MONUMENT

感想 『MONUMENT』 ハードボイルドなネオファンタジー


ハードボイルドなネオファンタジー

あらすじ・内容

僕は、僕自身の怪物だ。他ならぬ僕が、そう望んだからこそ。  人類が火を熾(おこ)すよりも先に、発火の魔術に目覚めた世界。 旧ソ連出身の孤独な少年工作員ボリス・カルノフは、とある少女の護衛依頼を受ける。少 女の名前は千種(ちぐさ)トウコ。一億人に一人といわれている『賢者』の魔力資質を持った魔術師らしい。ボリスの任務は彼女が『ピラミス魔法学院』を卒業 するまで、あらゆる危険から護(まも)り抜く事だという。 どうにも不透明な依頼を怪しむボリスだが、訪れたピラミス島の地下に眠る超古代魔法文明の遺跡 『モニュメント』をめぐる戦いに巻き込まれて、自分自身と世界に秘められた真実に邂逅(かいこう)する!! 絶望からはじまり、未来に挑むネオ・ファンタ ジー、開幕!!

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新ジャンルと感じるほど節々キマってる濃厚な作品.

最高にひねくれているけどどこか憎めない極まっている主人公に真面目でシリアスだったりほんわかどったりする脇キャラ達が見事に調和して独特な空気を演出しています.

ファンタジーなようでSF.
そうそう大ジャンルを掴ませない怪しい魅力もありますね.

適度にヒントが散りばめられた作品の大きな謎も良かったですし,余韻も結構好みです.

なかなか続きが書きにくい終わり方ですが,愛すべきキャラクターたちにまたどこかで会いたいですね.


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