「ライトノベル」カテゴリーアーカイブ

感想 『ソードアート・オンライン 19 ムーン・クレイドル』 悲劇と希望は続いていく


悲劇と希望は続いていく

結末のさらにその後にはまだまだ問題があって……という感じの巻.

キャラクターのその後が描かれるのが純粋に嬉しかったですし,またミステリー風になっているのでトリックを想像して楽しめる点も良かったです.

主人公はとんでもない力を持っていますが一人の力ではなんともならないことを皆で考え,苦悩しながら進むさまが見ていてハラハラドキドキを生んでいて素晴らしいですね.

陰謀を暴き新たな謎が次々に現れ,そして次なる陰謀が見え隠れしています.

彼らがどのようにそれに挑み,失敗し,それでも何かをつかむのかを楽しもうと思います.


感想 『ソードアート・オンライン18 アリシゼーション・ラスティング』


集結し決着することの意味

長大な章の一つの終焉を見ました.

リアルと仮想世界,目まぐるしく変わる状況と戦いの最中にふと訪れる人間味の深さ.

すべてが合流して流れていく大きなうねりの展開できれいに着地してエンターテイメントを感じる幸せな時間を過ごせました.

キャラクターも新旧勢揃いでとても嬉しかったですし,敵側もとにかく濃くて飽きなかったです.

アリシゼーションの1巻目のシーンが最後にはありありと思い浮かべることができたのでジーンとなりました.

願わくば新たな希望と永久に続く冒険に乾杯を……キリトくんには安らかなお休みを……


感想 『アクセル・ワールド 21 -雪の妖精ー』 壮絶な戦い,白黒決着す


壮絶な戦い,白黒決着す

どんでんにつぐどんでん返しと伏線のオンパレード.

伏線も追加されては回収されて目まぐるしく変わる状況にハラハラしっぱなしです.

とんでもなく綿密に練られた罠を知恵と勇気で突破する快感とまだまだ底を見せない敵の計り知れなさが見事に調和する構成も素晴らしい.

どんな状況でも前に進んでいこうとするキャラクター達見てるとアツくなりますし少し等身大で人間臭いキャラからビクともしない超人じみたキャラまでいて実にいろいろな楽しみがあります.

そして最後のオチもなんともワクワクする終わり方.今から楽しみでしょうがありませんよ!


感想 『アクセル・ワールド 20』  時代のうねりが加速する


時代のうねりが加速する

大きな流れ同士が合流し,更に巨大な流れとなって怒涛の展開を見せた巻でした.

前巻が謎の開示と過去の集約だとしたら今巻は確かな一歩で謎に迫り,激動の流れで前に進んだ巻ですね.

無数のキャラクターたちがそれぞれのアイデンティティーをぶつけるところも魅力的なのですが,やはり成長した主人公とその仲間の頼もしさから見る“前に進んでいる“感じがいいんですよね.

いよいよ敵の本拠地にたどり着いたわけですがやはり一筋縄では行かなそうです.

提示された新たな謎とともに風雲急を告げそうな次巻に期待です.


感想 『アクセル・ワールド(19)』 絆が集まり,総和になる


絆が集まり,総和になる

次々と明かされる新事実と,そこから新たに生まれた無数の謎…….

加速世界の始まりと終わりの場所で主人公達がうけとめた様々なことが物語を一層際立った仕上がりにしていますね.

また後半の展開もアツい……続々と集まるかつての縁と絆を結んだ相手が仲間となって強大な敵に向かうシチュエーションはまさに求めていたものです!
しかし男女比が……笑

一人ひとりが傷を抱えつつもたしかに前に進んでいく.そんな力強いアクセル・ワールドらしい巻でした.

次回からいよいよ決戦なのでどんな展開を迎えるのか楽しみです.


感想 『アクセル・ワールド 18』 英傑集結の巻


英傑集結の巻

かつての仲間が今日の友……その逆もまたあり得ると言った様相の巻でした.

長期シリーズですが伏線がこれでもかというくらいにガシガシとばらまかれていていつ回収するのかとわくわくしつつも謎が深まるばかりです.

MMORPGものと同じく,現実世界と加速世界での感じ方の違い,匿名であることによって生まれる軋轢……などが物語の機微として見事に表現されていました.

不穏に沈黙する強大巨悪な敵と着々と前に進む主人公達のどちらがより深く,そして速いのか.

加速世界の趨勢からまだ目が離せなさそうです.


感想 『ソードアート・オンライン 17』 群雄割拠 乱闘乱舞


群雄割拠 乱闘乱舞

ライトノベル最高峰のこの作品.

ヒロインたちが続々と投下されてかなりの豪華な顔ぶれのサービス無双と思いきや,蓋を開けたらストレス展開の連発でなんともいえない展開に.

助走が長いほうが高く飛べますが続きはどんな感じになるのか,前巻と同じく混乱が続いているので全く予想がつきません.

賛否両論別れる中国と韓国の登場ですが個人的には非常にニュートラルな気持ちで読めました.逆にこの程度の煽りで心動かされるのもどうかなと.

ヒロインたちだけでなく今までの脇キャラクターたち誰もが信念のかたまりで,確かに息づいていて,そこであがき苦しみもがき掴み取ろうとするその空気感が相変わらずすごいですね.

きれいな着地を期待する次巻ではそれぞれ個々の物語もしっかりした決着を求ていきたいですね.


感想 『なれる!SE 15 疾風怒濤?社内競合』 人生の選択は苦い


人生の選択は苦い

主人公が自分の行き先を葛藤し苦悩する一連の流れを描く今巻.

重い選択ほど両皿に載っているものは双方同じく重いんですよね.

職業ものの物語は時々ドキッとするような展開になって主人公と一緒に苦悩する気分を味わうことができるのが渋いです.

今回主人公は専門職に突き進むのかそれとも管理職への道に行くのかの選択を迫られていますが出てくる一つ一つのイベントがその尊い悩みをとてつもなく盛り上げている構成でした.

仕事がそれなりにできるようになって,周りが見え始めてそのギャップに驚いたり燃え上がったり……若いっていいなぁとしみじみ楽しめるところもポイントです.

専門用語のオンパレードもここまで付き合った読者にとってはファンタジーの呪文の応酬みたいなものでしょう.むしろ心地よいです.

巨大案件がまだまだ前哨戦みたいですし,いよいよ選択のときが近づいてきました.

悩みの先には何が待っているのか,一緒になって見届けたいと思います.


感想 『やがて恋するヴィヴィ・レイン 2』 恋の盛り上がりと二人の距離


恋の盛り上がりと二人の距離

どれだけひどい戦争や残虐さを描写しようともしっかり恋の気配を感じる今巻でした.素晴らしい.

機械兵と歩兵を組み合わせた独特の戦闘技術が発展しているので激しくもユニークな描写が生々しくも楽しくなっています.

戦略も独特なものと定番なものが出てくるのでハラハラドキドキして読めます.

そしてキャラクターが本当にいい……王女のファニアが本当にヒロイン力が高くて今回びっくりしました.

幸せになってほしい.というか幸せになってほしいキャラしかいないです笑

暗躍する大人たち,見え隠れする天上人達の影.

運命の出会いや再会を経て更に時代の奔流に飲み込まれていく主人公達から目が離せません.


感想 『やがて恋するヴィヴィ・レイン 1』 戦争に咲く恋の香り


戦争に咲く恋の香り

大切な人との出逢いと別れ……そこから諦めずに少年が追い求めるものの先に何があるんでしょうか.

空から落ちてきた少女と少年が出会うところから繋がる運命の残酷さと人の縁と一生懸命にもがく意思がなんとも素晴らしい雰囲気を作っています.

世界観設定も見事.なんでこんな世の中なんだろう,誰が裏で糸引いてるんだろう,どうやって世界は回ってるんだろうと想像が止まりません……ジブリ的な楽しさがありますよね.

王女が本当にお気に入りで,こんないじらしくそれでいて凛とした姿勢を保つキャラもなかなかいませんよね.久々に萌えでした.

戦争は終わらず数々の展開を残しつつ,世界の謎とキャラクター達の心の持って行き方など気になる見どころが今後も多そうですが何と言っても最後の伏線ですよね.
すべてが楽しみです.