感想 『やりなおし魔術機工師の再戦録』 歴史を“活かす”戦い


歴史を“活かす”戦い

あらすじ・内容

運命を、やりなおせ。 必敗の歴史を勝利へと更新する、リライト・ファンタジー!

それでも人類は、敗北した。 “魔術”と“機工”が両立する 世界に突然現れた人類の天敵“異海鬼獣(リヴァイアサン)”。未曾有の脅威を前に“魔術師”と“機工師”は初めて手を組み、文明は一気に加速し――それで も。歴史の歩みはあと一歩、決定的に遅かった。 だから、俺たちはやりなおす。 全てが滅びた絶望の赤い海から、過去へ。 逆行し、遡生し――技術の結晶 たる“魔術機工(デハイド)”を手に「あの日」へ向かって。この世界を再び走り抜け、かつて手が届かなかった何もかもへ、もういちど手を伸ばして。 歴史 を、運命を、書き変えてみせる。

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文字通り過去に戻ってやり直す魔法と機械が交差する世界の物語でした.

ヒロインも主人公も陣営に別れながら必死に歴史をトレースする前半部.
結構ストレスたまりましたがそれも未来のためかなと考えてたら一気に後半歴史が動いてメリハリが出てきて楽しかったです.

ヒロインの我慢の人なんだけどシーンによっては人間っぽくなるのが魅力的でした.

ただ主人公が少し猪突猛進でいい意味で熱い悪い意味で考えなしなところがあるのでそこは好みが分かれるところではないでしょうか.

なんにせよ一気に事態と歴史が動いた以上,この先は一筋縄では行かなそうです.