折れた聖剣と帝冠の剣姫2

感想 『折れた聖剣と帝冠の剣姫 2』 国起こしファンタジー討伐編


国起こしファンタジー討伐編

あらすじ・内容

互いに助けあって、新たな国を興すことを決意したルシードと ファルシェーラ、コンスタンスの三人。期限つきのドラゴンとの契約に焦り、資金繰りに苦慮しつつも、三人は次の段階へ踏みだす機会をうかがっていた。 そ んなおり、エルドーム王国からの使者がファルシェーラのもとを訪れる。 使者の名はエルドームの第五王女、リュシール。 エルドームの鉱山から、劫炎禍の 異名を持つ炎の魔物イフリートが現れ、魔物を倒すためにファルシェーラが持つ聖剣の力を借りたいのだという。 申し出を受け、エルドームへと向かうルシー ドたちだが、その行く手にはイフリートの眷族たちが立ちはだかる。 同じ王女の立場から友情をはぐくむコンスタンスとリュシールの未来は、そしてイフリー ト復活の裏に潜む陰謀とは――

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前回が物語の下地を作ったとするならば,今回はその発展でしょうか.

重厚な語り口かつ本格的な描写なので久しくなかったあのハイファンタジー読んでる!って言う感覚になりました.

大物の魔物を討伐して名声を手に入れる……そのために一人の少女と出会ったのが象徴的でした.

結局人が出会うことによって物語というのは走り出すわけですから,出会いと別れの物語であるともいえますね.

最後のヒキもちょうど良い塩梅で,理不尽感は特にありませんでした.

戦闘描写もリアリティがあったので手に汗握りますね.


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