感想 『ヒトよ、最弱なる牙を以て世界を灯す剣となれ グラファリア叙事詩』


人間とモンスターの関係

独特の世界観とハイファンタジーが織りなす軍師バトル.

逆転の一手と起点が心地よい頭脳戦もそうですが天才と憚れない能力と性格がいかんなく発揮されている主人公が本当に爽快に描かれている作品です.

男性陣が癖があって面白いんですが女性陣がヒロインとメイド,内務長官くらいしか目立っていないので少しテコ入れがほしいなと思っちゃうのは贅沢ですかね.

種族生存のこだわりもなくただ思うがままに理想へと突き進む主人公とポップで爽快なそれでいて残酷な描写がとても魅力的な作品でした.