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感想 『叛逆せよ! 英雄、転じて邪神騎士』 流される裏側の真実


流される裏側の真実

英雄が救った世界はそこまできれいなものじゃなかった,物事には裏の側面があり光もあれば闇もある……そんなテーマをこれでもかと突き詰めた作品でした.

世界を救ってもそれはある世界に多大な負担をかけることを意味して,それに気付いた主人公流されるだけでなくしっかり考えて対応していくところも面白く読めました.まぁ結構いやだいぶ流されているんですが笑

キャラクター派ポップなデザインになっていてそれが本編の異様に重たいテーマを和らげてバランスをとっている印象です.

次回も主人公は自分の過去が起こした悲劇などを目の当たりにして相対するんでしょうけど,そこが大きな主題として描かれるほどに,この作品の魅力が増していく気がしますね.


感想 『我が驍勇にふるえよ天地6 〜アレクシス帝国興隆記〜』


敵の敵は味方

因縁も冷めやらぬ間に味方となって反転,同じ敵を見据えて進むという驚くべき展開を見せました.

政局が絡んだ戦争は背景の説得力がますのでいろいろ浮き彫りにしやすくていいですね.

世界一の軍事大国が相手なので新しい役者が出るわ出るわで目まぐるしかったです.

女性陣もカラッとしているタイプやそうじゃないのやらいろいろいて可愛いです.どの娘も気持ちの良い,気風が良いので楽しいですね.

まだまだ序盤戦,これから勢いが増していきそうなので新キャラの姫傭兵との絡みも楽しみです.


感想 『我が驍勇にふるえよ天地5 〜アレクシス帝国興隆記〜』


全面突撃全面完了

知略謀略の限りを尽くして争った前哨戦から空けての超絶バトル.

両軍の異常事態に次ぐ異常事態に上手はどっちだと目まぐるしく変わる戦況がすごかったです.

圧倒的武勇を誇る英傑のかっこよさだけでなく裏の裏のまた裏を書く合戦の醍醐味が詰まってたのが印象的でした.

力の限り戦う主人公もいいですが,いじらしく妖しくそれでいて鮮烈に輝く女性陣もいいですね.

そして衝撃のラストからの次巻へのヒキ……早く読みたくなります.


感想 『やがて恋するヴィヴィ・レイン 4』 革命か約束か


革命か約束か


民のために祭りげられた偽りの英雄と落ちた姫の邂逅.そこでは誰も彼もが人間という動物で…….

革命を指導する主人公はヒロインとの約束に突き動かされてむしろ積極的に手を汚していて,対象的に翼をもがれたヒロインはなすすべもなくただ主人公達の幸福を祈る……この切ない構図が背景にあるので他のシチュエーションもどことなく雰囲気がプラスされて良かったです.

さんざん焦らしただけに再開した二人の様子にすごくドキドキしました.

キャラクターたちのクセがいい塩梅で調整されているのでメインの道筋に集中することができました.

謎が一つ解明されましたがしかし新たな謎が増えてまだまだ本題の方も解決するべき課題が多そうです.

次回への伏線もいくつもあるので早く続きが読みたいですね.


感想 『エイルン・ラストコード 〜架空世界より戦場へ〜 7』


英雄が受け継いだもの

新世代ロボットラノベにふさわしい内容と熱さ,盛り上がりでした.

満を持して投入される火力とお金とそして人命という名の限られたリソース.

しかし敵は強大で絶望を振りまき,誰もが辛い中立ち上がる者達……皆一心に英雄が残した灯火を携えています.

燃える展開が多いかつクライマックスで大爆発するスタイルのため助走がやや辛い展開です.

しかしそれを補って余るほどのカタルシスの開放です.

キャラクターたちも良いです.それぞれに魅せ場があり,脇役としてのかゆいところに手が届く感じが最高にクール.

あまりにも今回開放感高いので逆に次巻が心配になるレベルです.

しかしまだまだ盛り上がる気もしますので今後の展開にも大きな期待をしたいと思います.


感想 『クロニクル・レギオン 6 覇権のゆくえ』


群雄割拠,ただではやられぬ!


ますます混沌と情勢が変化していく偉人系ロボットバトル現代戦記……もはやジャンルがわかりません.

照姫ちゃんという最高の愚かロリが主導した東京全域を巻き込んだ内戦バトルもいよいよクライマックス.

平将門率いる亡霊軍団もいろいろな役割をさせられて大活躍し,味方側というかいろいろなステークホルダーがところ狭しと知略と暴力で暴れまわるという豪華な巻でした.

照姫がほんと愚か可愛いくてツボです.いいぞもっとやれ.

サービスシーンもしっとり入ってしかもまさかのあのキャラも……けしからん限りです!

いよいよ最大の敵との戦いが始まるわけですがはたまた第三勢力が勃興するのか正面衝突するのか知略陰謀が入り乱れるのか……楽しみです.


感想 『我が驍勇にふるえよ天地 3 〜アレクシス帝国興隆記〜』


吸血英雄 喀血す

あらすじ・内容

レオ様、これは天の時を掴む戦いです!

クロード帝国各地で勃発した、未曽有の大叛乱を征伐したレオナート。
その武功により、広大なるディンクウッド州を下賜され、彼の常勝軍とともに州都レームへ入城を果たす。
季節は冬。レオナートは在りし日の伯母を思い浮かべ、最良の領主足らんとする。大州を完全に掌握し、憎きアドモフ帝国に対抗すべく着実に力を蓄える日々。しかし、春を待たずして、軍靴の音が北より押し寄せる。アドモフ、来襲――!
「天におわすロザリア様よ、ご照覧あれ――全軍突撃!!」
魔法なし! 痛快にして本格なるファンタジー戦記、これぞ“吸血皇子”の伝説伝承たる激震の第3弾!

ものすごい事態がものすごい怒涛の展開で迫ってきました.

常勝無敗の伝説を英雄がどのように築き上げるさまを目の当たりにできるこの作品ですが,それにしても容赦がない.

繰り出される武勇と戦略.

時には手練を発揮して,知略を練り,それでいて時には正面突破するなどまさしく怒涛の展開にふさわしい大満足の巻でした.

女子の可愛さは抑えられているものの,ハラハラする展開や歴史が動くさまを描くスケール感などが息をつく暇もないですね.

フォークロア.この物語の行く末が気になりまくりです.


感想 『武に身を捧げて百と余年。エルフでやり直す武者修行 9』


魔人の国にて過去との邂逅

あらすじ・内容

シェリルの秘密と血晶の謎――最後の戦いが始まる!

魔人の国「ネヴァケー」。『大血晶』の情報を求め、そして師の意思を継ぐため、この地を訪れたスラヴァ一行を待っていたのは……魔人との喧嘩の日々!? そんな彼らの前に現れたのはシェリルと縁の深い人物で――

最終章の幕開けといった展開.

魔人の国に辿り着いた一行は好戦的な住民に囲まれながらもいつも通りに過ごしていましたが,目的の調査のために色々と動いていくうちにどんどん雲行きが怪しくなっていき……と言った内容.

エルフ,魔人,そして武術家という枠によって覗ける人間模様や信念もさることながら,いい塩梅に肉付けされた戦闘シーンなどやはり見どころが多かったです.

伏線として貼られていたシェリルの秘密など少しあっさりめの味付けだったところもありますが,それぞれのキャラクターの矜持だったりがぶつかり合う展開はなかなか爽快でした.

いよいよラストバトルに向けて大きく舵をきった今作.
どのような終着点にたどり着くのかが楽しみです.


感想 『我が驍勇にふるえよ天地2 〜アレクシス帝国興隆記〜』 局地戦も大決戦も映える


局地戦も大決戦も映える

あらすじ・内容

「戦は伝説伝承≪ドラマ≫で決まるのです」

第1巻が大反響につき発売直後に重版決定!!
『ワルブレ』のあわむら赤光が放つ、痛快にして本格なるファンタジー戦記です!

第2巻はますますスケールアップ!
敵も味方も魅力的なキャラクターがどんどん登場し、驍勇の舞台はさらに広がります。
いま最も熱く胸焦がす、痛快戦記をお楽しみください。

ボロロロスでの激戦を制し、吸血皇子の呼び名を名誉あるものへと変えつつあるアレクシス侯レオナート。
時を同じくして、大陸南部より憎き四公家の一角・グレンキースが挙兵したとの報せが届く。
その大軍は名だたるブレアデト“教導”傭兵団に鍛え抜かれ、まさしく精強無比。
レオ達はこの強敵を迎え討つべく南征を決意する。

だが、その先で出会ったのは、四公家の手から逃れてきた幼い姫と白銀の騎士。
二人がレオに求めた、唯一つの願いとは――?

集えよ! 誇れよ! レオナートの御旗と共にある栄光を!
痛快にして本格なるファンタジー戦記、英雄女傑入り乱れる第2弾!!

豪傑の豪傑による豪傑のための英雄譚!

反乱軍を無事に平定した主人公達を待ち受けたのはさらなる反乱と美女率いる凄腕の傭兵団.

殺し殺され,謀り謀られながらも英傑たちをひきつけてやまないカリスマの戦いが気持ちの良いくらいの大きなスケールで描かれています.

キャラクターも1巻と同じく皆ブレずに確固たる個性を放っていますし,なにより敵がいいですね!ゲスな敵や勇敢な敵などそれぞれがイキイキしていました.

大手柄を経てさらなる高みへ向かう主人公達.
その先にはまたとんでもない巨悪が待ち構えていそうなので,期待して待ちたいと思います.


感想 『強くてニューサーガ』 英雄に慈悲はない


英雄に慈悲はない

あらすじ・内容

インターネット上で話題沸騰の“強くてニューゲーム”ファン タジー、待望の書籍化!激戦の末、魔法剣士カイルはついに魔王討伐を果たした…と思いきや、目覚めたところはなんと既に滅んだはずの故郷。そこでカイル は、永遠に失ったはずの家族、友人、そして愛する人達と再会する――人類滅亡の悲劇を繰り返さないために、前世の記憶、実力を備えたカイルが、仲間達と共 に世界を救う2周目の冒険を始める!

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明るいセリフの文体と濃密なバトル描写,無慈悲な行動と新鮮な気持ちになれた作品です.

またそれらがかなりいいバランスで成り立っているのでストレスもありませんでした.

しかし緊迫感のある展開もしっかり起こるので,ドキドキしながら楽しむことができました.

登場人物たちも,パッと見の印象とは裏腹な一面が各自にあり,それが一クセも二クセもあるような感覚になるので物語の深みを増しています.

一山超えてのエピローグだったので,このまま最後までどう走っていくのかが楽しみです.