「メイド」タグアーカイブ

感想 『Re:ゼロから始める異世界生活 14』 過去との邂逅


過去との邂逅


それぞれの過去を具体的に描くことでそれぞれのキャラクターが抱えているものの大切さだったり,妄執だったりなところが浮き彫りになった巻でした.

お話的にも強大な力を持った新キャラがバンバン出てきてど派手で面白かったし,面と向かっても舌戦も見どころです.

この作品って助走がとてもうまくてクライマックス間近のお膳立てがこの巻でようやく揃うこともあり,盛り上がりがすごかったです.

過去と邂逅した今,次は現在と未来がどう描かれていくのか.楽しみですね.


感想 『Re:ゼロから始める異世界生活 12』 悪意の意義


悪意の意義

あらすじ・内容

大人気Web小説第12弾!

繰り返すたび、記憶と異なる展開を見せる『聖域』――四度目の機会を得たその場所で、スバルはついにあってはならない存在、『嫉妬の魔女』との邂逅を果たす。影に呑まれる集落、敵であるはずのガーフィールの助力、実験場と呼ばれた『聖域』の真実。――そして、白い終焉を迎える世界でスバルの覚悟を嘲笑う魔人。希望に裏切られ、真実に絶望し、それでも未来を諦められないスバルは魔女との再会を求めて墓所へ臨む。そこでスバルは、『ありうべからざる今』と対面し――。「――もう、立てなくなってしまいましたか? スバルくん」大人気Web小説、期待と裏切りの第十二幕。――置き去りにした世界の、声を聞け。

いくつもの死に戻りを経て最善を探していくのが本作の醍醐味なんですが,今回はその死に戻りループそのものがそのままテーマになったかのような流れでしたね.

実に様々な場所・時・人が複雑に絡み合った今回のシチュエーションの解決は非常に興味深いのですが,主人公の能力の根底と世界の有り様の広げ方の方向性のような提示もなされていたのでワクワクしますよね.

様々な思惑によって移り変わるシチュエーションもハラハラドキドキな展開ですし何よりも良い意味でキャラクターがしっかり暴れているので読んでいて楽しかったです.

そしていよいよ集合する悪意の塊のような魔女集団……バケモノ達に囲まれた主人公の命運が気になりますね.


感想 『<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラムー 1.可能性の始まり』 


可能性への道標

あらすじ・内容

各プレイヤーの行動や性格、プレイスタイルによって独自に能力が進化するシステム<エンブリオ>。人と間違うような、確かにその世界に息づくNPCたち<ティアン>。そんな夢のようなシステムを備えたダイブ型VRMMO<Infinite Dendrogram>は、瞬く間に一大ムーブメントとなって世界を席巻し、数多くのユーザーがこのゲームを楽しんでいた。大学受験を終えて東京で一人暮らしを始めた青年・椋鳥玲二もまた、受験勉強の終了を記念して、かねてより兄に誘われていた<Infinite Dendrogram>を起動する――。

レベル,スキル,アイテムボックスにアイテムドロップ……オーソドックスなスキル性システムに理解のし易いシンプルな説明ですっと世界に入りやすかったです.

自分の可能性を目に見える形で示してくれるVRMMOの世界で待ち受ける利己的な,どこまでも人間らしい陰謀や無邪気なイベントの数々.

裏側にある設定がしっかりしているので特に違和感も感じずに読むことができました.

キャラクターは1巻にしては多いと感じたものの,一人一人の個性が面白いので見ていて気持ち良いです.

まだまだ戦闘シーンも見足りないので次巻からはどんどん事態が深刻化していくことを求めます.


感想 『Re:ゼロから始める異世界生活 9』 絶望は続くよどこまでも


絶望は続くよどこまでも.

あらすじ・内容

衝撃と怒濤の文庫9、10巻2ヶ月連続刊行&2017年3月ゲーム化!

ペテルギウスとの死闘に敗れ、再び時を遡ったナツキ・スバル。他者の肉体を乗っ取る邪悪、ペテルギウスの目論みを打ち砕くために! 一方、ロズワール邸に残るエミリアも、屋敷周辺の異変に気付いていて――!?

激動に次ぐ激動.そして絶望に次ぐ絶望.

絶妙なテンポでガンガン進む事態に圧倒されながら確かに掴んだ“最善”が嬉しい作品ですね.

助走が長いので物語として高く飛べるんですが,また落ちる速度もすごい……という感覚でしょうか.

そしてキャラクターがいいですよね.慌てずブレずにただそこにある造形を感じる動きでとても魅力的でした.

一難去ってまた一難.これぞリゼロという展開なので早く続きが読みたいですね.


感想 『ノーゲーム・ノーライフ 9 ゲーマー兄妹は一ターン休むそうです』 


機械たちの重い愛

大人気異世界ファンタジー第九弾!

ついに神霊種を降した空と白たち。拡大を続けるエルキア連邦に全世界が警戒感を深め、国内外の緊張が高まる――が……それは置いといて城には『休業中』の札が吊るされていた。“最も新しき神話”は一ターン休み!?

メイドロボやメイドホモに迫られまくってさぁ大変という至って真面目な巻でした.

色々表現やイベントがコミカルでライトに描かれているものの,締めるシーンではさすがの勢いでとても深く唸れる作品ですね.

新キャラの機械たちも生き生きしていていい意味で壊れているのでそれが雰囲気づくりとして心地よかったです.

ロリアイドルのシーンも満足.もっとカラーで見たいです.

作者は他にも仕事を抱えまくっているみたいなので次がいつになるかわかりませんが,本編の続きが気になりますね.


感想 『折れた聖剣と帝冠の剣姫 2』 国起こしファンタジー討伐編


国起こしファンタジー討伐編

あらすじ・内容

互いに助けあって、新たな国を興すことを決意したルシードと ファルシェーラ、コンスタンスの三人。期限つきのドラゴンとの契約に焦り、資金繰りに苦慮しつつも、三人は次の段階へ踏みだす機会をうかがっていた。 そ んなおり、エルドーム王国からの使者がファルシェーラのもとを訪れる。 使者の名はエルドームの第五王女、リュシール。 エルドームの鉱山から、劫炎禍の 異名を持つ炎の魔物イフリートが現れ、魔物を倒すためにファルシェーラが持つ聖剣の力を借りたいのだという。 申し出を受け、エルドームへと向かうルシー ドたちだが、その行く手にはイフリートの眷族たちが立ちはだかる。 同じ王女の立場から友情をはぐくむコンスタンスとリュシールの未来は、そしてイフリー ト復活の裏に潜む陰謀とは――

image

前回が物語の下地を作ったとするならば,今回はその発展でしょうか.

重厚な語り口かつ本格的な描写なので久しくなかったあのハイファンタジー読んでる!って言う感覚になりました.

大物の魔物を討伐して名声を手に入れる……そのために一人の少女と出会ったのが象徴的でした.

結局人が出会うことによって物語というのは走り出すわけですから,出会いと別れの物語であるともいえますね.

最後のヒキもちょうど良い塩梅で,理不尽感は特にありませんでした.

戦闘描写もリアリティがあったので手に汗握りますね.


感想 『楽園への清く正しき道程(1番目はお嫁さんにしたい系薄幸)』


いじらしいハーレムコメディ

あらすじ・内容

野村美月のファンタジー・ハーレム(予定)コメディ、第2弾!!

「すごくいいことを考えちゃった!」王妃のひと言を発端に、 城内で”お嫁さんにしたい子番付レース”が大々的に開催される。優勝した娘は国王様の寵姫として迎えられるという噂が広がり、城中がヒートアップ! そん な中、ルドヴィークはいじめに遭っている内気な侍女と知り合い、王妃の協力も得つつ、地味な彼女を勇気づけるため魅力的に変身させることに。だが一方で、 レースに不正の疑惑が持ち上がり……!? ファンタジー・ハーレム(予定)コメディ第2弾!

image

女の子で一喜一憂している主人公とそれを支えつつもいじらしく自分の気持ちを抱えて気づかないヒロインがたまりませんね.

ボンドガールのように次々に新しい女の子が出てくるのが特徴な今作ですが,今回は大人しい小動物系のメイドさん.その道のお兄さんにはたまらない感じじゃないでしょうか.

ただどんなキャラクターにも一本芯みたいなのが通っていて,過去だったりが背中に乗っていて……そこがキュートでした.

何人かすでに顔見せは終わっているので,次はどんな女の子が素敵な表情を魅せてくれるのかが楽しみですね.


感想 『ワールド・ティーチャー 異世界式教育エージェント 1』


教官かつ異世界転生のいいとこ取り.

あらすじ・内容

異世界転生した最強のエージェントによる異世界で最も受けたい”授業”が始まる!!

シリウス――かつて世界最強のエージェントだったが、仲間のために命を落とし、異世界に転生をしてしまった少年。
彼は、前世で果たせなかった『後継者育成』を目標とし、引き継がれた知識と経験をもとに、出逢った人々の生き方に大きな影響を与えていく。
“師匠”として――そして、時に“憧れの男”として。
「失うものがないなら、俺についてこい。この世界での生き方を教えてやる」
最強のエージェントだった少年が、弟子と共に歩む異世界式育成ミッション、いまここに始動!!
第2回オーバーラップWEB小説大賞”金賞”受賞作。

image

未熟で荒削りだけど真っ直ぐな存在にいろいろと手ほどきする気持ちよさと,異世界転生特有の知識からのスムーズな解決がマッチして独特な雰囲気が出ています.

ただバランスが少し気になりました.

どちらかというとまだまだ異世界転生のよくある展開によっている気がしますのでどちらかの要素に振り切った展開に期待したいですね.

あといろいろとジーンと来るシーンが用意されているのも良いなと感じました.

獣耳分も足りないです.
もっと獣耳分を下さい!


感想 『無職転生 6』 上回る超理不尽


起承転結の転の巻という印象です.

あらすじ・内容

徐々に明らかになる家族の行方。やがて近づく仲間との別れ!?

ルーデウスの前に現れた人神によると、侍女リーリャと妹アイシャがシーローン王国に抑留されているらしい。真偽を確かめに王国を訪れたルーデウスが見たのは、リーリャの面影を持つ少女の泣き叫ぶ姿だった……!?

image

理不尽さとそれを上回る超理不尽で世界は形作られてる様をありありと突き付けてくれました.

また旅の終わりがしっとり描かれているのが良い.

諸々の謎と悲しみとを残して新しい冒険が始まりました.


感想 『俺が魔族軍で出世して、魔王の娘の心を射止める話 2』


世界の根底に触れられそうな事実がどんどん出てきて満足な巻でした.

あらすじ・内容

レベル最低少年のはずが200名超の魔族軍を率いる!? お まけに敵は人間達??? 1巻発売即重版の最強の成り上がりファンタジー! おなじみ書き下ろし番外編も収録!!【あらすじ】突如異世界に飛ばされた元中 学生・ナオヤは、魔王の娘・マヤの直属軍での任務をこなしていた。魔王やら勇者やらの出現で日々は混沌を極めるが、どうにかこうにか魔界で出世していく。 一番の問題は、うっかり惚れたマヤに翻弄されていることだが……。今回の任務は人間たちの住む、ルクレシオン帝国との国境にある砦を再び攻略すること。指 揮官となったナオヤは総計200名の魔族軍勢を率いるが、砦がすっかり完成しており、任務達成は困難な模様。おまけに遠征にはマヤも同行するために不安は 尽きない。一方で、魔王の心配通り、魔界には動乱が近づいていた――。

image

異世界召喚で他の異世界を積極的に仄めかす展開って意外に少ないので少し新鮮です.

ヒロインなどの女性キャラクターが魅力的なのはもちろんのこと,男性陣もクセのあるやつが多くて飽きないですね.

確かに無双とは違うギリギリ等身大な主人公が特徴的なので応援したくなりますね.