中盤の暗中模索なシーンはかなりテンポ良かったけど,序盤終盤のリズムが合わなかったな.
主人公に違和感ないんだけど,ヒロインの性格がきつい.反省・自己分析・再評価のサイクル回せないキャラ.
新潮社が新文庫レーベルを創設したことはライトノベル好きの間ではにわかに話題になりましたが,どういうことか「ライトノベルと呼ぶな!」と呼びかけているらしいです.
そんなこんなで今日もラノベクラスタの議論の種となったわけです.
常日頃からラノベ定義論に親しんでいるラノベ読みは新潮文庫nex程度で混乱などしないのである。ラノベ定義論の深淵を垣間見て混乱をきたしているのはむしろサイゾーのほうであろう。
— mizunotori (@mizunotori) September 10, 2014
確かに私としても「ラノベじゃないよ!」って言われても混乱というよりは違和感を覚えてしまいます.
記事にある通り,ライトノベルの一線級の作家陣を揃え,二次元の美少女を始めとする美麗なイラストを表紙にこしらえてなお叫ばれるのは「ライトノベルではない」という主張.
別にいいじゃんとは思うかもしれないですが,そもそもライトノベルであると主張することや,そういったことがどういう影響を業界に与えるのかということを考えることが楽しくなったのです.
新潮社nexなんですが,「ラノベと呼ぶな!」っていうのは別に混乱を呼ぶわけじゃなくて,単純になにいっちゃってんのっていう違和感を呼ぶ.そもそも今のラノベだって別に中の人が俺はラノベだぜ!って言ってラノベってなってるわけじゃないし.講談社ラノベ文庫以外.
— ◯リココ (@licoco) September 10, 2014
※私としたことが「このライトノベルがすごい!文庫」を忘れていたのですがそれはご愛嬌です.
誰か各ラノベレーベルHP巡ってラノベ/ライトノベルを自称しているかどうかまとめてくれ #他力本願
— 精霊使いのレトスアニメ (@retosu) September 10, 2014
こういう面白い派生を見せたこの議論ですが,そこで重い腰を上げたのがid:mizunotoriさんです.
そのまとめが以下のリンクになります.
それはさておき(おいちゃうんだ)
例えば本屋の本棚の問題がありますよね.
レーベルが放つ「コレはライトノベルではない」という主張はすなわち,本の売り手である書店員さんたちの本に対するゾーニングへ強いメッセージ性を与えることになります.
もちろんいやいやこれだけ豪華な作家がいて,この表紙で……って書店員が思ったらラノベの隣に置かれるし,そもそも一般の書籍棚がない書店(とらのあなとかアニメイトとか)は普通に隣においてますしね.
私はどちらかというとメディアワークス文庫の例がありますし,どれだけ主張をしてもライトノベルの隣に置かれることが多い気もするし,ネット書店の利用が大幅に増えた今じゃあんまり意味のない主張かなという立場だったのですが,この件についてはいろいろな意見があるようですね.
@licoco @K_izumi_penki MW文庫はラノベ棚に置かれないことも多いですし、「ライトノベル売り場には入りにくい」という声もよく聞きます。「一般棚に置いてもラノベ棚に置いても変わらない」とは考えにくく、善かれ悪しかれ「非ラノベ」アピールに意味はあると思います。
— mizunotori (@mizunotori) September 10, 2014
@licoco とはいえモンスター文庫とか名前すらスルーされる現状を考えると……あと新潮社がもともと持っている新潮の100冊とかのマーケティング考えると、(小畑健の表紙描いた人間失格とか)一般文芸をアニメや漫画でコーティングする需要はあるかなあと思います
— うれあさんのファン(公式) (@katariya) September 10, 2014
なるほど確かにと思いますね.
それと興味深かったのでご紹介したいのですが,世の中のライトノベルクラスタにはこういう病気があるんですよ.
公式に「ライトノベルじゃない!」と言われると読む必要はないな、と思う根っからのラノベ読み。
— てりあ (@TERIAf1) September 10, 2014
こういう人,私の周りにかなりの数がいます.同じ作家,同じ絵師,同じ話(一般レーベルに活躍の場を移ったライトノベルがちらほらあります.有名どころで言うと桜庭一樹の「GOSICKシリーズ」とか.)
……どれだけ共通項を持っていてもライトノベルでないという匂いを敏感に嗅ぎ分けて離脱するわけです.
実は私もこの病気のキャリアで,かなりの重度です.なんでなんですかね笑
新潮社文庫nexはラノベ業界で一番重要なアーリー・アダプターを敵に回していいのだろうかと思ってるんだけどもまぁそれは別のお話。
— 猫ロキP@9/14ラノベ読み超会議 (@deflis) September 10, 2014
敵にまわるというのはまた過度な煽り文句なんですが,事実ラノベじゃなくなった(ような匂いがする)だけで買わなくなる人は確かに周りに大勢います.
まぁ私は根っからのライトノベル大好き人間なので,「ラノベだから買う」「ラノベじゃないから買わない」は理解できても,「ラノベだから買わない」と「ラノベじゃないから買う」は根本的には理解できないのかもしれません.
私が共感できないからといって「ラノベと言われるととても恥ずかしくて買うことは出来ないけど,ライトノベルじゃないなら買おうかな」と考える人がいる可能性はゼロではありません,むしろ結構多いのではないかなと思います.
となるとなぜ美麗な二次元イラストを表紙につけたのか……そういうセンスィティブな人は二次元美少女の表紙を持って笑顔の女性書店員レジ係という最強の壁を超える必要があるわけですね.
まったくたまらないシチュエーションですな!ぜひとも今後新潮社さんにはおっぱいとかバーン!と出ているようなものを出して欲しいです.
とにかく今日も,ライトノベルクラスタは平和にわいわい議論をしております.
ん?「ライトノベルの定義は何?」だって?
WordPressの話題です.
Twenty Fourteen テーマがものすごくカッコ良かったのですがデフォルトのsite-content幅が474pxしかありませんでした.
しょうが無いのでmax-widthの要素を700pxに変更しました.全部で6箇所.
.site-content .entry-header, .site-content .entry-content, .site-content .entry-summary, .site-content .entry-meta, .page-content { margin: 0 auto; max-width: 700px; }
.post-navigation, .image-navigation { margin: 24px auto 48px; max-width: 700px; padding: 0 10px; }
.archive-header, .page-header { margin: 24px auto; max-width: 700px; }
.contributor-info { margin: 0 auto; max-width: 700px; }
.comments-area { margin: 48px auto; max-width: 700px; padding: 0 10px; }
.site-main .mu_register, .widecolumn > h2, .widecolumn > form { margin: 0 auto 48px; max-width: 700px; padding: 0 30px; }
しかしその後,コンテンツサイドバーの幅も気になってしまってそれも変更することに.
そちらの設定は以下のところです。
.content-sidebar { margin-left: -29.04761904%; width: 29.04761904%; }
こちらの値を増減させればレスポンシブで幅を調整できます。
また,デフォルトでTwenty Fourteenはアイキャッチと左のサイドメニューが接触しているデザインですが以下の部分を変更するとMarginが取れます。
.site-content { margin-right: 29.04761904%; margin-left: 182px; }
だいぶコレで自分好みになりました.
しばらくはまだいじってみようと思います!