魔物が潜む夏の陣
あらすじ・内容
人生で最も熱い夏が今、始まる。
「わたし、もっともっと強くなって……絶対に勝ちますっ!!」
小学校が夏休みに入ったその日、あい達は東京を目指していた。
目的は――最大の女流棋戦『マイナビ女子オープン将棋トーナメント』。
女流棋士やアマチュア強豪がひしめくその大会を、あいと天衣は破格の才能を武器に駆け上がって行く。
一方、その師匠はというと……弟子に隠れて美人女流棋士と将棋番組でイチャイチャしたかと思えば、その翌日は別の女の子と原宿で手繋ぎデート!? しかもそのお相手は……銀子!?将棋に全てを捧げた女性達が織りなす灼熱の祭典を描いた第四巻!
人生で最も熱い夏が今、始まる。
将棋盤に向かい合う棋士たちの息遣いまでもが伝わってきそうな濃密な巻でした.
場面や勝負どころが複数出てくるのに,どれもが濃くそして後味がしっかりした構成で驚きます.
それぞれの魂を削りながら相対し,命をすり減らして対局する様がありありと伝わってきて読んでいるこっちも一緒になって一喜一憂してしまいました.
姉弟子や前回のヒロインとも呼べる桂香さんがさらに生き生きと表情を晒していたのでこれから楽しみなキャラです.
もちろん小学生の二人もすごいんですけどね!可愛すぎです.
さて,主人公の状況はまさにこれからが山場.
恋も将棋もクライマックスな展開になることを期待しています!