王国を揺るがす!

圧倒的な力を人助けに役立ててきた骸骨騎士のアーク。拠点の社からエルフ族の里に戻ったアークは、精霊獣のポンタ、ダークエルフの美女戦士アリアン、獣耳忍者少女チヨメに、疾駆騎竜(ドリフトプス)の紫電を加え、チヨメの兄弟子サスケの真意を探るべく「ヒルク教国」へお出掛けすることになる。
同じ方面に向かうエルフ族の船に便乗したアークであったが――無愛想なエルフと一触即発! 船室で仲間の着替えシーンに遭遇!! 海岸では上陸拒否――!? と、波乱含みの船旅に。
なんとか上陸できたアークは、道中で蜘蛛の化け物に襲われる馬車に遭遇。人外じみた力で化け物を倒し、ノーザン王国第一王女・リィルを助け出す。
そしてアークは、不死者(アンデッド)の軍勢から王都を救ってほしいとリィルに依頼され……!?
「天騎士の本領を見せてやろうぞ!!」
ついにアークの秘められたスキルが発動する――!

天騎士の畏怖
始終とんでもなバタバタに巻き込まれながらの旅道中で,国がとんでもない目にあっているのにドタバタ部分が深刻さを和らげて読みやすくなっていますね.

新キャラクターの王女様もロリで凛々しい良い感じの造形になっているので純粋に応援する気になれます.

主人公の見せ場が後半あるんですがヤバすぎて俺つえーのテンプレとして気持ちがいいですね.

ただ見せ場のところで急にこの巻が終わるので全体として不完全燃焼な印象に.

敵はまだまだ秘密裏に隠し玉がありそうですし,主人公の強さもそこしれないので一層バトルが熾烈化していきそうですね.


感想 『86―エイティシックス―』 自由の果ての自由


自由の果ての自由

あらすじ・内容

第23回電撃小説大賞《大賞》受賞作、堂々発進! 最終選考委員と、編集部一同をうならせたエンターテイメントノベルの真・決定版!

サンマグノリア共和国。そこは日々、隣国である「帝国」の無人兵器《レギオン》による侵略を受けていた。しかしその攻撃に対して、共和国側も同型兵器の開発に成功し、辛うじて犠牲を出すことなく、その脅威を退けていたのだった。 そう――表向きは。 本当は誰も死んでいないわけではなかった。共和国全85区画の外。《存在しない“第86区”》。そこでは「エイティシックス」の烙印を押された少年少女たちが日夜《有人の無人機として》戦い続けていた――。死地へ向かう若者たちを率いる少年・シンと、遥か後方から、特殊通信で彼らの指揮を執る“指揮管制官(ハンドラー)”となった少女・レーナ。二人の激しくも悲しい戦いと、別れの物語が始まる――!


安全な場所にいる差別の加害者と死と隣り合わせにいる被害者との交流を通して明かされる世界の謎,喪失と絶望,そして自由とは何かを考えさせる哲学的なテーマ……大変楽しめました.

人を人扱いしないことで精神的にもリソース的にも問題解決した内陸の人々がいかに堕落しているのをありありと描写することで行動的には相当束縛されている外の兵士たちの生き生きとした表情が際立つようになっています.

ヒロインと主人公の交流で様々な事実が明かされていくのですがそれが本当にわくわくする内容で毎回新鮮な驚きがありました.

どうしようもない状況の中なのでキャラクターたちは一様に重々しいものを背負っているのですがそれを吹き飛ばすような強い意志,生命力に溢れていて読んでいて気持ちよかったです.

差別する側とされる側……果たしてどちらが自由で高潔なのか……エピローグは必見です.

この一冊で完結してはいるものの続きも出るようなので大変楽しみにしています.


感想 『エイルン・ラストコード 〜架空世界より戦場へ〜  6』 衝撃の結末のその後 炎の継承


衝撃の結末のその後 炎の継承

あらすじ・内容

とにかく熱くて、火傷する、新世代ロボットライトノベル第六弾!

エイルンが殺害されて一年。マリスの侵攻が活発化し、人類は窮地に追い詰められていた。第二部スタート。とにかく熱くて、火傷する、新世代ロボットライトノベル第六弾!

前巻の衝撃の結末から幕が上がり,第二部がスタート.

世界の悪意が暴かれ,最悪の一歩手前で右往左往する若者たち.

月日は流れてそれぞれがもがき苦しむ中,新たな狼煙と受け継がれた炎の輝きがどんどん鮮明になっていく快感がありました.

アニメで言うと分割2クールの最初な感じなのですがここまでアツくさせてくるのはさすがといったところです.

特筆するべきキャラクターの魅力の高さ.悩み苦しみ,それでもひたすらに前を向いてときには誰かの背中を追いかけ,過去に向き合い,戦いをやめないその意志の輝き……素晴らしいです.

胸を打つその在り方もそうなのですがまた世界を取り巻く絶望的な状況もいいですね.

内外の敵がいてそれぞれに思惑があり,第三の第四の勢力が現れてますます確固たるキャラクターたちのアイデンティティーが試されています.

そしてロボットもので定番の上位機体への乗り換えイベント……最高ですね.

血が滾る展開と巨悪の陰謀,害悪な怪物たちに輝ける若い力.

壮絶な幕開けになった第二部からも目が離せなさそうです.


感想 『<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラムー 3.超級激突』


怒涛の強者大激突

あらすじ・内容

決闘都市ギデオンの闘技場で開催されるイベント『超級激突』。人知を超えた能力を持つ<超級>同士のバトルを間近で見ることができるこの大祭に向けて、町中がお祭り騒ぎとなっていた。アルター王国決闘ランキング1位“無限連鎖”フィガロVS.黄河帝国決闘ランキング2位“応龍”迅羽。知り合いであるフィガロの応援もあり、闘技場へと足を運んでいたレイたちだが、この大祭の水面下ではある企みが進行していて――。超人気VRMMOファンタジー、大興奮の第3巻!

数十万人がプレイするオンラインゲームで陰謀やらなにやらが入り乱れるとそれはこうなるだろうという密度の物語ですね.

表の派手なイベントを中心に盛り上がる感じとは対比的に,裏の水面下の陰謀やら工作やらも同時に描かれていて楽しいです.

前回の戦闘で得られたアイテムや経験が確かに主人公の成長につながっているのもポイントですね.

後半についている別視点のサイドストーリーもグッと深く物語を理解する手助けになりました.

次巻はさらなる状況の混乱と今回地味だった主人公の活躍が描かれそうなのでそこが楽しみです.


感想 『やがて恋するヴィヴィ・レイン 1』 戦争に咲く恋の香り


戦争に咲く恋の香り

あらすじ・内容

飛空士シリーズの犬村小六、最新シリーズ!

「ヴィヴィ・レインを見つけて」

彼女の願いを叶えるため、スラム街の少年は旅に出る。限られた命を生きる人造の少女と、意志を持つ機械兵。滅びゆく王国の姫、性別不詳の天才操縦士、皇帝に捨てられた子ども……。
旅の途中、それぞれの傷を抱えた仲間たちと出会い、やがて少年は「災厄の魔王」と称され、楽園に支配された世界へ反逆の旗を翻す。
ヴィヴィ・レインを探す、ただそれだけだった小さな旅はいつしか時代のうねりとなり、世界を変革する戦いへ――。

傷だらけの少年少女が織りなす恋と会戦の物語、開幕。

大切な人との出逢いと別れ……そこから諦めずに少年が追い求めるものの先に何があるんでしょうか.

空から落ちてきた少女と少年が出会うところから繋がる運命の残酷さと人の縁と一生懸命にもがく意思がなんとも素晴らしい雰囲気を作っています.

世界観設定も見事.なんでこんな世の中なんだろう,誰が裏で糸引いてるんだろう,どうやって世界は回ってるんだろうと想像が止まりません……ジブリ的な楽しさがありますよね.

王女が本当にお気に入りで,こんないじらしくそれでいて凛とした姿勢を保つキャラもなかなかいませんよね.久々に萌えでした.

戦争は終わらず数々の展開を残しつつ,世界の謎とキャラクター達の心の持って行き方など気になる見どころが今後も多そうですが何と言っても最後の伏線ですよね.
すべてが楽しみです.


感想 『我が驍勇にふるえよ天地 3 〜アレクシス帝国興隆記〜』


吸血英雄 喀血す

あらすじ・内容

レオ様、これは天の時を掴む戦いです!

クロード帝国各地で勃発した、未曽有の大叛乱を征伐したレオナート。
その武功により、広大なるディンクウッド州を下賜され、彼の常勝軍とともに州都レームへ入城を果たす。
季節は冬。レオナートは在りし日の伯母を思い浮かべ、最良の領主足らんとする。大州を完全に掌握し、憎きアドモフ帝国に対抗すべく着実に力を蓄える日々。しかし、春を待たずして、軍靴の音が北より押し寄せる。アドモフ、来襲――!
「天におわすロザリア様よ、ご照覧あれ――全軍突撃!!」
魔法なし! 痛快にして本格なるファンタジー戦記、これぞ“吸血皇子”の伝説伝承たる激震の第3弾!

ものすごい事態がものすごい怒涛の展開で迫ってきました.

常勝無敗の伝説を英雄がどのように築き上げるさまを目の当たりにできるこの作品ですが,それにしても容赦がない.

繰り出される武勇と戦略.

時には手練を発揮して,知略を練り,それでいて時には正面突破するなどまさしく怒涛の展開にふさわしい大満足の巻でした.

女子の可愛さは抑えられているものの,ハラハラする展開や歴史が動くさまを描くスケール感などが息をつく暇もないですね.

フォークロア.この物語の行く末が気になりまくりです.


感想 『異世界料理道 9』 別れと出会い……


別れと出会い……

あらすじ・内容

ついに領主サイクレウスと森辺の民の会合が開始され、過去の事件とスン家の因縁が白日の者となる日も近づいていた。一方、ようやく屋台を通常営業することが出来るようになったアスタは、友人・シュミラルの所属する銀の壺が、次なる商談の旅に出ることを知る――。

お得意様だった賑やかなキャラクターたちが離れ,それぞれの想いを胸に秘めながらまた新たなステージに進んでいく.

どうしようもない陰謀や巨悪は潜んでいるものの,確かに前を向いて進んでいける道がある.

そんな光明が示された巻でしたね.

あらゆる出来事の裏側では確かな息遣いがしっかりとベースにあって,想いをしっかりと育んでる様がバランス良く描かれていてそれがなんとも心地よい.

話の盛り上がりは激しくないもののきれいにまとまっているおかげで読後感が爽やかでした.

それでいて続きがとても気になる終わり方なのではやく読みたいです.


感想  『楽園への清く正しき道程 3(庶民出身の国王様がまたご愛妾を)』 淡い恋心が結ぶ縁


淡い恋心が結ぶ縁

あらすじ・内容

野村美月のファンタジー・ハーレム(予定)コメディ、錯綜する第3弾!!

可 愛いお嫁さんを迎えたのに、王妃との間に世継ぎの男児が誕生するまではいちゃいちゃ禁止と申し渡されてしまったルドヴィーク。そんな中、国王を敬愛する女 騎士エヴァリーンに縁談が持ち上がる。結婚したら国王様の騎士ではいられないと思い詰めた彼女は、フロリンという強力な助っ人を得て、思いを伝えるべく大 奮闘! また幼なじみのエヴァリーンの結婚話に焦った公爵令嬢のテレーゼも暴走し――!?

それぞれのキャラクターが秘めていた想いが,発散するところはされて,拗れるところは拗れて,また更に溜め込まれたものは濃くなっていった今巻でした.

メインヒロインの暗躍とも言える活躍で展開が進んでいたこのシリーズですが,主人公もしっかり成長し,また周りに恵まれることによってかなり積極的に行動していけるようになった様が見れた巻でもありましたね.

貴族平民といった理解しやすい要素と,女心や陰謀などといった要素が絡んで物語に深みが増していました.

そして女性キャラクターが本当に魅力的でたまりません.
あのキャラクターが今回こんなに可愛くなるとは!

後半の急展開には驚きましたがそれもまたスパイスととらえたいですね.


感想 『クロニクル・レギオン 5』 大陰謀とそれぞれの思惑


大陰謀とそれぞれの思惑

あらすじ・内容

災 厄の英雄、平将門(たいらのまさかど)復活!! 征継(まさつぐ)の記憶を取り戻すため、皇都東京への訪問を決意した志緒理(しおり)。だが、時を同じく して皇都東京では女皇照姫(じょおうてるひめ)が災厄の英雄・平将門を復活させてしまう!! 将門の率いる二千騎ものレギオン“零式(れいしき)”によ り、武力で実権を握る照姫だが、将門にはさらにおそるべき秘密が隠されていた……!! 志緒理と共に皇都入りした征継は、ついに記憶を取り戻す鍵となる人 物、神君徳川家康(しんくんとくがわいえやす)と邂逅を果たす。だが家康の放つ意外な言葉に迷いを感じて……!? いっぽう虎視眈々と巻き返しを狙うエド ワード率いる大英帝国も、ある密約をもとに次なる計画を立てていた……。 幻想と歴史がクロスする覇道戦記、混沌と激突の第五巻!!

ありとあらゆるキャラクターの思惑が交差し,反発し,同調しと盛りだくさんでお届けされた大スペクタクルなストーリー.

適度に挟まれるキャラクター同士の掛け合いという名のご褒美シーンの数々.

どれをとってみてもサービス精神が感じられて最高ですね.

ヒロインに関しても,真っ直ぐなだけじゃない,女の子の怖くて黒いところがいいバランスで描かれていて一層の魅力に感じました.

男たちの世界の表現もイイ!
豪快な奴もいれば,静かに燃えるタイプもいる……それぞれが混乱する中でチャンスをもぎ取ろうと活躍する,まさに英雄譚にふさわしい展開だったのでは無いでしょうか.

次回更に事態が加速して大戦争になるとのことで戦々恐々で楽しみにしたいと思います.