精霊幻想記 6.逢魔の前奏曲

感想 『精霊幻想記 6.逢魔の前奏曲』  逃避行の先に英雄道


逃避行の先に英雄道

あらすじ・内容

大貴族との望まぬ政略結婚から無事にセリアを救出したリオは、物資の補給と当初の目的であった【勇者召喚】についての情報を集めるべく、大都市アマンドを訪れる。その最中「父親に自分の無事を伝えたい」というセリアの願いを叶えるため、リオはクレール伯爵邸への潜入を試みることに! 一方、セリアの結婚式に出席していた貴族令嬢リーゼロッテは、拠点であるアマンドへ戻る途中、ベルトラム王国の勇者・坂田や王女フローラらと予期せぬトラブルに巻き込まれてしまい!?

見事な花嫁強奪からあけて今度は本筋の冒険へ.

情報収集とともに世界の広がりを見せるやいなやかつてのキャラクターたちや新キャラクターのオンパレードと豪華な巻になりました.

各キャラクターにしっかり見せ場を作ることもさることながら,見せ場のときの他のキャラクターの動きがしっくりくるのでそれがまた魅力を引き出しています.

展開がどれもテンションが上がるものが多く,またお約束の中にもこの作品らしい仕掛けやユーモアがあるので飽きさせませんね.

陰謀や様々なキャラクターの思惑がうごめく中,ものすごく楽しみな要素もたくさんあったので,早く読みたくて待ち遠しいです.


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