「王族」タグアーカイブ

感想 『精霊幻想記 9』 夜会での攻防


夜会での攻防


丁寧な描写で貴族たちの社交界を描いた今巻.

空ぞれの立場の違いからくる駆け引きが見どころでした.

女性陣が誰もかしこも可愛く美人でいじらしい,それでいて芯がしっかりしています.

それでいて男性陣の中では主人公が飛び抜けて落ち着いているので勝負になりません……こういう際立たせ方もあるのかと感心しました.

最後の最後でいい感じのヒキになっているので次巻が楽しみです.


感想 『精霊幻想記 3』 異世界の息づかいが聞こえる


異世界の息づかいが聞こえます

あらすじ・内容

精霊の里の民たちとの充実した生活に別れを告げ、遂に当初の 目的であった両親の故郷ヤグモに辿りついたリオ。ほどなく彼は小さな村カラスキで、父方の祖母であるユバと従姉のルリと邂逅を果たす。その後、時が来るま では明かせないという両親の過去を知るため、リオはしばらく村に逗留し、ついでにお世話になる村の生活水準向上を図ることに!

image

舞台は変わって和風の里.

両親の秘密や世界の謎が少しずつ明らかになり,より一層深みがました感じがします.

特にキャラクター同士のバランスとそこで確かに生活しているという息づかいが感じられるところが素晴らしいですね.

次々に起こるイベントでそれぞれのキャラクターにそれぞれの見せ場が用意されていてハラハラドキドキしました.

ラストでとんでもない伏線をばら撒いてかなり強烈なヒキも作られているので次が楽しみです.