新潮社が「ラノベじゃない×2、本当のことさ~♪」と言ったらラノベクラスタの話題にされたお話


新潮社が新文庫レーベルを創設したことはライトノベル好きの間ではにわかに話題になりましたが,どういうことか「ライトノベルと呼ぶな!」と呼びかけているらしいです.

新潮社、ラノベ作家の新文庫レーベル創設も「ラノベと呼ぶな」! 謎のこだわりでファン混乱

そんなこんなで今日もラノベクラスタの議論の種となったわけです.

確かに私としても「ラノベじゃないよ!」って言われても混乱というよりは違和感を覚えてしまいます.

記事にある通り,ライトノベルの一線級の作家陣を揃え,二次元の美少女を始めとする美麗なイラストを表紙にこしらえてなお叫ばれるのは「ライトノベルではない」という主張.

別にいいじゃんとは思うかもしれないですが,そもそもライトノベルであると主張することや,そういったことがどういう影響を業界に与えるのかということを考えることが楽しくなったのです.

※私としたことが「このライトノベルがすごい!文庫」を忘れていたのですがそれはご愛嬌です.

こういう面白い派生を見せたこの議論ですが,そこで重い腰を上げたのがid:mizunotoriさんです.

そのまとめが以下のリンクになります.

ライトノベルは自称するもの?

それはさておき(おいちゃうんだ)

例えば本屋の本棚の問題がありますよね.

レーベルが放つ「コレはライトノベルではない」という主張はすなわち,本の売り手である書店員さんたちの本に対するゾーニングへ強いメッセージ性を与えることになります.

もちろんいやいやこれだけ豪華な作家がいて,この表紙で……って書店員が思ったらラノベの隣に置かれるし,そもそも一般の書籍棚がない書店(とらのあなとかアニメイトとか)は普通に隣においてますしね.

私はどちらかというとメディアワークス文庫の例がありますし,どれだけ主張をしてもライトノベルの隣に置かれることが多い気もするし,ネット書店の利用が大幅に増えた今じゃあんまり意味のない主張かなという立場だったのですが,この件についてはいろいろな意見があるようですね.

なるほど確かにと思いますね.

それと興味深かったのでご紹介したいのですが,世の中のライトノベルクラスタにはこういう病気があるんですよ.

こういう人,私の周りにかなりの数がいます.同じ作家,同じ絵師,同じ話(一般レーベルに活躍の場を移ったライトノベルがちらほらあります.有名どころで言うと桜庭一樹の「GOSICKシリーズ」とか.)

……どれだけ共通項を持っていてもライトノベルでないという匂いを敏感に嗅ぎ分けて離脱するわけです.

実は私もこの病気のキャリアで,かなりの重度です.なんでなんですかね笑

敵にまわるというのはまた過度な煽り文句なんですが,事実ラノベじゃなくなった(ような匂いがする)だけで買わなくなる人は確かに周りに大勢います.

まぁ私は根っからのライトノベル大好き人間なので,「ラノベだから買う」「ラノベじゃないから買わない」は理解できても,「ラノベだから買わない」と「ラノベじゃないから買う」は根本的には理解できないのかもしれません.

私が共感できないからといって「ラノベと言われるととても恥ずかしくて買うことは出来ないけど,ライトノベルじゃないなら買おうかな」と考える人がいる可能性はゼロではありません,むしろ結構多いのではないかなと思います.

となるとなぜ美麗な二次元イラストを表紙につけたのか……そういうセンスィティブな人は二次元美少女の表紙を持って笑顔の女性書店員レジ係という最強の壁を超える必要があるわけですね.

まったくたまらないシチュエーションですな!ぜひとも今後新潮社さんにはおっぱいとかバーン!と出ているようなものを出して欲しいです.

 

とにかく今日も,ライトノベルクラスタは平和にわいわい議論をしております.

 

 

 

 

ん?「ライトノベルの定義は何?」だって?

 

 

 

 

 

 

てめぇ決着をつけてやる屋上へこい.

 

 

 


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