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感想 『精霊幻想記 1』 孤児からスタートが個人的にツボ


異世界転生の王道.孤児からスタートが個人的にツボです.

あらすじ・内容

スラム街で生きる孤児の少年リオ。彼は七歳の時に突然、自分がかつて日本の大学生【天川春人】であったことを思い出し、剣と魔法の異世界に転生していたのだと気づく。動揺する中、リオは記憶と同時に認識した自身の強大な魔力を行使し、少女誘拐事件の解決に貢献。その功績が評価され、彼は貴族の子どもが集う名門学院に特例で入学することに!?

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主人公が等身大ながらもしっかり試行錯誤してくれているのが素晴らしいですね.

ひとつひとつのイベントがわくわくしたので構成自体のバランスがいいんじゃないかと思います.

主人公は没個性なところがあるのでもっとたくさんかわいいヒロインを出して欲しいですね.

続きが早く読みたいです.


感想 『無職転生 7』 気持ち良いくらいに広がる世界


まさかの展開!(主に下半身的な意味で)
キャラがほぼ総入れ替えで新鮮な気持ちで読めました.

あらすじ・内容

ウェブでは触れられなかった数年間の物語がここに描かれる!?

エリス不在の虚しさと共に、母・ゼニスを探すためローゼンバーグへと辿り着いたルーデウス。やるべき事をやるだけと単独でAランク依頼を受けようとするルーデウス。その心は予想外にエリスとの別れに蝕まれていた。

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前巻の急展開からまさに一転.

気持ち良いくらいに広がる世界を感じれたのが素晴らしいです.

フックが随所に散りばめられたのでまたずんずん展開しそうで,ページめくりが止まらなかったです.


感想 『無職転生 6』 上回る超理不尽


起承転結の転の巻という印象です.

あらすじ・内容

徐々に明らかになる家族の行方。やがて近づく仲間との別れ!?

ルーデウスの前に現れた人神によると、侍女リーリャと妹アイシャがシーローン王国に抑留されているらしい。真偽を確かめに王国を訪れたルーデウスが見たのは、リーリャの面影を持つ少女の泣き叫ぶ姿だった……!?

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理不尽さとそれを上回る超理不尽で世界は形作られてる様をありありと突き付けてくれました.

また旅の終わりがしっとり描かれているのが良い.

諸々の謎と悲しみとを残して新しい冒険が始まりました.


感想 『無職転生 5』 世界は意志が形作っている


世界は意志が形作っていることをありありと感じた第五巻でした.

あらすじ・内容

新たな大地で待っていたのは……まさかの親子喧嘩!?

ミリス神聖国の首都ミリシオンで再び誘拐事件に巻き込まれるルーデウス一行。誘拐犯たちのボスの口から漏れた言葉は、「ルディ」という懐かしい言葉だった!? 憧れの「人生やり直し型」異世界ファンタジー第5弾!

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視点の転換が以前と比べて頻度が上がって物事が多面的に展開していることがよくわかる構成になってて面白いです.

待ちに待った感動の再開なのにわりと残念な感じでこれもキャラのアジだなぁとしみじみです.

ひとつひとつのピースが丁寧に描かれているので,その伏線が綺麗に回収されるのを期待しています.


感想 『無職転生 4』 陰謀の匂いと運命の交差


次第に状況は移ろい,陰謀の匂いと運命の交差が描かれました.

あらすじ・内容

魔界大帝キリシカから授けられた力、「魔眼」とは!?

ルーデウス、エリス、ルイジェルドの3人は、道中の港町ウェンポートで「魔界大帝キリシカ」を助ける。彼女から授けられたのは、「魔眼」なる新たな力!? “人生やり直し型”異世界ファンタジー、第四弾登場!

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獣耳っ娘に囲まれて羨ましい限りですが,内容は割とシリアスでしたね.

冒険に多様性はつきものと言わんばかりにいろいろなことが巻き起こっていて飽きませんでした.

離れたところでいろいろ進行しているイベントの予感を残しつつ次の巻へ.

キャラクターが魅力的なので群像劇みたいになるかもしれませんね.


感想 『無職転生 3』 世界は広く、醜くも美しい


世界は広く,醜くも美しい.そんな広がりを感じました.

あらすじ・内容

愛する家族を取り戻せ。“人生やり直し型”ファンタジー第三弾!

魔力災害に巻き込まれたルーデウスは、エリスと共に見知らぬ場所へ転移していた。不安が募るルーデウスの側に怪しい人影が……。それは師匠ロキシーに「絶対に近づくな」と警告されていたスペルド族だった!!

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とんでも展開から空けてこの巻,舞台をガラッと変えてサバイバルだったり街クエストだったりと盛りだくさんでした.

また時系列もあっという間にどんどん進んでテンポが良いです.

モンスターや魔族の人々を使って差別の哲学を語りつつ,それぞれの世界の住民がたしかにこの世で生きていることがしっかり浮き彫りになっていました.

まだまだ旅の終わりが見えない駆け出しの巻です.

いつカタルシスを味わえるのかを期待しています.


感想 『無職転生 2』 ピリリと辛い人間味


温かい雰囲気の中にピリリと辛い人間味.

あらすじ・内容

憧れの人生やり直し型転生ファンタジー、第二弾早くも登場!

生前34歳無職ニートだった男は、異世界で生まれ変わり、新 たな人生を歩み出していた。そんな男ルーデウスは、フィットア領で一番大きなロアという都市に住むお嬢様の家庭教師の仕事を授かる。家庭教師ぐらい何とか なるだろうと思っていたルーデウスだが、生徒であるお嬢様――エリスは彼の想像を絶する乱暴者だった……!? 言うことを聞きそうにないエリスを何とか従 わせるため、ルーデウスはある作戦を決行することに! ルーデウスの人生始まって以来の重大任務が始まる――。憧れの人生やり直し型転生ファンタジー、第 二弾! 大反響により早くも登場!

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異世界召喚特有の全能感は抑えめに,異世界で生きるキャラクターに商店があたった巻でした.

また魔術や剣術に対する設定も開陳されたので,一層物語に厚みが出たのではないでしょうか.

新キャラはたしかに可愛いんだけどまだまだ掘り下げはこれからという感じでもあります.

とんでもない展開で終わったのでハラハラしながら続きを楽しもうと思います.


感想 『無職転生 1』 テンポが素晴らしい


転生モノのお手本のような展開.

あらすじ・内容

人生やり直し。王道の大河転生ファンタジー始動す!

事故死した34歳無職の男。目覚めればそこは剣と魔法の異世界! 赤ん坊として生まれ変わった彼は、今度こそ後悔なき人生を送ろうと決意する。前世の知識を活かし、魔術の才能を開花させた彼の新たな人生とは!?

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テンポが素晴らしい.

幼少期のイベントをここまで細かくやると,成年期での活躍に期待が高まりますね.

修行描写がこの先もしばらく続きそうですがまたいろいろ波乱がありそうです.

珍しく現代の知識をあまり使わない作品なのでそこら辺が将来的にどう生きてくるのかにも期待したいですね.


感想 『異世界料理道 4』 大前提の“美味しそう”が詰まってる


まず今回も,グルメモノにおいて大前提の“美味しそう”が詰まっていて素晴らしい.

あらすじ・内容

ルティムの婚儀の宴も終了し、自身の森辺の民としての在り方 を見つめなおすアスタ。そんな彼の前に、またもや風体の怪しい男・カミュア=ヨシュが姿を現す。町では忌避されているギバ肉を食べてみたいというカミュア にギバ料理を振る舞ったアスタだが、料理を食べて感動したカミュアに町でギバ料理の屋台を出さないかという、驚くべき提案を受けるのだった。

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舞台はすっかり森辺から宿場町に移り,今度は屋台料理……というよりファーストフードが中心の展開へ.

しかしながら芯は変わらず肉料理,そしてそれをキーにして街と森との間の確執がしっかり浮き彫りになっています.

味覚と同じで人間性も主義主張も千差万別な人々の中で,料理の持つ素晴らしさ,その暴力的なまでの説得力が心地良いですね.

ビジネスがいよいよ本格化してきたので事態が急展開を迎えそうです.

かっこよく可愛いヒロイン達の動向も気になりますね.


感想 『俺が魔族軍で出世して、魔王の(娘の)心を射止める話 4』


綺麗に終わった前巻から一転,怒涛の新展開のあった巻になりました.

あらすじ・内容

「マヤを、陛下と呼ぶな!」「魔王の娘」から「魔王」へ!で も、マヤ様の乙女心は変わらない!?苦労多きナオヤは新たな戦いへ!シリーズ累計4万部突破の人気「成り上がりファンタジー」新章突入!【あらすじ】日本 から異世界に戻ったナオヤは戦士将に復帰する。マヤも正式に魔王陛下に就任し、新たな治世が築かれようとしていた。そんな平和が訪れたと思ったのも束の 間、ルクレシオン帝国軍が侵攻を開始。ナオヤは彼らを迎え撃つべく、新たな部隊を再編するが、そこは一癖も二癖もある奴らばかりで、すんなりとはいかな い。魔王として帝都に残るべきマヤまで遠征に同行すると言い出す始末。同時に、裏では新たな勢力が動き始めたばかりか、そのうちの一人はどうやらナオヤと 同じような立場のようで……。成り上がっても、まだまだ道半ば。苦労多きナオヤの未来は!?成り上がりファンタジー新章突入!書き下ろし「番外編」収録!

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異世界召喚モノでありながら,他にも複数の世界存在していることは示唆されていましたが,それをメインのお話に盛り込んできたといった感じでしょうか.

気になった点として,新キャラ達はいきいきとしているのですが,以前からいるキャラについてはその分少し薄くなってしまったなという印象です.

相変わらず等身大さを維持している主人公に好感が持てますが,その分周りとの関係性のギャップあるやり取りを楽しむのがこの作品のツボだと思いました.