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感想 『Re:ゼロから始める異世界生活 7』 絶望の数だけ強くなる


大討伐活劇と化したこの巻.
前数巻からのストレス展開助走からの大ジャンプで読んでて躍動感すら感じました.

あらすじ・内容

大人気WEB小説、激闘と活劇の第七幕

度重なる死に一度は心を折られ、しかしレムの言葉に再起を誓ったナツキ・スバル。『死に戻り』した記憶を活かし、スバルは王選候補者であるクルシュやアナスタシアを巻き込み、魔獣『白鯨』の討伐に打って出る。

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主人公の過去……というよりループ前の記憶がキーとなる展開が続きますが,当然“過去”というものは等しく誰にでもあるものであることを真摯に感じる展開でしたね.

初登場と比べて最高にアツいおっさんキャラになったヴィルヘルムさんを筆頭に,各キャラの魅力がそれぞれインフレして素晴らしい開放感が醸し出されています.

まだまだ本題が残っていますが,手札は十分,こっからまた大いなるあがきを魅せてくれそうなことを期待しています.

絶望を,くぐった分だけ,強くなる.
想いも意思も……運命さえ乗り越えてほしいです.


モーテ -死を謳う楽園の子- 感想


まさに前巻が暗い雁字搦めの絶望の話なら,この巻は希望と絶望の間に揺れる物語でしょうか.

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そもそも若い少年少女達が自制もきかずに自殺に至る病という壮絶な設定のせいで,全体的に一片たりとも気が抜けなかったです笑
しかし,ひとつの謎が解決に向かう過程はまさに希望のお話だったと思います.
絶望をまとった少女たちの住む箱庭にこれまたいろいろなものを背負った大学生のダンテがまさに引っ掻き回すかのようにまっすぐぶつかっていて心揺さぶられます.
そしてやはりなラストのひき……
暗躍する闇と,彼と彼女と彼らの決断が楽しみでもあり,怖くもある.
とても不思議な雰囲気の作品です.
個人的にはパヴェルくんがとても気に入ってるので,彼の見出した道の行く先も,良いものになったらなぁとしみじみ.
いずれにしろこの時代にこんな作品が出て,若い人たちが読むということが素晴らしいことだと私は考えています!


断末のミレニヲン I 感想


過激て残虐で濃密で暗黒系.その煽りに恥じぬ一品でした.

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ファンタジーでゾンビモノって初めて読みましたがこんなに親和性高いとは.
とりあえず何人かは(どういうカタチかはわかりませんが笑)今回退場したとしてもまた出てきそうですし,ファンタジーの定番とゾンビモノの定番が今後も見事に調和してくれることを期待しています!