感想 『詐欺師キッドの英雄演武 1』 嘘の中で輝く,「本物」とは


嘘に次ぐ嘘の中で輝く,「本物」とは……

あらすじ・内容

詐欺師なのに《人類の英雄》!?
異世界コンゲームファンタジー、開幕!

「――おたくの魔法、騙りに堕ちたぜ」
 文明が発展し、神の不在が囁かれ始めた時代。伝説の英雄を騙って悪徳貴族から金銭をだまし取って暮らす詐欺師のキッドは、ある少女に協力を依頼される。 「お願いします、キッド様。あなたにも参戦して頂きたいのです。神ユグラティアの制定せし戦い、“神儀演武”に。」なんと伝説は真実を伝えており、キッド とその仲間は世界を統べる7つの種族の戦い、神儀演武に巻き込まれていく。
 これは嘘から始まり『本物』へと至る、綻びだらけの英雄譚。詐欺師キッドの虚実織り交ぜた最高のショータイム、いよいよスタート!

 

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トライバルな戦いで煽ってくれるのは先人切ってる他の作品があるので非常にスムーズに読めました.
嘘というテーマの反対がそのまま裏のモチーフになっているのも良かったです.

キャラクターも魅力的でよく描けているのですが,それだけにメインヒロインのことが気に入らないと割ときつい読者もいそうです.
このペースでガンガン展開していくなら個人的には理想のテンポです.
敵も展開もまだまだ本番ではないのでしっかり見届けたいですね.