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感想 『やがて恋するヴィヴィ・レイン 1』 戦争に咲く恋の香り


戦争に咲く恋の香り

あらすじ・内容

飛空士シリーズの犬村小六、最新シリーズ!

「ヴィヴィ・レインを見つけて」

彼女の願いを叶えるため、スラム街の少年は旅に出る。限られた命を生きる人造の少女と、意志を持つ機械兵。滅びゆく王国の姫、性別不詳の天才操縦士、皇帝に捨てられた子ども……。
旅の途中、それぞれの傷を抱えた仲間たちと出会い、やがて少年は「災厄の魔王」と称され、楽園に支配された世界へ反逆の旗を翻す。
ヴィヴィ・レインを探す、ただそれだけだった小さな旅はいつしか時代のうねりとなり、世界を変革する戦いへ――。

傷だらけの少年少女が織りなす恋と会戦の物語、開幕。

大切な人との出逢いと別れ……そこから諦めずに少年が追い求めるものの先に何があるんでしょうか.

空から落ちてきた少女と少年が出会うところから繋がる運命の残酷さと人の縁と一生懸命にもがく意思がなんとも素晴らしい雰囲気を作っています.

世界観設定も見事.なんでこんな世の中なんだろう,誰が裏で糸引いてるんだろう,どうやって世界は回ってるんだろうと想像が止まりません……ジブリ的な楽しさがありますよね.

王女が本当にお気に入りで,こんないじらしくそれでいて凛とした姿勢を保つキャラもなかなかいませんよね.久々に萌えでした.

戦争は終わらず数々の展開を残しつつ,世界の謎とキャラクター達の心の持って行き方など気になる見どころが今後も多そうですが何と言っても最後の伏線ですよね.
すべてが楽しみです.


感想 『テンプレ展開のせいで、おれのラブコメが鬼畜難易度』


随所にテンプレ哲学を感じる

あらすじ・内容

この恋は、テンプレすぎて新次元。

結野奏汰は幼なじみに恋する普通の少年。ところが突然降臨した『テンプレの神様』の加護により、お約束ラブコメ展開で想い人と急接近……できなくて!? さらに自称許嫁が押しかける、望まぬラブコメの幕が開く!

作者の前作の心地よいテンションのキャラクターはそのままに,色々なテンプレシチュエーションをある意味批判的にネタにしてポンポン出していく展開は爽快です.

テンプレートはテンプレートだと思われるまでが“お約束”なのか,そうではなくその安定感こそが求められているものなのか……しかし誰しもがテンプレートをテンプレートだと思わない時代があったはずです.
(例えば初見で空から女の子が降ってくる展開はやっぱり新鮮に感じるはずですよね)

そんな時代から“色褪せない”のもテンプレートの魅力なはずで,それがなんとも哲学的に感じるんですよね.

ただ一つ言えるのは,どんなテンプレ展開だとしてもキャラクターたちは一人一人必死に動いているということで,それが物語にちゃんと華を添えていることです.

ヒロイン二人はどちらも違った魅力があって甲乙付けがたいのですがやはり幼馴染を応援してしまいます.

今後はまた違ったテンプレ展開が楽しめそうな作品なので期待しています.


Yの紋章師 感想


最優秀ということですらすら読みました.

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良い意味でも悪い意味でもぐんぐん展開するんだけど,一番のロジックである時間の設定がわくわく感を出し切れてない印象.あと,学園モノなのに学園要素が極端に少なくて戦記な感じなのかローファンタジーな感じなのか迷ってしまいました.