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『骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中 8』 無自覚世直しの到達点


無自覚世直しの到達点

種族が種族同士の軋轢や過去を超えて共闘して盛り上がっていく展開はまさにクライマックス……と思いきやとんでもない広域殲滅戦で想像よりもド派手でした.

キャラクターたちはここぞとばかりに出番で魅せましたが,やはりここは主人公に軍配が上がりそうです.

最後のバトルのトリックもストンと胸に落ちる読後感で良かったです.

まさかの完結ということで世界はまだまだ広がっている気もしますが,謎の開陳はある程度は蛇足ということで総じて満足な作品でした.


感想 『骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中 6』 天騎士の畏怖


天騎士の畏怖

あらすじ・内容

スキル発動――天騎士の本領が王国を揺るがす!

圧倒的な力を人助けに役立ててきた骸骨騎士のアーク。拠点の社からエルフ族の里に戻ったアークは、精霊獣のポンタ、ダークエルフの美女戦士アリアン、獣耳忍者少女チヨメに、疾駆騎竜(ドリフトプス)の紫電を加え、チヨメの兄弟子サスケの真意を探るべく「ヒルク教国」へお出掛けすることになる。
同じ方面に向かうエルフ族の船に便乗したアークであったが――無愛想なエルフと一触即発! 船室で仲間の着替えシーンに遭遇!! 海岸では上陸拒否――!? と、波乱含みの船旅に。
なんとか上陸できたアークは、道中で蜘蛛の化け物に襲われる馬車に遭遇。人外じみた力で化け物を倒し、ノーザン王国第一王女・リィルを助け出す。
そしてアークは、不死者(アンデッド)の軍勢から王都を救ってほしいとリィルに依頼され……!?
「天騎士の本領を見せてやろうぞ!!」
ついにアークの秘められたスキルが発動する――!

天騎士の畏怖
始終とんでもなバタバタに巻き込まれながらの旅道中で,国がとんでもない目にあっているのにドタバタ部分が深刻さを和らげて読みやすくなっていますね.

新キャラクターの王女様もロリで凛々しい良い感じの造形になっているので純粋に応援する気になれます.

主人公の見せ場が後半あるんですがヤバすぎて俺つえーのテンプレとして気持ちがいいですね.

ただ見せ場のところで急にこの巻が終わるので全体として不完全燃焼な印象に.

敵はまだまだ秘密裏に隠し玉がありそうですし,主人公の強さもそこしれないので一層バトルが熾烈化していきそうですね.


感想 『ログ・ホライズン 9』 ヒーローのヒーローによるヒーローのための矜持


ヒーローのヒーローによるヒーローのための矜持.

あらすじ・内容

傍若無人!天真爛漫!シロエを振り回していた「彼女」がいよいよ登場!!

突然ゲームの中に閉じ込められ、仲間のいない中国サーバーで 大規模戦闘に一人巻き込まれたレオナルドは絶望していた。そんな窮地のレオナルドを救ったのは黒髪で爆発的なグラマーのカナミ。カナミは英雄・エリアス、 無表情な回復職・コッペリア、人語を解す白馬を引き連れ、日本を目指しているという。強引で豪快なカナミに、あっという間にレオナルドも旅の仲間に加えら れ、四人と一匹の旅は始まりを告げた。「いざ! 東へ!」

 

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いよいよ群像劇の様相をていしてきましたログ・ホライズン第九巻.

それぞれの個性と異質との出会いが化学反応を起こして有機的につながって……と世界の広がりをありありと感じました.

最後の最後でやっぱり普通のMMOとは違うなとニヤリとさせてくれるところも流石です.

黎明の彼女の動向も気になりますが,我らが腹黒メガネの活躍ももっとスポット当てて見たいところです.


断末のミレニヲン 2 感想


二巻になってさらにどぎまぎの展開へ.

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新キャラがどのキャラも個性的で素晴らしい.
間に挟まれる過去描写が現実の状況をさらに濃くしてくれるので目が離せないですね.

また主人公がいい.
主人公はいつまでも童貞くささを残して欲しいです.でも最後が(略

次巻への引きも特にこだわったみたいですし,とりあえずそれぞれのキャラの輝かしい?未来に期待します.


断末のミレニヲン I 感想


過激て残虐で濃密で暗黒系.その煽りに恥じぬ一品でした.

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ファンタジーでゾンビモノって初めて読みましたがこんなに親和性高いとは.
とりあえず何人かは(どういうカタチかはわかりませんが笑)今回退場したとしてもまた出てきそうですし,ファンタジーの定番とゾンビモノの定番が今後も見事に調和してくれることを期待しています!