一難去って
前回の大イベントから一点,また新しい起承転結がスタートです.
それぞれの関係値も前回からを踏襲しつつ,新しい一歩を踏み出している様子も描かれていてホクホクです.
キャラクターの関係だけでなく料理道にも新しい展開が.
新しいキャラクターのおかげで従来のところにも新鮮さが生まれてますし,そのおかげで早く続きが読みたいという気持ちも生まれました.
章中に本編に関係のある短編を入れるのも面白い試みです.
今後の展開にも期待したいですね.
一難去って
前回の大イベントから一点,また新しい起承転結がスタートです.
それぞれの関係値も前回からを踏襲しつつ,新しい一歩を踏み出している様子も描かれていてホクホクです.
キャラクターの関係だけでなく料理道にも新しい展開が.
新しいキャラクターのおかげで従来のところにも新鮮さが生まれてますし,そのおかげで早く続きが読みたいという気持ちも生まれました.
章中に本編に関係のある短編を入れるのも面白い試みです.
今後の展開にも期待したいですね.
激突完結
今巻はひっぱってひっぱっての大活躍キャラクターが多かったですね.
それぞれ芯が強いキャラだらけなので時には激突して,裏切って,抱擁して……一喜一憂がとても鮮やかに描かれていてキャラクターの活躍が活き活きしていてとても素晴らしいです.
それぞれのキャラのストーリーがそれぞれのケジメを迎えている上で次回への伏線が貼られているのでワクワクもする感じになってます.
ただ能力がインフレしすぎていてこれから成長楽しむ路線の読み方がどうなるかは少し不安でした.
生存競争エンタメ
限られたルールで少年少女がバトルロワイヤル,知略と策謀が入り乱れる中,主人公の規格外な頭脳が光ります.
殺し合いなのに独特なルール設定によって全く雰囲気が不思議でそこが最高にエンターテイメントを補強しています.
主人公は極度の臆病者で生きるためにはどんな石橋でもブルドーザーしていくタイプ.等身大なようで,ぶっ飛んでるバランスがいいですよね.
時間のループやポイントで獲得する能力,想像力を試されるアイテムの活用とオリジナル能力達……この先も何が起きるかわからないドキドキと幼馴染たちのやり取りが本当にワクワクします.
この何処か懐かしく緩やかで暖かな殺し合いの果てに少年少女が何を見出して行くのかにも注目ですね.
駆り立てられた少年少女
戦うことしか知らなかった少年少女たちがいくつもの峠を超えてようやく安寧と呼ばれるところにたどり着きましたが,そこで居場所が暖かいほどに戦場が彼らを駆り立てる……悲しさと明るさが見事にバランスした巻でした.
舞台が変わっても変わらないものと変わらなきゃいけない場所が明示されているので読んでいて常に背景として感じる重さが作品の雰囲気にとてもマッチしています.
キャラクターも達観しているようで,少しだけ未熟で,それが未来の何かを暗示しているようで切ないですね.
まだ前半戦でもう片方の舞台もチラ見せされていたのでとても気になりました.
新たな舞台と絆
過去のキャラクター大集合にして大波乱.明かされる過去の因縁と悪意の一端.
舞台がガラッと変って心機一転する部分と久々に登場する面々がコントラストとしてすごく新鮮でした.
全力で駆け抜けた主人公が今までつないできた確かな絆も感じられましたし,それぞれの確執も浮き彫りになったことで新しい舞台でどうやって厄介なことを解決していこうかという今作のメインストリームにいち早くノっていけました.
女性陣の可愛さとカリスマ,男性陣の苦悩もいいですね.
それぞれの思惑と彼岸がまたもぶつかり合うこと間違いないのでそこを楽しみにしてます.
あと作中で前巻から一年立ってるのでこの間の期間でいろいろ短編が出そうですね.
国と国で展開される兄弟譚
剣と魔法の国とそれぞれの文明が織りなす正統派ハイファンタジー風味の作品でした.
それぞれの視点と世界そのものに相対したときの考え方みたいなところが本当に作り込んでいて飽きないですし,どんどんこの世界のことをもっと知りたくなりました.
キャラクターも独自の世界観をもったものばかりでいい意味で人間味のないキャラクターもかなり映えてます.
激動の時代の幕開け……といった感じなのでどのようにそれぞれの物語が交わっていくのかが今後のストーリーのポイントになりそうです.
敵の敵は味方
因縁も冷めやらぬ間に味方となって反転,同じ敵を見据えて進むという驚くべき展開を見せました.
政局が絡んだ戦争は背景の説得力がますのでいろいろ浮き彫りにしやすくていいですね.
世界一の軍事大国が相手なので新しい役者が出るわ出るわで目まぐるしかったです.
女性陣もカラッとしているタイプやそうじゃないのやらいろいろいて可愛いです.どの娘も気持ちの良い,気風が良いので楽しいですね.
まだまだ序盤戦,これから勢いが増していきそうなので新キャラの姫傭兵との絡みも楽しみです.
師弟の絆 家族の絆
血がつながっていなくても,何かで繋がって絆になり,家族になれる.そんな実感を得られた巻でした.
強さと本来持つべき弱さだったり,若さと老い,勝利と敗北など,正反対のモチーフがたくさん出てきてそれぞれがそれぞれを補完してくれているような相互作用がある物語でしたね.
戦略やルール,慣習なども含めて将棋というものを通して家族の絆や人々の人生に対する向き合い方をこんなにも熱く描いているのが素晴らしいですよね.
ドラマチックな展開の興奮も冷めぬ内に,次のドラマの予兆も描かれていてまだまだ目が話せなさそうです.
抜かりのない戦い
過去の因縁や戦いの趨勢が一つの地点で結束しましたね.
ただ準備を万端にしているのは味方だけではなく,対立する相手も同様だ……というところが面白いです.
戦う前の想い,策略,仲間……全てをぶつけ合うからこそドラマがあります.
ここに来てキャラクターたちはそれぞれが自分の立ち位置をかなりはっきりさせた印象.
特に王たちの共闘や敵の手痛い反撃など見どころがすごかったです.
今巻もまだまだ長い助走の一部なので早く続きが読みたいです.
宿命との邂逅 妄執の終わり
料理で織りなす異世界生活もここに来て大きな区切りを迎えました.
様々な思惑とそれぞれの立場が堂々と際立ち,またようやく読めた“料理対決“のアツさ.
料理とは相手への思いやりもあるんだと考えてしまう展開に思わず頷きました.
久々登場のキャラクターもいて華やかだし大団円だしでかなり満足度の高いお腹いっぱいの1巻でした.
次は一区切り後ということでまた新しい話が始まるので,今から楽しみですね.