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感想 『やがて恋するヴィヴィ・レイン 1』 戦争に咲く恋の香り


戦争に咲く恋の香り

大切な人との出逢いと別れ……そこから諦めずに少年が追い求めるものの先に何があるんでしょうか.

空から落ちてきた少女と少年が出会うところから繋がる運命の残酷さと人の縁と一生懸命にもがく意思がなんとも素晴らしい雰囲気を作っています.

世界観設定も見事.なんでこんな世の中なんだろう,誰が裏で糸引いてるんだろう,どうやって世界は回ってるんだろうと想像が止まりません……ジブリ的な楽しさがありますよね.

王女が本当にお気に入りで,こんないじらしくそれでいて凛とした姿勢を保つキャラもなかなかいませんよね.久々に萌えでした.

戦争は終わらず数々の展開を残しつつ,世界の謎とキャラクター達の心の持って行き方など気になる見どころが今後も多そうですが何と言っても最後の伏線ですよね.
すべてが楽しみです.


モーテ -死を謳う楽園の子- 感想


まさに前巻が暗い雁字搦めの絶望の話なら,この巻は希望と絶望の間に揺れる物語でしょうか.

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そもそも若い少年少女達が自制もきかずに自殺に至る病という壮絶な設定のせいで,全体的に一片たりとも気が抜けなかったです笑
しかし,ひとつの謎が解決に向かう過程はまさに希望のお話だったと思います.
絶望をまとった少女たちの住む箱庭にこれまたいろいろなものを背負った大学生のダンテがまさに引っ掻き回すかのようにまっすぐぶつかっていて心揺さぶられます.
そしてやはりなラストのひき……
暗躍する闇と,彼と彼女と彼らの決断が楽しみでもあり,怖くもある.
とても不思議な雰囲気の作品です.
個人的にはパヴェルくんがとても気に入ってるので,彼の見出した道の行く先も,良いものになったらなぁとしみじみ.
いずれにしろこの時代にこんな作品が出て,若い人たちが読むということが素晴らしいことだと私は考えています!


モーテ ―水葬の少女― 感想


なんだよこれ!

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恐ろしい表紙力にひれ伏しながらも一気に読んだ.
起承転結を崩したありえないレベルの読みにくいスタートから,どんどんいろいろなことが腑に落ちて最後まで疾走する系.
面倒くさい.
ストレスを受けたあとの発散に難があるのが,逆に持ち味になってる良い例だと思う.
あと悪女萌えな人は期待していい.