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感想 『異世界料理道 12』 矜持のたまもの


矜持のたまもの


誘拐されていた主人公.

無事に戻るやいなや大きなうねりにまた絡まれてしまうっていう感じの展開です.

今巻でヒロインたちとその他のキャラクター達の関係が少しずつ変化しながら,より密なやり取りがされるのが印象的で,むしろ関係値がいっきにすすまないのがもどかしくもあり楽しくもあります.

いろいろな縁が結ばれながらも肝心なところでトラブルや壁があり,そこを一つ一つ着実にゆっくり超えていくさまがこの作品の醍醐味ですね.

前巻のロリキャラがかなりお気に入りなので次巻また出てきそうなのが楽しみです.

美味しそうな新料理も披露しつつ全体的なバリエーションが増えてきたのでメリハリある料理にも期待です.
新食材を開拓していく楽しさも健在です.


感想 『エイルン・ラストコード 〜架空世界より戦場へ〜 7』


英雄が受け継いだもの

新世代ロボットラノベにふさわしい内容と熱さ,盛り上がりでした.

満を持して投入される火力とお金とそして人命という名の限られたリソース.

しかし敵は強大で絶望を振りまき,誰もが辛い中立ち上がる者達……皆一心に英雄が残した灯火を携えています.

燃える展開が多いかつクライマックスで大爆発するスタイルのため助走がやや辛い展開です.

しかしそれを補って余るほどのカタルシスの開放です.

キャラクターたちも良いです.それぞれに魅せ場があり,脇役としてのかゆいところに手が届く感じが最高にクール.

あまりにも今回開放感高いので逆に次巻が心配になるレベルです.

しかしまだまだ盛り上がる気もしますので今後の展開にも大きな期待をしたいと思います.


感想 『クラウン・オブ・リザードマン 少年は人の身を捨て復讐を誓う』  過去を取り戻せ


過去を取り戻せ


MMORPGで無類の強さ(レベルというよりプレイヤースキルのほう)を誇った主人公のアカウントが突如不正通報により凍結され,しかもそれをやったのがずっと仲間だった少女の通報で……と冒頭から引き込むストーリーでした.

ゲームとしての仕組み上の楽しさというよりは主人公側の暗躍となぜアカウントが凍結されることになったのかのミステリーが両軸で進むことで読ませる作りになっています.

キャラクターが独特の雰囲気で面白く,ただ主人公が少し青臭いのが気になる感じでした.

物語的にはしっかり続きそうな終わり方でしたがヒロインとその周りが少し不完全燃焼ですね.

ゲームとしてはプレイヤースキルが重要なので今後も主人公がかなり活躍しそうです.


感想  『29とJK3 ~社畜のいやしはJK~』 宿命は終わらず 社畜に休息なし


宿命は終わらず 社畜に休息なし


前巻から打って変わって箸休めのような助走のような巻と思いきや100メートルを全速力で走るようなスピードで助走してますこれ.

ヒロインたちと主人公の関係が変化する中で変わらないことと貫くことの大切さをどこかで伝えてくれるような印象を受けました.

大人になって社会人になってようやくわかる社会の仕組みと理不尽と子供の時の夢だったり純粋な気持ちが若さあふれるキャラクターと大人,現在と過去の対比で見事に描かれています.

ヒロインたちの成長も見どころなのですがそれに引っ張られる形で主人公も少しずつ何かと向き合えるひたむきさを出していくのがほっこりします.

エピソード的には助走なのですがとんでもない展開になってきました.

恋と夢,理想と現実.

宿命の“対決”がどのような結末を迎えるのかをしっかり追いかけたいと思います.


感想 『レジェンド・オブ・イシュリーン 3』


目まぐるしく変わる戦場


緻密な策略とそれぞれの思惑が組み合わさることでとんでもない化学反応になります.

細かい機微や人を手のひらの上でいかに踊らせるかみたいなところを地で行くような描写の細かさにスケール感が合わさってものすごい豪快かつ繊細な作品になっています.すごい.

1巻の頃の主人公の頼りない感じはなりを潜めていて軍師として恐ろしいレベルになってます.

戦場も目まぐるしく変化していますが,そこでうごめいている人に注目したいですね.誰も彼もときに利己的でときに信心深く,敵やときに味方まで出し抜こうとします.そこがいいんですよね.

ヒロインがやけに乙女になったり,対抗馬はイジイジしていたりと恋愛面も気になります.

今後もまだまだ物語がスケールアップしそうなのでそこを考えつつ,物語を構成する人物たちそれぞれの思惑による掻き乱しにも期待したいと思います.


感想 『骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中 7』 一転攻勢の準備


一転攻勢の準備


いよいよ頭角が現れた敵とのバトル.

仲間や他の立場の人物たちを説得しながら着々と戦争の準備をしています.

主人公の強大な力に圧倒されがちな今作ですが,今回はこの世界にはまだまだ底が見えない何かがあるという雰囲気が残っていて素晴らしい演出です.

こういった作品の俗に言う転移魔法は賛否両論あるかと思いますが,個人的には場面とキャラクターが瞬時に切り替わることで幅が出ているのでこういったガジェットのように使うのは割りと賛成です.

敵の正体が続々と明かされることで味方になったり難色を示したりと色々な立場のキャラクターがそれぞれの意思で動いているので,今後はそれがどうまとまって戦いへなだれ込むのかを楽しみにしたいと思います.


感想 『レジェンド・オブ・イシュリーン 1』 居場所を取り戻す物語


居場所を取り戻す物語

異世界召喚からの戦争巻き込まれからの陰謀巻き込まれという正統派異世界召喚戦記モノです.

前世の知識は全然生かさず位置から勉強していくスタイルはどぎまぎするもののそれなりの緊張感と迫力の演出が良い味を出しています.

ヒロインのメリハリがもう少し欲しかったところですが,少女のようなときと凛とした時のギャップを今後出してくれたら魅力的だなぁと思おました.

外敵と内敵が政治的にも武力的にも様々な問題をもたらしそうでまだほんの序章という印象です.

ただもともと居場所が現代になかった主人公が経験を通して成長していくところがしっかりとした印象を作品全体に与えているので続きが楽しみです.


感想 『クロニクル・レギオン 6 覇権のゆくえ』


群雄割拠,ただではやられぬ!


ますます混沌と情勢が変化していく偉人系ロボットバトル現代戦記……もはやジャンルがわかりません.

照姫ちゃんという最高の愚かロリが主導した東京全域を巻き込んだ内戦バトルもいよいよクライマックス.

平将門率いる亡霊軍団もいろいろな役割をさせられて大活躍し,味方側というかいろいろなステークホルダーがところ狭しと知略と暴力で暴れまわるという豪華な巻でした.

照姫がほんと愚か可愛いくてツボです.いいぞもっとやれ.

サービスシーンもしっとり入ってしかもまさかのあのキャラも……けしからん限りです!

いよいよ最大の敵との戦いが始まるわけですがはたまた第三勢力が勃興するのか正面衝突するのか知略陰謀が入り乱れるのか……楽しみです.


感想 『異世界料理道 11』 トラブルは成長のもと


トラブルは成長のもと


穏やかに進むかと思った事態がここに来て急転直下.

主人公誘拐されたりロリ登場したり美味そうな料理がオンパレードで登場したりと今回見どころが多すぎです!

離れることで絆を再確認する巻でもあります.

ここまで築き上げてきた主人公の縁が見事に結実し,穏やかながらも最後のシーンの感動が増しています.

陰謀の中にある無垢で純粋な気持ちが今回トラブルを産んだわけですが,精算が次回行われるということで早く続きが読みたいですね.


感想 『骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中 6』 天騎士の畏怖


天騎士の畏怖

あらすじ・内容

スキル発動――天騎士の本領が王国を揺るがす!

圧倒的な力を人助けに役立ててきた骸骨騎士のアーク。拠点の社からエルフ族の里に戻ったアークは、精霊獣のポンタ、ダークエルフの美女戦士アリアン、獣耳忍者少女チヨメに、疾駆騎竜(ドリフトプス)の紫電を加え、チヨメの兄弟子サスケの真意を探るべく「ヒルク教国」へお出掛けすることになる。
同じ方面に向かうエルフ族の船に便乗したアークであったが――無愛想なエルフと一触即発! 船室で仲間の着替えシーンに遭遇!! 海岸では上陸拒否――!? と、波乱含みの船旅に。
なんとか上陸できたアークは、道中で蜘蛛の化け物に襲われる馬車に遭遇。人外じみた力で化け物を倒し、ノーザン王国第一王女・リィルを助け出す。
そしてアークは、不死者(アンデッド)の軍勢から王都を救ってほしいとリィルに依頼され……!?
「天騎士の本領を見せてやろうぞ!!」
ついにアークの秘められたスキルが発動する――!

天騎士の畏怖
始終とんでもなバタバタに巻き込まれながらの旅道中で,国がとんでもない目にあっているのにドタバタ部分が深刻さを和らげて読みやすくなっていますね.

新キャラクターの王女様もロリで凛々しい良い感じの造形になっているので純粋に応援する気になれます.

主人公の見せ場が後半あるんですがヤバすぎて俺つえーのテンプレとして気持ちがいいですね.

ただ見せ場のところで急にこの巻が終わるので全体として不完全燃焼な印象に.

敵はまだまだ秘密裏に隠し玉がありそうですし,主人公の強さもそこしれないので一層バトルが熾烈化していきそうですね.