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感想 『境域のアルスマグナ 緋の龍王と恋する蛇女神』 夫婦の進む道


夫婦の進む道

非常によくねられた設定と生き生きとしたキャラクター.

主人公もまさに王道を行く正義感があって等身大なのに何処か執着的なタイプ.

丁寧なバランスの良い描写の中にもオリジナリティあふれるやり取りや世界の広がりが感じられて読んでて楽しかったです.

ヒロインがウザい点は賛否両論ですが今後いろいろなキャラクターが追加されることを考えるとこれくらい目障りな感じがちょうど良いかも.

魔術でどうしてもやり抜きたいこと,それを見つけた主人公がどのような覇道を突き進むのか.

まだまだ見どころはたくさんありそうですね.


感想 『東京侵域:クローズドエデン 2』 背中を預けた相棒から伝わる自分と同じ熱量


手探りで進む異界の廃墟で,背中を預けた相棒から伝わる自分と同じ熱量.

あらすじ・内容

希望と絶望のボーイミーツガール第2弾!

“臨界区域・東京”に戻ってきた蓮次たち。しかし、対立する救務庁の待ち伏せで叶方の命が危険に。更には“金色の糸”も出現する! 蓮次と叶方は“ハーメルン”を倒し、大切な人を取り戻せるか――!?

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バディモノのアツいところをここまでかとギュッと濃縮した素晴らしく満足度の高い作品でした.

パートナーがいることの心強さと二人で一つの目的へがむしゃらに,まっすぐ,脇目も振らずに突き進む力強さと哀愁が見事にマッチして,作品の魅力になってます.

2巻では次々と明らかになる新事実や,新たな敵,陰謀や苦悩など切り取られた側面が相互に化学反応してまたひとつの雰囲気を作っているのが印象的でした.

個人的には今回強敵として登場したあのキャラは大好きなのでまたガンガン登場させて欲しいですね.

ゼロからではなく,次は“イチ”からのやり直し.
未来へ繋ぐ彼らの挑戦からまだまだ目が話せません.


感想 『筺底のエルピス』 設定と信念が化学反応


設定に無駄が全くなく,それが確かな重厚感となって噛み締められる作品でした.

あらすじ・内容

人類の存亡をかけた影なる戦い。殺戮因果連鎖憑依体――古来より『鬼』や『悪魔』と呼ばれてきたその存在は、感染する殺意であり、次元の裏側から送り込まれた人類絶滅のプログラム。日本の暗部である《門部》は、不可視の存在を網膜に投影する改造眼球『天眼』と、時を止める超常の柩『停時フィールド』を武器とし、そのプログラムを追い立て、狩り、そして葬り続けてきた鬼狩りの組織だ。時は現代。百刈圭(ももかり・けい)と、乾叶(いぬい・かなえ)――心に傷を抱えて戦う二人が遭遇したのは、歴史上、たった六体しか確認されていない《白鬼》だった。叶の親友に憑依したその鬼を巡って組織が揺れる中、黒ずくめの刺客《ゲオルギウス会》が動き始める。それは日本を守護する《門部》と同じように、ヨーロッパで連綿と戦い続けてきたもうひとつの鬼狩りの組織――バチカンの狩人たちだった。《白鬼》とは何か。二つの組織の衝突はいかなる戦いを引き起こすのか。そして、滅亡を防ぐ希望はあるのか。人類の存亡をかけて戦う、影なる戦士たちの一大叙事詩が、いま語られる。気鋭・オキシタケヒコが描く異能バトルアクションシリーズ。イラストは各方面で活躍中のtoi8が担当。※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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特に門部という組織の設定がしっかりしていて,和風なのにSFなガジェット,同様な他の組織とのモチーフの比較などとにかく凝ってる印象です.

能力も性質はシンプルなんだけど,そのいろいろなパラメーターで魅せてくれそうな感じです.

異能バトルでありながらSFの空気をまとっていて,更にはキャラクターたちのいきいきとした信念が化学反応していました.

素直に面白かったです.


感想 『廻る運命のポーラスター』 気の強いヒロインに気だる気な昼行灯主人公


まさに正統派の異能バトルモノと言った感じ.

あらすじ・内容

星撃武装を用いて星霊種と闘う存在――星撃士。北桜涼真は不 本意ながら星撃士訓練校に特待生として通わされていた。そんな訓練校にある日編入生がやってくる。それも、10代にして最強の星撃士――星撃騎士となった 少女が。彼女の名前は氷高彩無。涼真のクラスに編入した彩無は、星撃士訓練校の特待生でありながら、不真面目な態度をとる涼真に対し怒りを覚えるが、涼真 の秘めた力に気がついて――

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気の強いヒロインに気だる気な昼行灯主人公.

ラブラブコメコメからの激しいバトルからの陰謀からのーと言った感じ.
丁寧になぞられているので読んでいて全くストレスがなかったです.
キャラクターも可愛くて謎もいろいろで今後も期待大ですね.
学園モノから感じる安定感は良いですねー.


感想 『デート・ア・ライブ 12』いつかやって欲しかった逆攻略路線


主人公ピン表紙が冴え渡る最新刊.

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恋愛攻略+バトルでガンガン進むのがこの作品のミソですが,いつかやって欲しかった逆攻略路線をこんなにガッツリやってくれたのが素晴らしいですね.

ハーレムの一つの到達点でしょうか.
色々な経緯を持って集まったメンツなので総集編のような豪華さがありますし,一人ひとりのヒロインの可愛さと個性が更に相対的に引き出されて満足です.

ストーリーの方は佳境の一歩手前と言った感じで中々の盛り上がりです.
この巻数にして新たな問題と明らかになる真実に今後も目が離せないと思います.


東京侵域:クローズドエデン 01 感想


大きなミスも力に変えて.

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利害関係から始まって,すこし歪んだパートナーという二人が絆を深める話を期待したい!
外敵が隔離空間にいてそこに突入するペアがいて……という展開は結構あるんですがそれをドキドキする筆致でまとめ上げているのがいいですね.
世界の謎,それぞれの立場の目的も気になるところですし,人間模様も刻々と変化するさまが今後も楽しめそうです.
あと浮気!浮気っていいものですね.


ソード&ウィザーズ 感想


なんて言うかこれ,フォロワーですよね.

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ただ戦闘シーンとラブコメのバランスが自分にとってはちょうど良い配分でした.
とりあえずヒロインには炎属性とツンデレ,幼馴染は不器用,妹は極度のブラコン.
主人公は普通女性しかできないことを唯一できる男性としてえがいて,いろいろな他属性なヒロインと組むとシナジーが出る能力.
押さえるべきところを全部押さえた感じで逆に清々しいですね.


サクラ×サク 1 感想


特有の「余裕のない」筆致で描く,ファンタジー異能バトル.

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まさかの凡庸主人公と思いきや……?と言った展開が清々しくて気持ちよかったです.
キャラが生き生きとしていて活劇のような印象もありました.
軍略とか戦略面で奇をてらった作品が数多く出ている中で,ド直球に異能力,ワガママ公女,朴訥主人公で攻めてくるあたりにクールです.
珍しくCパートもあったのでスピード感のある刊行に期待です.


IEイマジナリーエフェクト 2 感想


全巻の余韻を引きずりつつの続巻.

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主人公の人外レベルが意外な方向から強化されてて面白かったです.
メインヒロインがお休みな分,敵さんたちがとっても頑張った回という印象.
化物退治がメインだったのに,異能バトルの人対人の駆け引きだったり能力の使い方だったりが程よくブレンドされてダイナミックな魅力が出ていました.次も期待.


クインテット・ファンタズム 2 感想


まさかの二巻締め…….非常に残念です.

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今回もいろいろ抱えたキャラがどんどん出てきて目移りしてしまうほどの輝きです.特に敵がいい.

どんな人間にも過去があって抱えているものがあって守るべきものがあって,戦うべき理由がある.
スポーツエンタメとして取り沙汰されるこのルールの世界で最高に輝いていく彼女たちをまだまだ見たかったです.
素直にそう思える怪作でした.