されど僕らの幕は上がる2

感想 『されど僕らの幕は上がる。 Scene.2』


キラキラが見つかる青春活劇

あらすじ・内容

『台本』の謎が明かされるとき、すれ違った彼らの行く末は――?

リアリティ番組に隠された過去の事件を探るうちに、涼太は自らの不自然な記憶に気づく。事件の鍵が見え始めた矢先、ひなたが突然「卒業する」と言いだして――!? 「本当の自分」を探す少年少女のビターな青春譚。

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活劇型青春ドキュメンタリー,ここで閉幕.

読めば読むほど明かされる謎とそれに伴って揺れ動く少年少女達の生き生きとした様が印象的でした.

時には鬱々としながら,時には無理をしながら,それでも前を向いて明日をつかもうとする彼らにグイグイ引き寄せられました.

どこかひねくれながらも,なぜか身近にいそうなキャラクターの作る空気が独特で良い物を読みました.

物語の謎は読んでいくうちに予想出来るのですが,それでもなお色褪せない青春の輝きが確かに描かれていました.

今日もどこかで彼らは悩みながらもがいて明日を生きている,そんな後味の残る作品です.


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