感想 『俺が魔族軍で出世して、魔王の(娘の)心を射止める話 4』


綺麗に終わった前巻から一転,怒涛の新展開のあった巻になりました.

あらすじ・内容

「マヤを、陛下と呼ぶな!」「魔王の娘」から「魔王」へ!で も、マヤ様の乙女心は変わらない!?苦労多きナオヤは新たな戦いへ!シリーズ累計4万部突破の人気「成り上がりファンタジー」新章突入!【あらすじ】日本 から異世界に戻ったナオヤは戦士将に復帰する。マヤも正式に魔王陛下に就任し、新たな治世が築かれようとしていた。そんな平和が訪れたと思ったのも束の 間、ルクレシオン帝国軍が侵攻を開始。ナオヤは彼らを迎え撃つべく、新たな部隊を再編するが、そこは一癖も二癖もある奴らばかりで、すんなりとはいかな い。魔王として帝都に残るべきマヤまで遠征に同行すると言い出す始末。同時に、裏では新たな勢力が動き始めたばかりか、そのうちの一人はどうやらナオヤと 同じような立場のようで……。成り上がっても、まだまだ道半ば。苦労多きナオヤの未来は!?成り上がりファンタジー新章突入!書き下ろし「番外編」収録!

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異世界召喚モノでありながら,他にも複数の世界存在していることは示唆されていましたが,それをメインのお話に盛り込んできたといった感じでしょうか.

気になった点として,新キャラ達はいきいきとしているのですが,以前からいるキャラについてはその分少し薄くなってしまったなという印象です.

相変わらず等身大さを維持している主人公に好感が持てますが,その分周りとの関係性のギャップあるやり取りを楽しむのがこの作品のツボだと思いました.